最強キャラクター伝説

11月30日 「最強キャラクター伝説」 (やまばとホール)

●Time Table●
12:00−12:10
12:10−13:45
14:15−15:47
16:00−17:40
オープニング
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ロッキー・ホラー・ショー

オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER
2002年/ギャガ・ヒューマックス配給/1時間35分
 
監督=ジェイ・ローチ
脚本・出演=マイク・マイヤーズ
撮影=ピーター・デミング
美術=ラスティ・スミス
音楽=ジョージ・S・クリントン、クインシー・ジョーンズ
編集=ジョン・ポール、グレッグ・ヘイデン
出演=ビヨンセ、マイケル・ヨーク、ロバート・ワグナー、フレッド・サヴェージ、セス・グリーン
 
[ストーリー]
 Dr.イーブルの陰謀「プレパレーション H」という世界征服計画が発覚するが、その計画は簡単にオースティンに阻止される。しかし、ほっとしたのもつかの間。一難去ってまた一難。なんとオースティン(M・マイヤーズ)の父親、ナイジェル・パワーズが誘拐され、1975年へタイムスリップしてしまったらしい。急いでタイムスリップしたオースティンを迎え受けたのは、同僚のフォクシー・クレオパトラ(ビヨンセ)。早速フォクシーと共にナイジェルを助け出し、Dr.イーブルの悪事の制裁にかかるオースティンだが……。
 
[コメント]
 シリーズ最高の面白さとなった、オースティン・パワーズの第3弾、いつものおバカパワーも全開である。今回は、タイトルのゴールドメンバー(?)どおり、チョイ役に有名人も沢山出演し、それを見るのも嬉しい映画になっている。誰がどんな役で出るか、お楽しみである。
 主演のマイク・マイヤーズは、今回も主要な役を複数こなし、縦横無尽に活躍している。まったく、天才的なのか根っからおバカなのか。下品な内容もものともせず、腹が痛くなるほど笑わせてくれる。今回、主要な舞台となる変な日本も堪能することができるが、ゴ○ラが出るときの日本人2人の台詞が秀逸である。
 最後に、フォクシー役のビヨンセが最高にシャガデリック! (上)

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
HEDWIG AND THE ANGRY INCH
2001年/ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ配給/1時間32分
 
監督・脚本・出演=ジョン・キャメロン・ミッチェル
撮影=フランク・デマルコ
美術=テレ−ズ・ドブレ
音楽・出演=スティーブン・トラスク
出演=マイケル・ピット、ミリアム・ショア、アンドレア・マーティン
 
[ストーリー]
 米軍用のラジオ番組から流れるロックを子守唄に育った東ドイツ生まれの少年ヘドウィグ(J・C・ミッチェル)の夢は、いつかアメリカに渡り、ロックスターになること。しかし、愛し合った米兵と結婚しアメリカに渡るためには、性転換手術を受けなければならなかった。嫌々ながら手術を受けるが、不手際で「怒りの1インチ」が彼の股間に残されてしまう。
 
[コメント]
 激しいロックと、J・C・ミッチェルの肉体の躍動感。とにかくカラダがうずうずしてたまらなくなります。この作品のテーマとなったプラトンの「愛の起源」によると、人間は元来2対の体がひとつになった生き物で、それが力をつけたことに恐れを抱いた神が人々の体を2つに引き裂いてしまい、以来、人間は自分の「失われたカタワレ」を追い求め、そこで生まれるのが愛なのだそうです。考えてみると、映画を観るという行為も、もう1人の自分探しのような気がします。自分が生きられなかった時間を生き、行けなかった場所で生活し……。そして現実を振り返ると、隣で早々とスヤスヤ寝ている我がパートナーも探し求めていたカタワレとも言えそうですね、なんて。ところで、映画のなかのヘドウィグは結局、失われた半身というのは、自分のなかに揃っていると感じ始めます。そう、夢は他人に見るものではなく自分で見るもの、実現するものですよね! (延)

ロッキー・ホラー・ショー
THE LOCKY HORROR PICTURE SHOW
1975年/アメリカ/シネカノン配給/1時間39分
 
監督=ジム・シャーマン
原作・脚本=リチャード・オブライエン
撮影=ピーター・サシツキー
美術=テリー・アクランドスノー
音楽=リチャード・ハートリー
出演=ティム・カリー、スーザン・サランドン、バリー・ボストウィック、リチャード・オブライエン、パトリシア・クイン
 
[ストーリー]
 友人の結婚式に出席したブラッド(B・ボストウィック)とジャネット(S・サランドン)。気分は盛り上がり、その場で婚約。ところが、帰り道に迷った挙句に車はパンク、外は嵐に。そんな二人の前にそびえる不気味な城……危険を顧みず電話を借りに行く。が、なんと! 城の主はトランスセクシュアル星からやってきたフランク・フルター博士(T・カリー)、愛と倒錯のマッドサイエンティストだった!!
 
[コメント]
 キミはこの伝説の映画を観たか?!
 観たことがなければ、アナタは人生の半分を損しているかもしれません。なぜなら……おぉっと、ここではお教えできません。だけどフツーの映画じゃないのです。ご存知だと思いますが。(えっ? 知らない? では隣の席の方にお尋ねください)その衝撃的な真実を表す言葉を、我々人類は持ちあわせていないでしょう。今夜の夢にも出てくること間違いなしです。だから心臓の弱い方にはオススメできません。モラルがなくては生きていけない方にも。申し訳ありませんが、お子様もご遠慮ください。でも初心者は大歓迎ですよ。スクリーンのなかでおじさんが丁重に指導してくれますから、安心してご参加ください。
 さあ、小道具の用意はいいですか? ゆったり座って観ようなんてダメダメ。みんなでおもいっきり楽しみましょう! Let's Do The Time Warp Again!!! (オ)