11月22日 「夢中になれるものがありますか」(パルテノン多摩小ホール)
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11:00−12:52 13:20−14:54 15:10−16:54 |
ベッカムに恋して 夏休みのレモネード ブルークラッシュ |
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ベッカムに恋して 夏休みのレモネード ブルークラッシュ |
ベッカムに恋して BEND IT LIKE BECKHAM |
2002年/イギリス/アルバトロス・フィルム配給/1時間52分 |
監督・製作・脚本=グリンダ・チャーダ 製作=ディーバック・ナヤ 脚本=グルジット・ビンドラ、ポール・マエダ・バージェス 撮影=ジョン・リン 編集=ジャスティン・クリシュ 出演=パーミンダ・ナーグラ、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、アヌパム・カー、アーチー・パンジャビ |
[ストーリー] |
イングランド在住のインド系少女ジェス(P・ナーグラ)は、ひたすらデヴィッド・ベッカムのようなサッカー選手になりたいと願って、練習していた。ひょんなことから、同じような夢を持つイギリスの少女ジュールズ(K・ナイトレイ)に、女子サッカーチームに誘われ合格し、めきめき頭角を現す。だが、古い因習を重んじる家族との軋轢や、ジュールズと監督を巡っての三角関係に悩み、一時は夢を諦めかけたジェスなのだが……。 |
[コメント] |
今どき珍しく、燃えてる少女ジェス。夢を追いかけ、ひたむきに……困難な壁はたくさんある。でも、願う気持ちと意志が強ければ、そうして努力すれば、きっとかなう! 現代社会のなかで私たちが忘れがちだったキラキラした想いを、そう呼び覚ましてくれる作品だ。ユーモアたっぷりで、イギリス在住のインド系の人たちの風習も判り、小粒だけど、しっかりした作りの映画である。ジェスやジュールズはじめ、キャラクターの個性も、どこにでもいそうでいない、不思議な輝きを放っている。古いようで新しい物語、まさに理屈ぬきで、ワクワクドキドキ、死語と言われた“青春”がここにはある。あなたも夢をかなえてみませんか? (夏) |
夏休みのレモネード STOLEN SUMMER |
2000年/アメリカ/メディアスーツ配給/1時間34分 |
監督・脚本=ピート・ジョーンズ 製作=ベン・アフレック、マット・デイモン 撮影=ピーター・ピアジ 美術=マーサ・リング 音楽=ダニー・ラックス 出演=アイダン・クイン、ボニー・ハント、ケビン・ポラック、ブライアン・デネヒー、エディー・ケイ・トーマス、アディ・スタイン、マイク・ワインバーグ |
[ストーリー] |
1976年、シカゴ郊外のとある町。ピート(A・スタイン)は夏休みに、白血病を患ったダニー(M・ワインバーグ)に出会う。ダニーに残された時間が僅かであると知ったピートは、天国で彼が楽しい時間を過ごせるように、“天国へのメダル”を手に入れるための「10個の課題」に、ダニーと協力し合いながらチャレンジする。だが、9種目を終えた時、タイムリミットは目前に迫っていた……。 |
[コメント] |
この映画をどう伝えたらよいか、どのようにすればうまく伝えることができるのか? そう考えた時、私が感じたありのままを伝えるのが一番だと思ったのでそうすることにする。私が初めてこの映画のことを知ったのは、書店に置かれた文庫本を見かけたときだった。チラシにも大きく載せられている、薄いブルーをバックにした2人の少年の背比べの写真。普段、表紙で本を選びがちな私は、まずこれに惹かれた。だが、あらすじを読んだ感じでは、悲しい話だな、暗そうだからやめておこうという印象だった。 しかし予告篇を観たとき、この印象はがらりと変えられてしまった。その映像はどこか懐かしさを感じさせる優しい風合いのもので、受け入れやすい。そして何だろう? あらすじはストーリー通りなのであるが、フィルムが進むうち、観る者の心を徐々に、しかし確実につかんでいき最後まで離さない。心がきゅーっとなって目頭が熱くなる。予告篇だけでこんなになったのは初めてだった。これは絶対本篇も観なくては済まされない気がした。 (林寛) |
ブルークラッシュ BLUE CRUSH |
2002年/アメリカ/ギャガ・コミュニケーションズ/1時間44分 |
監督・脚本=ジョン・ストックウェル 原作=スーザン・オーリアン 脚本=リジー・ウェイス 撮影=デヴィッド・ヘニングス 水中撮影=ドン・キング 音楽=ポール・ハスリンジャー 出演=ケイト・ボスワース、ミシェル・ロドリゲス、サノー・レイク、マシュー・デイヴィス、ミカ・ブーレム、クリス・タロア |
[ストーリー] |
子供のころから天才サーファーだった主人公アン(K・ボスワース)は、大会での事故がきっかけで、思い切りの良いライディングができなくなっていた。しかしかつての自分を取り戻すため、数週間後に開催されるサーフィン大会の最高峰、パイプ・ライン・マスターズに出場することを決意する。一歩間違えれば命を落とすこともあると言われる10メートル以上の高波に挑むのだが……。 家族、親友、恋、大切なものに励まされたり、時に挫折を味わったりしながら、彼女は今小さな頃からの夢を叶えるため波へと向かう! |
[コメント] |
夏・海・恋! この3つの単語を聞いただけで、興奮しない女の子はいないはず! いやきっと女の子だけじゃない。そしてその言葉のまんま映画にしたって感じで気分は最高。観終わった後のあの爽快感! 私の頭のなかは「海行きたい!」の一言がグルグル回っていた。場所はハワイ、オアフ島ノースショア。エメラルドグリーンの透き通った海、それだけでも最高なのに、なんといっても完全ロケで撮影された迫力満点のビッグ・ウェーブ。10メートル以上の高波が、鳴り響く炸裂音と共に、臨場感いっぱいで押し寄せる! そんな波を切り、ボードを乗りこなす女の子たちのかっこよさ! そんなローカルたちの毎日のなかで、小さな頃からの夢に向かって毎日練習に励むアン。そこでぶつかる恐怖心、そして恋。立ち止まりながらも夢に向かうアンの姿。ぜひお手本にしたい! この映画を観たらきっと海の魔法にかかって誰だってボードを担いでビーチに向かっちゃいます(笑)! (菅野) |