「ミツバチの羽音と地球の回転」
地域で生きる人びとの決断と想いが示唆する未来像
- 祝島とスウェーデン、持続可能なエネルギーを求めて -
瀬戸内海に浮かぶ祝島の人びとは、28年間もの長きにわたって上関原発の建設に反対して続けている。高齢化の進行するなか、島での暮らしや伝統を守りながら、抗議してきた。住民のほとんどが漁業や農業で生活している島にとって、原子力発電所の建設は大きな脅威だ。また、島とその近海は、希少な動植物が暮らす生物多様性の宝庫であり、生態系への影響も出始めている。
前作『六ヶ所村ラプソディー』から4年。鎌仲ひとみ監督の最新作『ミツバチの羽音と地球の回転』は、核・原子力への警鐘を超え、持続可能なエネルギーへの転換事例や地域住民の決断にフォーカスする。
スウェーデンのある小さな村では、風力発電などの導入を決め、エネルギーの自給自足を達成した。国レベルでも脱石油・脱原発へと舵を切ったスウェーデンでは、電力が自由化され、消費者が風力発電などのクリーン・エネルギーを選択できる。持続可能とはなにか? 豊かさとはなにか? 問い続けて模索してきたからこそ、新たな取り組みが浸透してきている。
自由であるということは、私たちに選択権があるということ。そのように考えたとき、私たちの未来はこのままで描くことができるだろうか。私たちひとり一人にとって欠かせないエネルギー。その姿は、私たち自身の考え方を映している。
◆「ミツバチの羽音と地球の回転」オフィシャルサイト:http://888earth.net/
■日時・会場■
2010年7月24日(土)
会場:ベルブホール(多摩市永山公民館)
(ベルブ永山5F・京王・小田急線永山駅下車徒歩2分)
■入場料■
前売:大人:1000円
当日:大人:1200円 こども:500円
(大人は13歳以上、こどもは4歳〜12歳・当日券のみ)
■チケット販売■
ベルブ永山(休館日・祝日を除く午前9時〜午後5時)
多摩市役所売店
聖蹟桜ヶ丘ヴィータ7階「喫茶風」
多摩センター「福祉ショップきずな」
■スケジュール■
10:45-13:00 第1回上映
13:20-15:35 第2回上映
15:55-18:10 第3回上映
18:30-20:45 第4回上映
*開場は各回上映開始の15分前です。
*集中混雑時は整理券配布および入場制限を行なう場合があります。