第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-9】TAMA NEW WAVE ある視点 -独自の世界観で描く-

11/24[木] ベルブホール

チケット料金

一般
当日のみ:500円(但し、学生は無料)

四人姉妹

  • 2015年/HD/1時間37分
  • 監督・脚本=高崎哲治
  • 製作=高森愛希子
  • 撮影=内藤正美
  • 録音=岡正剛
  • 音楽=MINAKO
  • 出演=多田香織、田崎小春、酒瀬川真世、工藤采佳
予告編

作品紹介

地方制作の低予算AVの控室。そこで展開される女優4人のギスギスを、ときに可笑しく、ときに切なく描いた青春映画。気まずくて不謹慎な「福岡女子たちの冷たい戦争」が始まるなか、果たして4人は無事に撮影を開始できるのであろうか……。

監督からのメッセージ

『四人姉妹』は、どの業種の世界でも起こりうる普遍的な人間関係を描いています。加えて4人の過去も並行して描き、複雑怪奇な「女子のパーソナリティ」も浮き彫りにしています。東京男子の福岡女子幻想を打ち砕くかもしれないですが、どうかご容赦ください。

高崎 哲治(たかさき てつじ)監督

1973年生まれ、大分県出身。『バーバーライノ』が、ひろしま映像展でグランプリ・脚本賞をダブル受賞。『女王の帰還』が日本芸術センター 映像グランプリで最終ノミネート作に選出。効率的に現場を進行させ、ほぼ1テイクOKの早撮り監督なので、キャストスタッフに愛されている。

桜桃らんでぶー

  • 2016年/HD/41分
  • 監督・脚本=高橋良多
  • 撮影=菊池祥太
  • 音楽=ふくしまみさき
  • 出演=李多韻、金井浩人、岡田和也、佐伯美波、折田侑駿、亀山美加子
予告編

作品紹介

小説「桜桃」をきっかけに出会った大学生の美緒と田中。一目で美緒に惹かれた田中だが、美緒はロックサークルの憧れの先輩・雄也に恋をしていた。それぞれの大学生活を過ごす二人だったが、美緒がとあることをきっかけに大学を辞めて実家へ帰ってしまう。心配した田中は美緒のもとへと向かう。

監督からのメッセージ

後悔の気持ちを抱えながらも、なにかを決断し選択していくことが、幸せを掴むことなんだ、ということを描きたい。走ったり、転んだり、倒れたり、サイレント映画のようなアクションも見所です。

高橋 良多(たかはし りょうた)監督

1988年生まれ、埼玉県出身。怪奇特撮映画『STELLA』が2014年うえだ城下町映画祭自主制作映画コンテスト審査員賞受賞。恋愛と格差の映画『さよならパークハイツ』が15年武蔵野映画祭グランプリ受賞。16年監督作『やまとのもり』がSSFF&AsiaミュージックShort部門にノミネート。

晴樹のサンダルが脱げそう

  • 2016年/HD/31分
  • 監督・脚本=加藤啓
  • 撮影=高良真秀
  • 音楽=森優太
  • 出演=中川晴樹、長井短、市川しんぺー、中村まこと、伊藤修子、玉置孝匡
予告編

作品紹介

男がサンダルを履いて歩いている。彼は手帳で確認しながら、用事をひとつひとつ終わらせていく。しかし予定が狂ってしまう。手帳には「恋に落ちる」とは書いてなかったのだ。加藤啓の唯一無二の世界観が広がる、ファンタジック・シュール・コメディ。

監督からのメッセージ

自分が書いた断片的な短編小説「晴樹のサンダルが脱げそう」を原作に映画を撮りました。小説の人物がこの世に飛び出したら、ある瞬間を演じて、終わったら移動して、そこでまた演じ始めるのではないか、そう考えました。でも、私の人生もまた「用事を済ませ、移動して、次の予定をこなす」の日々なのです。

加藤 啓(かとう けい)監督

1974年生まれ、愛知県出身。早稲田大学第二文学部卒業。94年劇団拙者ムニエルに旗揚げより参加。以降看板俳優として全作品に出演。その確かな演技力と独特の存在感で、小劇場から商業演劇まで外部出演も多岐に渡る。また辻修とのコントユニット「モッカモッカ」では、その映像の独創性も評価されている。

