11月24日(月・祝)パルテノン多摩 小ホール 第2部
幼くして父親を亡くし母親の愛情を感じられずに、非行に走る14歳の少女・和希(能年)は、夜の湘南で不良チームの少年・春山(登坂)に出会う。はじめは傷つけ合うふたりだったが、お互いを知るうちに次第に惹かれあっていく。そんななか、春山は敵対する不良チームとの抗争に巻き込まれてしまう。
能年玲奈といえば、海、ウニ、そして、じぇじぇじぇ!というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。いいえ、そのひとりでした、 この作品を観るまでは。
能年玲奈が髪を茶色に染め、不良少年と恋に落ちる少女を演じるというニュースを見たとき、まだまだあまロス(あまちゃんロス症候群)だった私は、なんだか複雑な気持ちになりました。能年さんの新しい作品を観ることができる楽しみと、あまちゃんのイメージが強すぎるので映画に入り込めるかという不安な気持ちです。
ですが、この作品を鑑賞し感じたことは、「あまちゃん」で能年玲奈という女優の魅力に気づき、『ホットロード』で彼女の演技力や存在感を再確認することができたということです。能年さんの魅力は作品ごとに広がっていくように思いました。
そして、登坂広臣演じる春山のたまに見せる笑顔や突然見せる鋭い目つきなど、ひとつひとつの表情がとても魅力的かつ印象的でした。不良少年ながらも純粋な少女に惹かれていくという難しい役どころを見事に演じきり、今後の活躍が楽しみです。(手)
オリジナル特典映像上映+プレゼント抽選会 (協力:アスミック・エース(株))
※オリジナル特典映像は本プログラムでの上映のために特別につくられたものです
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