11月26日(水) ベルブホール 第2部
沖縄。貧困、愛、家族、暴力、迫りくる現実が毒となって3人の若者を蝕む。悲惨な現実に、過酷な運命に生まれ落ちたものは、「不幸」に人生を犯され死んでいくだけなのか、耐え抜くことはできないのか。悲しみを超えて、友を救うため、駆け出していけ。
1989年生まれ、沖縄県出身。大学で放送部に入部し、自主映画を撮り始める。卒業後、沖縄県内に就職するも、映画監督の夢を諦めきれず、2013年映像団体プロジェクト9を創立。本作が長編1作目。
弟・平隆人が去年、俳優を目指したい、と私に言ってきました。私も同時に映画監督になりたいと考えていました。1年かけて死ぬ気で撮りました。オールフィクションではありません。すべての夢を諦めかけている若者におくるドラマです。
「来週自殺します USTで配信予定」と公開自殺を掲示板に予告する柳。彼と出会ったユキオは、困惑しつつも中継の準備を手伝ってしまう。決行当日、予定通りに放送は開始され、視聴者に罵られながら予定時刻は迫る。
1977年生まれ、東京都出身。映像制作会社で主にモーショングラフィックの制作を手がける傍ら、2007年短編自主映画『グッドモーニングス』を監督。 長編映画としては今回が初監督作品。
実際にあった事件をモチーフに、ネット社会に息づく者たちの「人間への無関心」と「未熟な自己表現」を描こうと思いました。
夢見るだけならタダ。でも実現するには……。コネも才能もない泰清がてっとり早く稼ぐために選んだ方法とは。男運のない女・晶と二人、目隠しのまま水平線へと泳ぎだす。
1989年生まれ、埼玉県出身。好奇心とド根性で映像編集を独学する。本作より長谷川慶とタッグを組み、本格的に映画制作を開始。現在「映画制作隊シネマトン」として活動中。
社会人一年目という最も厄介な時期に、映画作りなんかに足を突っ込んでしまったのが運の尽きでした。最高に面白くて、死ぬほど辛くて、こんな感動的な遊び、もうやめられないです。あらゆる面で技術不足でしたが、数多いツッコミどころを凌駕して有り余る、我々の情熱と未来を感じて戴けたら嬉しいです。
東京都小笠原諸島父島にて全編ロケを行ったサスペンス。小さな島には秩序があった。暗黙の了解で、互いに見張り合っていた。ある日、忽如として島にやってきた「人でない者」。彼にとって島の秩序はまったくどうでもよいことであった。彼は一体何者か?災害か。怪獣か。あるいは混沌か。
1987年生まれ、神奈川県出身。多摩美術大学卒、東京藝術大学大学院映像研究科中退。大学1年時、16mmフィルムカメラでの短編作品をきっかけに映像制作を始める。フィルムを使った個人映画を制作しているが、2010年の長編映画『ビヨーンドのあなたへ』から集団映画も制作。長編作品2本目となる本作でぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞。
いまは新作の脚本を執筆中です。
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