たまゆらのマリ子

  • 2016年/HD/1時間5分
  • 監督・脚本=瀬川浩志
  • 撮影=星野洋行
  • 音楽=中川だいじろー
  • 出演=牛尾千聖、山科圭太、三浦英、後藤ひかり、加藤智子、福原舞弓、根岸絵美、西尾佳織、高橋瞳天、柳谷一成

作品紹介

結婚6年目の主婦、マリ子は日々不満を募らせていた。夫、智晴とは諍いが絶えず家庭内別居状態。職場のバッティングセンターでは店長、鱈目の横暴や後輩みはるの奔放な言動に振り回される毎日。追い詰められたマリ子は、ある妄執に支配されるようになり次第に現実でも常軌を逸した行動を取り始めるようになる……。

監督からのメッセージ

僕の作る作品は悲喜劇だと思います。シリアスなシーンのはずなのにどこか滑稽で可笑しかったり、その逆に滑稽なシーンのはずなのにどこか物悲しかったり。そういった部分にこそ、人間のもっとも面白くて愛おしいものが潜んでいると考えています。

瀬川 浩志(せがわ こうじ)監督

1979年生まれ、京都府出身。2007年映画美学校フィクション高等科を修了。在学中に制作した4作目『蛾意虫』が第12回水戸短編映像祭など国内の映画祭で入選。10年『焦げ女、嗤う』が第11回TAMA NEW WAVE入選、11年に渋谷UPLINKXでレイトショー公開される。

食卓

  • 2016年/BD/47分
  • 監督・脚本・撮影=小松孝
  • 出演=村田元男、信耕ヒロ子、渡部直也
予告編

作品紹介

年金生活でアル中の政夫(65歳)はニートで詩人の息子、広志(33歳)と二人で一軒家暮らし。そこに、政夫の新たな妻として、寿美子(60歳)がやってくる。食卓を囲んだ家族の再建となるかと思いきや、3人の食卓は別々になっていく。

監督からのメッセージ

出演者の濃いキャラクターが魅力かと思います。また、セリフは少ないですが、“そこはかとない”雰囲気を味わって頂ければ幸いです。人生回り道もいいですが度を過ぎるといけないので、今作を契機に、映画だけを頑張っていく所存です。今後の活動にご期待ください。

小松 孝(こまつ たかし)監督

1981年生まれ、埼玉県出身。早稲田大学、稲門シナリオ研究会出身。学生時代は多作だったが、卒業後、映画会社設立を目指してデイトレーダーに転身してからが運の尽き。色々あって、今作『食卓』(PFFアワード2016グランプリ、バンクーバー国際映画祭正式出品)で、約10年ぶりに自主映画制作に復帰。

プログラム一覧

11/19[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
オープニング
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
松岡茉優氏、佐藤貴博プロデューサー
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
向井秀徳氏、真利子哲也監督、森直人氏(映画ライター)
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
中川龍太郎監督の舞台挨拶有り
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/19[土] ベルブホール
11/20[日] ベルブホール
エルザ・シャルビ氏(ブリィヴ映画祭ディレクター)、ユベール・ヴィエル監督、岡本英之氏(プロデューサー)
11/20[日] ベルブホール
マチュー・オルレアン氏(シネマテーク・フランセーズ)
11/22[火] ベルブホール
11/22[火] ベルブホール
11/23[祝・水] ベルブホール
矢崎仁司監督
11/23[祝・水] ベルブホール
杉本拓氏(ギタリスト・作曲家)、鈴木卓爾監督、黒川幸則監督他
11/24[木] ベルブホール
11/24[木] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/26[土] ベルブホール
大橋裕之氏(漫画家)、神田松之丞氏(講談師)
11/26[土] ベルブホール
安川有果監督、渡辺真起子氏(女優)、月永理絵氏(「映画横丁」編集人)
11/27[日] ベルブホール
菊地成孔氏(音楽家)、韓東賢(ハン・トンヒョン)氏(社会学者)
11/27[日] ベルブホール
前田司郎監督、岡田徹氏(ムーンライダーズ)、松永良平氏(ライター)
11/26[土] ヴィータホール
中野量太監督、星野秀樹プロデューサー
授賞式
11/27[日] ヴィータホール
福島香織氏(フリージャーナリスト)
11/27[日] ヴィータホール
11/27[日] ヴィータホール
武田砂鉄氏(ライター)