プログラムレポート
本編上映後、本作に出演され、本年度TAMA映画賞新進男優賞をを受賞された野村周平さん、新進女優賞を受賞された杉咲花さんにご登壇いただき舞台挨拶を行いました。
まずは新進俳優賞の受賞に対して「昔から賞が欲しかったので嬉しい気持ちでいっぱい。」と野村さん。杉咲さんも「自分が出演した作品を評価して頂けることはとてもありがたいこと。光栄に思います。」と想いの丈を語っていただきました。
北海道の美瑛町での撮影は大自然のゆったりとした時間の中だったそうで、撮影の合間にはスタッフを交えて青い池やラベンダー畑に行くなど美瑛の町を満喫したとのこと。野村さんは佐藤浩市さんとの石壁作りについて、「石を積むことよりも(佐藤)浩市さんの足腰が心配で、集中出来なかった。」と語り、会場の笑いを誘いました。
撮影時16才だった杉咲さんは母親役について、「同じ年代の方がどういう想いで母親になろうとしているのか気になり、ネットで調べた。実際抱っこするだけでもとても大変で責任を感じた。」と語り悩みながら役に向き合った様子を語られました。
お客様から「牧場のシーンが出て来たが動物と触れ合ったりしたのですか?」との質問に杉咲さんは「乗馬のシーンがあったので練習もしたけど、本編ではなくて….。全然文句じゃないです!」とカットされたシーンがあったことを、野村さんは「最後の牛とのシーンでは、実は牛が僕の手をずっとかじっていて、大変演技しにくかった。」と暴露し、お二人共に会場を沸かせてくれました。
作品では恋人同士を演じたお二人から、冗談を言い合うなど仲の良さが伝わり、映画同様温かな舞台挨拶となりました。
登壇してくださった野村さん、杉咲さん、そしてお集りいただいたお客様、ありがとうございました。