第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-5】TAMA NEW WAVE ある視点 --それぞれのドラマ--

11/21[火] ベルブホール

チケット料金

一般
当日のみ:500円(但し、学生は無料)

11/25(土)に開催される第18回TAMA NEW WAVEコンペティションにおいて、当日ノミネート全7作品を観賞し、グランプリ作品に投票する一般審査員を募集いたします。一般審査員の詳細・応募方法についてはこちらのページ にてご確認ください。

かえりみち

  • 2017年/HD/47分
  • 監督・撮影=大浦美蘭
  • 撮影=大浦久美子、大浦仁、大浦葉奈
  • 音楽=合田口洸
  • 出演=大浦美蘭、大浦久美子、大浦仁、大浦葉奈、ぐり、沼能奈津子

作品紹介

原発事故により帰る家を失った美蘭は、被災者であることに違和感を抱き、家族にカメラを向け始める。繰り返す一時帰宅と、変わりゆく環境に、家族は揺らぐ。私たちがかえるところはどこだろう? それぞれのかえるべき場所を家族は模索し続ける。

監督からのメッセージ

生まれた瞬間に人はどこかにかえろうとしているんだな、と映画を撮って初めて気がつきました。生きるって変ですやっぱり。みなさんの日常と繋がる瞬間が、この映画のなかにあればいいなと思います。

大浦 美蘭(おおうら みらん)監督

1994年生まれ、福島県出身。武蔵大学社会学部メディア社会学科卒業。高校入学と同時にドキュメンタリーを撮り始める。今作はPFFアワード2017に入選、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017に選出。

老人ファーム

  • 2017年/HD/82分
  • 監督=三野龍一
  • 脚本=三野和比古
  • 撮影=金山翔太郎
  • 音楽=ペイズリィ8
  • 出演=半田周平、麻生瑛子、村上隆文、合田基樹、山田明奈、堤満美、亀岡園子、白幡真逸、エルダーキャッツ
予告編

作品紹介

母親の病気をきっかけに、実家に帰ってきた主人公・和彦。職も変え、老人ホームで介護士として働き始める。毎日老人の介護をして、家では母親の愚痴を聞く。何もかも真面目にやっているはずなのに、なぜか自分のなかに違和感がある。心優しい彼が自分を自由にするまでの話。

監督からのメッセージ

映画を撮りたいという気持ち以外、無駄なものはすべて捨てて挑みました。

テーマは自由と放棄。主人公の選択に、何か一つでも感じていただけたら幸いです。

三野 龍一(みの りゅういち)監督

1988年生まれ、香川県出身。京都造形芸術大学映画学科を卒業後、助監督として映画、テレビドラマの現場に参加。今作が長編映画初監督作品。

ビヨンド・ザ・ファット

  • 2017年/HD/52分
  • 監督・撮影=今成夢人
  • 出演=エネン、フルチン、マリアユリコ、デブライブ、加藤カジカ、住倉カオス、他

作品紹介

本作の監督である今成は太った豊満女性を好むいわゆる“デブ専”である。近年、東京のアンダーグラウンドシーンにおいて豊満女性たちが活躍するイベントやライブなどがあると聞きつけ、マイカメラを持ちそこに潜入取材を試みることに。そこには魅惑の豊満女性たちがスポットライトを浴びる非日常空間があった……。

監督からのメッセージ

ずっと豊満女性が好みで今日まで生きてきたけど、いざ電車に乗ればダイエットの広告だらけで、コンビニでは高タンパク低脂肪のサラダチキンが大ブームだ。そんな流れとは逆に、太っていることを肯定する世界があると聞き、僕はカメラを持ちその世界に入った。7年振りの自主映画、心底撮りたいと思えた人たちに出会えました。

今成 夢人(いまなり ゆめひと)監督

1985年生まれ、東京都出身。2010年『ガクセイプロレスラー』がバンクーバー国際映画祭などに招待される。現在はDDTプロレスリング映像班に在籍し、プロレスを題材としたVTR制作などを行っている。ガンバレ☆プロレスには選手としてリングに上がっている。

戻る場所はもうない

  • 2017年/HD/40分
  • 監督・脚本=笹井歳春
  • 撮影=久保田誠
  • 出演=ルー大柴、高尾美有紀、岬万泰、新井秀幸
予告編

作品紹介

果樹園を営む安久(63歳)は若年性アルツハイマーを患う妹の裕子(60歳)と二人で暮らしている。ある日、実習生として働いていた劉(18歳)が失踪してしまい、それを追うように安久も消えてしまう。裕子は一人、取り残されてしまうのだが……。

監督からのメッセージ

誰もが避けられない、突然の事故、病気、死など。

解決することができない大きな問題について兄と妹はどんな希望を見つけるのか?

