第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-11】TAMA NEW WAVE ある視点 --「映画」に挑む新世代作家--

11/24[金] ベルブホール

チケット料金

一般
当日のみ:500円(但し、学生は無料)

11/25(土)に開催される第18回TAMA NEW WAVEコンペティションにおいて、当日ノミネート全7作品を観賞し、グランプリ作品に投票する一般審査員を募集いたします。一般審査員の詳細・応募方法についてはこちらのページ にてご確認ください。

アップダウンドリーマー

  • 2017年/HD/59分
  • 監督・脚本=松尾渉平
  • 撮影=上久保南海
  • 音楽=高尾悠希
  • 出演=渡邉真帆、谷口恵太、高尾悠希、西村光弘、秋葉美希、水上竜士
予告編

作品紹介

女子大生のナカノは小論文の課題のために30年前日本を震撼させた殺人鬼“ハタケヤマ”について調べていくうちに生き方や言葉に憧れ自分も“ハタケヤマ”のようになろうとする。 でもそんな簡単じゃなかった、埋まらないギャップ、あの人はこんな考えはしない、もっとぶっ飛んでる!もがく21歳、夏!アップダウンドリーマー!

監督からのメッセージ

撮影してる学生の頃はカテゴライズされてたまるかって気持ちでしたが、上京して不安になったりすると何かの枠にはめてくれって思ったり、かといって、ああだこうだ言われると「なんなんだおい!」って思ったり、そんな自分を未だに思春期だなと思います。観ていただくお客さんの思春期に触れられたらと思います。

松尾 渉平(まつお しょうへい)監督

1995年生まれ、京都府出身。京都造形芸術大学映画学科俳優コース卒業。自主制作映画などに出演。2016年青山真治演出「リーディング公演榎本武揚」に出演。現在芸能事務所エビス大黒舎にてレッスンを受けてみたり、新作の自主制作の編集をおこなっている。

  • 2017年/HD/41分
  • 監督・脚本=小久保悠人
  • 撮影=杉田協士
  • 録音=藤原里歩
  • 写真=鈴木理絵
  • 音楽=対極美学(きざし)
  • 出演=亀井槙子、小久保悠人、山下晃平、竹内俊彦、森了蔵、きざし
予告編

作品紹介

恋人同士の、わかことゆきひこ。二人はとりとめもない時間を過ごす。警備員・翔也と、小さな公園で。サラリーマン・健二と、大きめな公園で。蕎麦屋の大将・護、その妻・もえと、お蕎麦屋さんで。そして、いまこの時間もどこかで……。

監督からのメッセージ

このような上映の機会をいただき、たくさんの人に観てもらえること、とても嬉しいです。僕自身、『犬』を観直すたびに毎回違う印象を受けるので、上映の日にはどんなふうに見えるのか楽しみで仕方ありません。

小久保 悠人(こくぼ ゆうと)監督

1993年生まれ、静岡県出身。2017年、立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。在学時は演劇を専攻し、多くの作品で作・演出を務めた。学外では小劇場で俳優としても活動した。

ケイタネバーダイ

  • 2017年/HD/80分
  • 監督・脚本=中村友則
  • 撮影=新里勝也
  • 音楽=今村左悶
  • 出演=中村友則、大迫茂生、篠田竜、あらい汎、西山真来、大瀬誠
予告編

作品紹介

自宅で風俗を営む姉・島袋アキ、そこに居候している弟・島袋ケイタ。木村組の組長の一人娘・サチの悪巧みによりダムに捨てられたケイタは天国に流れ着く。生き別れた父・満男に出会い、蘇りを図る。生き返ったケイタは姉・アキの身体になっていた。

監督からのメッセージ

活きのいいキャスト、スタッフ、そして撮影地によって生まれた映画です。ニルヴァーナスタイルの本作をお楽しみください。

中村 友則(なかむら とものり)監督

1986年生まれ、和歌山県出身。龍谷大学にて映画批評と哲学を学ぶ。今作が初の長編作品となる。

見えない、光

  • 2017年/HD/30分
  • 監督・脚本=高橋良多
  • 撮影=長谷川俊介
  • 出演=サトウヒロキ、小畑みなみ、森川陽月、松本高士、吉武紀一
予告編

作品紹介

清掃会社に勤務している弘樹は、職場でショパンの曲に似た鼻歌を歌っているミキと出会う。ショパンが好きな弘樹はミキと意気投合する。ミキは趣味でピアノを習っていて、そんなミキのピアノに弘樹は癒される。やがて2人は同棲し、関係がこじれ、それでも見えない光を追い求めようとする物語。

