第29回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-12】福島の声を聴く

11/29[金] ベルブホール

チケット料金

一般
前売:1,500円 / 当日:1,800円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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福島は語る

  • 2018年/きろくびと、ピカフィルム配給/170分
  • 監督・製作・撮影・編集=土井敏邦
  • 整音=藤口諒太
  • 朗読・題字=高橋長英
  • 写真=森住卓
  • 挿入歌=「ああ福島」李政美(作詞:武藤類子、作曲:李政美)

ストーリー

原発事故から8 年以上が経過し、事故が“終わったこと”として忘れ去られようとしている。数々のドキュメンタリー作品で高い評価を受ける土井敏邦監督が、100 人を超える証言者のなかから選び抜いた14 人の現在進行形の“福島の声”を、4 年かけて映像作品に仕上げた。日本に住むすべての人に向けて語り継ぐ、珠玉の証言ドキュメンタリー。

コメント

衝撃的な震災時の映像は写っていない。被災者の困窮した生活の様子に密着するわけでもない。この映画には14 人の証言者の語りが写っているのみだが、その声には怒り・悲しみ・悔しさ・その他言い表せない複雑な感情が滲み出ている。原発事故による放射能汚染で故郷や住処を追われ、生業を失い、家族離散を強いられ、将来への希望を奪われた被災者たちの傷は癒えることなく、膿み、疼き続けている。「自主避難」を巡る家族間の軋轢と崩壊、他県に避難する者と福島に残る者の乖離、補償の有無や差による負い目……。さまざまな分断が追い打ちとなり被災者の精神を蝕んでいる。小学校教師は転校した教え子が「自分の故郷を言えない」という現状を語る。出身地を言うといじめられるそうだ。その教師は、これからの日本を作る子供たちに被災体験を伝えることが自分の役割だと語る。震災から8年以上が経過した。この映画を通して福島の声に耳をすませてほしい。(櫻)

ゲスト紹介

寺尾 紗穂 氏

Terao Saho

1981 年生まれ、東京都出身。2007 年、ピアノ弾き語りアルバム「御身」が話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督の『転校生 さよならあなた』(07 年)、安藤桃子監督の『0.5ミリ』(14 年)など主題歌や CM の仕事も多い。10 年よりビッグイシューを応援する音楽イベント「りんりんふぇす」を主催。最新刊は「彗星の孤独」(スタンドブックス)、最新アルバムは「たよりないもののために」。現在の興味は福祉、姥神、風の神信仰など。18年より朝日新聞書評委員。

プログラム一覧

成田凌氏、今泉力哉監督、木村和平氏(写真家)
前田敦子氏、黒沢清監督
河村光庸プロデューサー 松崎健夫氏(映画評論家)※ビデオメッセージあり(シム・ウンギョン氏、藤井道人監督)
山戸結希監督、志磨遼平氏(ドレスコーズ)
横尾初喜監督、井浦新氏
鈴木卓爾監督、あがた森魚氏(ミュージシャン)、井浦新氏、大森元気氏
鈴木洋平監督、柳英里紗氏、杉原永純氏(元YCAMキュレーター、映画キュレーター、プロデューサー)
アンジャリ<八尋美樹>氏(インド楽しいこと案内人)
佐藤零郎監督、渥美喜子氏(gojo/映画ライター・シネ砦集団代表)
中原仁氏(音楽プロデューサー)
石井達也監督、根矢涼香氏、松崎健夫氏(映画評論家)
寺尾紗穂氏(音楽家・文筆家、「原発労働者」著者)
丸山昇一氏(脚本家)
杉田協士監督、宮崎大祐監督
団地団
坂本浩一監督、山本千尋氏
今泉力哉監督、北條誠人氏(ユーロスペース支配人)
長久允監督、奥山大史監督
宇賀那健一監督、山口明氏(デザイナー)