そんなことを考えながら作りました。

笹井 歳春(ささい としはる)監督

1980年生まれ、千葉県流山市出身。2012年映像制作団体「ホワイトハウス」を旗揚げする。自主制作で映画を作り、国内外の映画祭でいろいろと入選、受賞している。趣味は釣り。

おっさんのケーフェイ

  • 2017年/HD/71分
  • 監督=谷口恒平
  • 脚本=橋本夏
  • 撮影=金碩柱
  • 音楽=堀本陸、馬瀬みさき
  • 主題歌=チッツ「メタルディスコ」
  • 特別協力=道頓堀プロレス
  • 出演=川瀬陽太、松田優佑、赤城、小林陽翔、埜田進、神保舜莉紋、松浦祐也
予告編

作品紹介

覆面レスラー・ダイナマイトウルフの試合を観た小学生・ヒロトは、プロレスに惹かれ始める。帰り道、怪しいおっさん・坂田と出くわしたヒロトは、その手にダイナマイトウルフのマスクを目撃するのだが……。プロレス界の隠語「ケーフェイ」をキーワードに子供たちとおっさんの嘘と本当を描く熱血エンターテインメント。

監督からのメッセージ

不寛容な世間に向けての叫びとして、この企画を考えました。大阪のプロレスラーたちを取材し、素晴らしいスタッフ、出演者と出会うなかで、その叫びが物語になっていきました。観客の皆さんには、子供たちやおっさんのなかに自分の姿を見つけてもらえれば嬉しいです。

谷口 恒平(たにぐち こうへい)監督

1988年生まれ、京都府出身。立命館大学映像学部在学中に『正義の人』(2009年)、『恋するクソ野郎』(12年)を監督。『あの娘はサブカルチャーが好き』でMOOSIC LAB 2013に参加。卒業後は映画・Vシネマに助監督として参加する他、『本当にあった 投稿闇映像16』(16年)を監督。

プログラム一覧

11/18[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/18[土] パルテノン多摩小ホール
ハービー・山口氏(写真家、エッセイスト)
11/18[土] パルテノン多摩小ホール
ファミリー・デー・スペシャル・イベント
11/19[日] パルテノン多摩小ホール
11/19[日] パルテノン多摩小ホール
11/25[土] パルテノン多摩小ホール
11/25[土] パルテノン多摩小ホール
松居大悟監督、志磨遼平氏(ミュージシャン) 司会:門間雄介氏(編集者、ライター)
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
高杉真宙氏、小林啓一監督 司会:くれい響氏(映画評論家)
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
11/18[土] ベルブホール
相澤虎之助氏(空族)、廣瀬純氏(映画批評家)
11/19[日] ベルブホール
小柳帝氏(ライター、編集者、翻訳者、フランス語講師)
11/19[日] ベルブホール
ジャッキー・エヴラール氏(「コテクール」ディレクター)、パスカル・セルヴォ監督
11/21[火] ベルブホール
11/21[火] ベルブホール
11/22[水] ベルブホール
11/22[水] ベルブホール
11/23[祝・木] ベルブホール
団地団:大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
11/23[祝・木] ベルブホール
西山真来氏、鎌田英幸氏、佐伯美波氏、川瀬陽太氏(予定)
やまだないと氏(漫画家)、虹釜太郎氏(音楽、音響)、尾上史高氏(脚本家)、井戸剛プロデューサー
11/24[金] ベルブホール
11/24[金] ベルブホール
11/25[土] ベルブホール
ホンマタカシ氏(写真家、映画監督)、タカザワケンジ氏(写真評論家、ライター)
11/25[土] ベルブホール
11/26[日] ベルブホール
酒井充子監督
11/26[日] ベルブホール
鍵和田啓介氏(ライター)、青柳文子氏(モデル・女優)
11/25[土] ヴィータホール
石塚慶生プロデューサー、入江悠監督
授賞式
11/26[日] ヴィータホール
島尾伸三氏(写真家、作家)、しまおまほ氏(エッセイスト)、越川道夫監督
11/26[日] ヴィータホール
菊地健雄監督、萩原みのり氏、久保田紗友氏、瀬田なつき監督
瀬田なつき監督、橋本愛氏、菊地健雄監督