上映作品

第14回 TAMA NEW WAVEコンペティション
-骨のある人求む!来たれ!本格派映像作家!- ノミネート5作品一挙上映&グランプリ発表!!

130作品と歴代2番目のご応募を頂いた今年のTAMA NEW WAVEコンペティション。1次・2次審査と老若男女入り混じった実行委員が時間の限り議論を交わし選ばれた5作品を一挙に上映します。果たしてグランプリの栄冠に輝くのはどの作品でしょうか?

11月30日(土) ヴィータホール

10:30~12:10
それからの子供
12:20~13:35
あの娘、早くババアになればいいのに
14:30~15:57
バクレツ!みはら帝国の逆襲ー世界解放宣言ー
16:10~17:23
Dressing UP
17:35~18:17
家族の風景
18:40~19:20
ゲストコメンテーターVS監督
ゲストコメンテーター:宇田充プロデューサー、片岡礼子氏
19:40~20:00
授賞式

チケット料金

  • 一般 前売:1,200円 / 当日:1,400円
    子ども(4歳~小学生) 前売:800円 / 当日:900円

Lコード:38168

それからの子供

  • 2013年/BD/1時間32分
  • 監督・脚本=加藤拓人
  • 撮影=風間太樹
  • 音楽=加藤拓人
  • 出演=佐藤広也、細川唯、茅根利安、佐々木一夫

予告編

作品紹介

蒸発した父が借金と共に残した一軒家に、1人で暮らすトモオ。彼と偶然に再会したことから、彼の家に転がり込むことになるサチ。恋人でもない彼らの共同生活が引鉄となり、職場の同僚や近所の子供をも巻き込んだ、擬似家族的な共同体が出来ていく。他人との深い関わりを避けて生きてきたトモオだったが、次第にその環境に居心地のよさを覚え始め、借金のカタにその家を手放すべきなのか迷い始めるが……。それぞれに傷を抱えたまま、淡々と過ぎて行く日々のなかに彼らは少しずつ希望を見出していく。

加藤 拓人(かとう たくと)監督

1990年生まれ、宮城県出身。2013年、東北芸術工科大学映像学科卒業。卒業制作作品『それからの子供』が第35回ぴあフィルムフェスティバル入選。現在はフリーの演出部。

監督からのメッセージ

この映画は出身地である仙台市で撮りました。知っている場所で、知っている風景、知っている匂い、知っている空気を撮ろうと思いました。何でも良いから、希望に向かう人を撮りたいと思いました。

あの娘、早くババアになればいいのに

  • 2013年/HD/1時間10分
  • 監督・脚本=頃安祐良
  • 脚本=寺嶋夏生
  • 撮影=野口健司
  • 音楽=原夕輝
  • 出演=中村朝佳、尾本貴史、結、切田亮介、尾崎愛、高橋卓郎、藤田健彦、信國輝彦

予告編

作品紹介

古書店を営む男・平田は生粋のアイドルオタクだ。17年前、ひょんなことから女児アンナを預かり育てることに。彼はアンナを自身の理想のアイドルに育て上げるべく愛を注いでいた。高校生になり、平田の理想的なアイドル像に肉薄しつつあるアンナ。それまで定義づけ不要の愛を育んできた二人にある疑念が生まれる。「私たちはお互いを異性として愛しているのだろうか……」と。

頃安 祐良(ころやす ゆうすけ)監督

1984年生まれ、岡山県出身。日本大学芸術学部卒業。『シュナイダー』が東京学生映画祭グランプリを始め、第31回ぴあフィルムフェスティバルなどの映画祭に入選。『想いは壁を通り抜けて、好きな人に逢いに行く』が第12回TAMA NEW WAVE入選。
近年はアイドルに傾倒。念願叶いSKE48のアルバムや、乃木坂46のシングルの特典DVD映像を手がける。

監督からのメッセージ

自分なりのアイドルに対する想いを描きました。楽しんでご覧になって頂けると幸いです。

バクレツ!みはら帝国の逆襲ー世界解放宣言ー

  • 2013年/HD/1時間24分
  • 監督・脚本=三原慧悟
  • 撮影=奥住洸介
  • 音楽=斉藤達也
  • 出演=三原慧悟、布施翔悟、酒井桃子、村上淳也、笹木皓太、今野杏南、芋洗坂係長

予告編

作品紹介

世界は言葉にあふれている。大衆を扇動する無責任な言葉は時として人を傷つけ、苦しめた。ここにもまた、そんな言葉に抑圧されていた人々がいた。ある日彼らは、自分の言葉を手に入れた。そして、抑圧から解放されるべく逆襲に乗り出すのだ。ダア、ダアダアダダダダダダダ……。