監督からのメッセージ

恋愛は「キラキラした高校生」や「ハワイのシェアハウス」だけに起こるものではありません。光の差さない社会の片隅で、ゴミ捨て場で、誰にも気づかれず生まれる恋愛もあるのです。先の見えない社会で、光の方向が分からないなか、ただ今を生きる人たちを描きたくて、そんな不器用な彼らの恋愛に光を当てたくて作りました。

高橋 良多(たかはし りょうた)監督

1988年生まれ、埼玉県出身。『桜桃らんでぶー』(2016年)が第16回TAMA NEW WAVEある視点部門に入選。『ロープウェイ』(16年)が11th福井映画祭にてグランプリ受賞。『前世、河童』(17年)がフランス グルノーブル屋外短編映画祭にて招待上映。

情操家族

  • 2017年/4K/83分
  • 監督=竹林宏之
  • 脚本=今橋貴
  • 撮影=城田柾
  • 音楽=久徳亮
  • 出演=山田キヌヲ、韓英恵、遠藤史人、松田北斗、川瀬陽太、柳谷一成、諏訪敦彦
予告編

作品紹介

今日子先生は小学校教師。高校生の息子を持つシングルマザーである。冬休み。今日子先生は、教え子である鉄平の補講授業を受け持つことになる。補講を重ねるにつれ、鉄平の家族が抱える様々な問題も現れてくるのだった。一方、合宿に行っていたはずの息子・三四郎が、ある秘密を持っていたことが発覚し、その時、今日子先生は……。

監督からのメッセージ

私は、共感や感情移入を超えて、強烈な個性を獲得する人物を描こうと考えました。観客にとって、その人物の内面へ入り込むことは難しいが、見逃せない魅力を持った人物です。主人公がどのように、自らが抱え込んだ問題を乗り越えるのか、注目して頂きたいです。

竹林 宏之(たけばやし ひろゆき)監督

1988年生まれ、福岡県出身。2015年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域へ入学。黒沢清、諏訪敦彦に師事する。『情操家族』が第39回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2017に入選。主な監督作に『帰れないふたり』(15年)『ジョンとヨーコ』(16年)がある。

プログラム一覧

11/18[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/18[土] パルテノン多摩小ホール
ハービー・山口氏(写真家、エッセイスト)
11/18[土] パルテノン多摩小ホール
ファミリー・デー・スペシャル・イベント
11/19[日] パルテノン多摩小ホール
11/19[日] パルテノン多摩小ホール
11/25[土] パルテノン多摩小ホール
11/25[土] パルテノン多摩小ホール
松居大悟監督、志磨遼平氏(ミュージシャン) 司会:門間雄介氏(編集者、ライター)
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
高杉真宙氏、小林啓一監督 司会:くれい響氏(映画評論家)
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
11/18[土] ベルブホール
相澤虎之助氏(空族)、廣瀬純氏(映画批評家)
11/19[日] ベルブホール
小柳帝氏(ライター、編集者、翻訳者、フランス語講師)
11/19[日] ベルブホール
ジャッキー・エヴラール氏(「コテクール」ディレクター)、パスカル・セルヴォ監督
11/21[火] ベルブホール
11/21[火] ベルブホール
11/22[水] ベルブホール
11/22[水] ベルブホール
11/23[祝・木] ベルブホール
団地団:大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
11/23[祝・木] ベルブホール
西山真来氏、鎌田英幸氏、佐伯美波氏、川瀬陽太氏(予定)
やまだないと氏(漫画家)、虹釜太郎氏(音楽、音響)、尾上史高氏(脚本家)、井戸剛プロデューサー
11/24[金] ベルブホール
11/24[金] ベルブホール
11/25[土] ベルブホール
ホンマタカシ氏(写真家、映画監督)、タカザワケンジ氏(写真評論家、ライター)
11/25[土] ベルブホール
11/26[日] ベルブホール
酒井充子監督
11/26[日] ベルブホール
鍵和田啓介氏(ライター)、青柳文子氏(モデル・女優)
11/25[土] ヴィータホール
石塚慶生プロデューサー、入江悠監督
授賞式
11/26[日] ヴィータホール
島尾伸三氏(写真家、作家)、しまおまほ氏(エッセイスト)、越川道夫監督
11/26[日] ヴィータホール
菊地健雄監督、萩原みのり氏、久保田紗友氏、瀬田なつき監督
瀬田なつき監督、橋本愛氏、菊地健雄監督