12月2日 「イタリア旅行 Vol.3」 (パルテノン多摩小ホール)
●Time Table● | |
12:00−13:50 14:30−16:20 16:40−18:32 |
聖アントニオと盗人たち 戦争のリハーサル ラジオフレッチャ |
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12:00−13:50 14:30−16:20 16:40−18:32 |
聖アントニオと盗人たち 戦争のリハーサル ラジオフレッチャ |
聖アントニオと盗人たち La lingua del santo |
2000年/1時間50分(ロケ地:パドヴァ、ヴェネト州) |
監督・脚本=カルロ・マッツァクラーティ 脚本=フランコ・ベルニーニ、ウンベルト・コンタレッロ、マルコ・ペッテネッロ 撮影=アレッサンドロ・ペーシ 出演=アントニオ・アルバネーゼ、ファブリツィオ・ベンティヴォリオ、イヴァノ・マレスコッティ、イザベッラ・フェラリーリ |
[解説] |
ナンノ・モレッティ制作の『イタリアの夜』(1987年)以来、90年代のイタリア映画をリードしたマッツァクラーティ監督の最新作。パドヴァの教会から「聖人の舌」を盗んでしまう二人の泥棒を描いた快作で、2000年の第57回ヴェネチア国際映画祭で喝采を浴びた。トロイージやベニーニに次ぐ人気コメディアンのアントニオ・アルバネーゼと伊達男ファブリツィオ・ベンティヴォリオのコンビが秀逸。 |
戦争のリハーサル Teatro di guerra |
1998年/1時間50分(ロケ地:ナポリ) |
監督・脚本=マリオ・マルトーネ 撮影=パスクワーレ・マーリ 出演=アンドレア・レンツィ、アンナ・ボナユート、イアーイア・フォルテ、ロベルト・デ・フランチェスコ |
[解説] |
1992年の第49回ヴェネチア国際映画祭に『ナポリの数学者の死』で登場して話題になったマルトーネ監督の最新作で、98年の第51回カンヌ国際映画祭に出品。80年代からナポリで演劇活動を続けているマルトーネが初めて演劇の現場をテーマに取り上げた映画で、サラエボのギリシャ悲劇の公演をめざす劇団の日々が、ナポリの下町を背景に描かれる。観光旅行では決して見ることのできない、暗いが生き生きとした生活者のナポリが伝わってくる。 |
ラジオフレッチャ Radiofreccia |
1996年/1時間52分(ロケ地:エミリア・ロマーニャ州) |
監督・脚本=ルチアーノ・リガブエ 脚本=アントニオ・レオッティ 撮影=アルナルド・カティナーリ 出演=アテファノ・アッコルシ、ルチアーノ・フェデリコ、アレッシオ・モディカ |
[解説] |
1960年生まれのイタリア人気ロック歌手、リガブエの監督デビュー作。70年代、エミリア・ロマーニャ地方の小さな街で独立ラジオ放送局を立ち上げた若者たちを描いた自伝的作品。リガブエの素人離れした語り口は、98年第55回ヴェネチア国際映画祭で絶賛を浴び、その後イタリア国内で大ヒットして、数々の新人監督賞を受賞した。イタリアの田舎町に、70年代のアメリカのヒット曲が次々と流れる“イタリアン・グラフィティ”。 |