三原 慧悟(みはら けいご)監督

1989年生まれ、神奈川県出身。大学の演劇サークルを卒業後、爆裂☆みはら帝国(セイシュン系)という映画団体を旗揚げ。『ひとりぼっちの世界』が第6回TOHOシネマズ学生映画祭グランプリ獲得。『友達がいない』が第25回東京学生映画祭観客賞を獲得。座右の銘は「おっさんの言うことの9割はウソ」。

監督からのメッセージ

僕の見てる世界には、まだまだ汚い言葉が蔓延っています。僕は、この世界が嫌いです。だから僕は、世界を変えるために作品を創りました。僕は、この世界が好きです。だから僕は、世界を守るために作品を創りました。

Dressing UP

  • 2012年/HD/1時間8分
  • 監督・脚本=安川有果
  • 撮影=四宮秀俊
  • 録音・音楽=松野泉
  • 出演=祷キララ、鈴木卓爾、佐藤歌恋、平原夕馨

予告編

作品紹介

桜井育美は父親と2人暮らしの中学一年生。授業で「将来の夢」について考えるという課題が出るが、自分の未来を想像することが出来ない。育美は死んだ母親に興味を持ち始め、ある日、隠されていた母親の過去を知ってしまう。

安川 有果(やすかわ ゆか)監督

1986年生まれ、奈良県出身。2008年より映像制作を開始。11年のCO2助成作品の本作は、主演の祷キララがCO2新人俳優賞を受賞し、ドイツ・ニッポンコネクションで上映された。

監督からのメッセージ

私が小学生の頃、猟奇的な事件を起こした当時中学生だった男の子が、今はもう子供の親でもおかしくない年齢であることに気付き、この物語を考えました。

主人公は迫力がある人でなければ務まらないと思い、長い時間をかけて探していたところ、祷キララさんという計り知れない未知の魅力を持つ女の子と出会いました。この映画は彼女の存在感に負うところが大きいです。

新作は今回と変わってコメディ調のものになる予定ですが、ぜひ見て頂けると嬉しいです。

家族の風景

  • 2012年/デジタル/37分
  • 監督・脚本=佐近圭太郎
  • 撮影=星潤哉
  • 音楽=airezias
  • 出演=池松壮亮、佐藤まり、中島茂和、園田光

予告編

作品紹介

1人暮らしをしている息子が母の怪我をきっかけに久々に帰郷。気を遣おうと思うも、相変わらず口うるさい母をいつもの調子であしらってしまう。父は酩酊して帰ってきて、母は日頃からの不満を垣間見せる。些細なことからぎすぎすし始める家族。家を飛び出した母を、父と息子は夜の街で見つけ出し……。

佐近 圭太郎(さこん けいたろう)監督

1990年生まれ、千葉県出身。日本大学芸術学部卒業。東映テレビ・プロで助監督として勤務。
卒業制作の本作は、福岡インディペンデント映画祭最優秀作品賞&主演男優賞受賞のほか、水戸短編映像祭などでノミネートされる。

監督からのメッセージ

面倒くさいことも多いけど、家族の存在ってやっぱり大きいよな、と思い作った映画です。特別何が起きるわけでもない、淡々とした日常のなかに家族のあたたかさは詰まっています。見ていただいた方々にご自身の家族に思いを馳せて頂ければと思います。なんでもない日常の一時が、いつの日か「幸せだった」と感じる時がやって来るものなのだと思います。

ゲストコメンテーターVS監督

ゲストコメンテーター:宇田充プロデューサー、片岡礼子氏

ゲストコメンテーターの紹介

宇田 充 プロデューサーUda Mitsuru

1975年生まれ、新潟県出身。アスミック・エース株式会社 企画製作事業部プロデューサー。『リング0』(2000年)『ピンポン』(02年)などに制作アシスタントとして携わり、宮藤官九郎初監督『真夜中の弥次さん喜多さん』(05年)でプロデューサーデビュー。その後、『さくらん』(07年、蜷川実花監督)『ヘブンズ・ドア』(09年、マイケル・アリアス監督)「上野樹里と5つの鞄」(09年、WOWOW)『私の優しくない先輩』(10年、山本寛監督)『ヘルタースケルター』(12年、蜷川実花監督)などを手掛ける。最新作は『陽だまりの彼女』(13年、三木孝浩監督)。

片岡 礼子 氏Kataoka Reiko

1993年、『二十才の微熱』でスクリーンデビュー。『愛の新世界』(94年)で鈴木砂羽と共演し注目を集める。その後も力強い演技を売りに個性派女優として映画を中心に活動。現在は3児の母でもあり、母親として包容力のある一面や、大病を乗り越えた経験から弱者の繊細な心の動きも表現出来る役者として活躍の場を広げている。『鬼火』(97年)『ハッシュ!』(2001年)『帰郷』(04年)「外事警察」(09年、NHK)『ヘヴンズストーリー』(10年)『まほろ駅前多田便利軒』(11年)など出演作多数。

授賞式

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