上映作品

世界に羽ばたくボリウッド ー魅力広がるインド映画ー

世界が大注目の映画大国インドから届いた象徴的な2作品。子どもたちの生き活きした表情、社会へのまなざし、歌と踊りの華やかさ……。進化を続けるボリウッド・フィルムの魅力を体感してください。

11月24日(日) パルテノン多摩小ホール 第2部

15:00~16:36
スタンリーのお弁当箱
16:50~19:40
きっと、うまくいく

チケット料金

  • 一般 前売:1,200円 / 当日:1,400円
    子ども(4歳~小学生) 前売:800円 / 当日:900円

Lコード:38154

スタンリーのお弁当箱

Stanley Ka Dabba

  • 2011年/インド/アンプラグド配給/1時間36分
  • 監督・脚本=アモール・グプテ
  • 撮影=アモル・ゴーレ
  • 編集=ディーバ・バティア
  • 音楽=ヒテーシュ・ソニック
  • 出演=パルソー、ヌマーン、アビシェーク、サイシャラン、モンティー、アモール・グプテ

ストーリー

スタンリー(パルソー)は、いつも明るく、みんなを笑わせてくれるクラスの人気者。級友たちが楽しくお弁当を広げるお昼休み、スタンリーはいつもこっそりとクラスを抜け出します。お弁当を持ってこられないのでトイレで水を飲んで空腹を紛らわせるのです。そんなスタンリーを見かねた級友たちはスタンリーにお弁当を分けてあげることにするのですが……。

コメント

お弁当というと誰しも思い出が1つや2つ浮かぶのではないでしょうか。運動会でのお稲荷さんや巻き寿司や唐揚げが入った、食べるのが待ち遠しかったお弁当。茶色いおかずだけのお弁当を、母をちょっと恨みに思いながらこそこそ食べたこと。この映画には出てくるのはスタンリーとその友だち、小さな教室、さまざまなお弁当、いい先生と嫌な先生。子どもの目線の高さで撮影されているので、まるで自分も教室にいるかのよう。子どもたちの友だちを思う気持ちや、大人の過ちを許さないきらきらした眼差しに心をぎゅっとつかまれます。

料理シーンの美味しそうなことも、とても印象的。画面いっぱいにスパイスや食材が踊るインド料理にノックアウトされます。静かなシーンでお腹が鳴ってしまいます。カレーが食べたくなること間違いなしなので、インド料理レストランを予約してから観るといいかもしれません。(谷)

きっと、うまくいく

3 Idiots

  • 2009年/インド/日活配給/2時間50分
  • 監督・脚本=ラージクマール・ヒラーニ
  • 脚本=ヴィドゥ・ヴィノード・チョプラ、アビジャート・ジョーシー
  • 撮影=C.K.ムラリーダラン
  • 音楽=シャンタヌ・モイトラ、アトゥル・ラニンガ、サンジャイ・ワンドレカール
  • 出演=アーミル・カーン、R・マーダヴァン、シャルマン・ジョシ、オミ・ヴァイディア、カリーナ・カプール、ボーマン・イラーニー

ストーリー

超難関の理系大学ICEで学んだファルハーン(R・マーダヴァン)とラージュー(S・ジョシ)は、ともに数々の騒ぎを起こして競争絶対主義の学長(B・イラーニー)に異議を唱えた仲間のランチョー(A・カーン)の行方を探していた。彼らの前に現われた同窓生チャトル(O・ヴァイディア)の情報をもとにして、医師で学長の娘のピア(K・カプール)も巻き込んで10年ぶりの再会にむけて走り出す。

コメント

シャー・ルク・カーン、サルマン・カーンとともにインド映画界“3大カーン”と称されるA・カーン主演の感動ドマティック・エンタテインメント!撮影当時44歳の彼がすんなり大学生を演じてしまうことに驚きを感じつつ、ミュージカル・シーンの躍動感に納得。個性的なキャラクターがこれでもか!というほど活き活き登場し、クスクスどころか、お腹を抱えて大笑い間違いなし!それだけでなく、競争が激化する一方で依然として貧富の差が激しいインド社会への警鐘も盛り込まれ、運命を手繰り寄せる若者たちの恋物語としても展開する。これこそ、正真正銘“マサラ・ムーヴィー”だ。そして、感動と共感、笑いの渦は国境を越え、合言葉の「うまーくいーく(Aal Izz Well)」は世界を駆け巡り、インド映画の興行収入記録を更新。ハリウッドでのリメイクも話題になるなど、注目を集めた。本作をきっかけとして多くの映画ファンが多民族・多言語・多宗教で奥深いインド映画の魅力に触れることを期待したい。(渉)

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