新たな時代を切り開く作家たち - Vol. 2 -

11月28日 「新たな時代を切り開く作家たち - Vol. 2 -」 (ベルブホール)

●Time Table●
15:30−15:54
16:05−16:38
16:50−18:59
19:10−20:39
HOPE
真空地帯
夢の祭
第4回TAMA NEW WAVE グランプリ受賞作品
Mine

HOPE
2002年/DV/24分
 
監督・脚本=山本真美
撮影=勝嶋啓太
編集=山本希平
出演=タケウチヤスコ、吉田トモ
 
HOPE
 
[作品紹介]
 なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せなるべくいっぱいあつめよう……とブルーハーツは歌っています。
 なるべく小さな幸せがいっぱい集まった映画を作れたらと思いました。
 
山本 真美(やまもと まみ)監督

 1976年生まれ。2002年、NEW EIGA WORKSHOPにて『HOPE』を製作。
 好きな映画『三月のライオン』。

真空地帯
2002年/DV/33分
 
監督・脚本・撮影=神谷準一
編集=山本希平
出演=阿久戸那美、本間貴士
 
真空地帯
 
[作品紹介]
 音を嫌う男シンと、常に吐き気を感じているアカリ。ふたりは真空を呼吸する。
 この映画は、撮られるべき季節にできた幸せな作品です。是非見てください。
 
神谷 準一(かみや じゅんいち)監督

 2002年、NEW EIGA WORKSHOPで初監督作品をつくることができました。
 今第2作目を制作中です。

夢の祭
2002年/16ミリ(DV仕上げ)/2時間9分
 
監督・脚本=松田彰
音楽=黒木千波留
出演=井上直己、広瀬寛巳、劇団立見席
 
夢の祭
 
[作品紹介]
 とある温泉町。映画屋の主、雲井(師匠)が遺したシナリオを初監督する羽目になった弟子のナオミ。しかし渡されたシナリオは途中までしかなく、ナオミは劣悪環境の中で手探りの撮影を強いられていく。過去のしがらみと煩わしい現実に揉みくちゃにされながら、それに追い討ちをかけるように黄泉の国からナオミを翻弄する師匠。「……師匠、この映画は俺の映画だ。だから俺が終わらせる」
 生死の境にナオミが迎えた最後の一コマとは? ナオミに託した師匠の「夢」とは?
 完成までに丸4年。大分県湯布院町オールロケ敢行。「夢」と「現実」が交錯する愛と信頼の奇妙奇天烈ファンタジックムービー!!
 
松田 彰(まつだ あきら)監督

 1967年、大分県出身。高校時代より自主映画製作に携わる。8ミリ作品『餓鬼の季節』が、97年度PFF審査員特別賞を受賞。
 本作『夢の祭』では初の16ミリ撮影に挑み、1年半に渡る合宿ロケを敢行。その模様はNHKのドキュメンタリー番組でも放映された。1ヶ月に渡る中野光座自主興行を皮切りに、福岡国民文化祭2004のプレイベントに招待される。

Mine
2002年/DV/1時間29分
 
監督=神酒大亮
脚本=斉藤麦子
撮影=西川洋平
音楽=野村彰浩、ハマダオウイチロウ
出演=大西佳奈美、松本大地、河村竜也、山原玲子、中村泰子、幸栄
 
Mine
 
[作品紹介]
 14歳のゆり子は、母親が毎晩違う男を連れて来ることに嫌気がさし、真夜中の家出をくり返している。そんな時タイミング良く東京の母親の元を離れ祖母の家がある瀬戸内海の島へ、ラッキー別居できることに! しかし、島で出会った郵便局員の裕生(ゆうき)ともウマが合わない。結局母親と離れても、どこに行ってもふくれ面のゆり子。そんななか、ゆり子が思わぬことで島を巻き込んだ事件を起こしてしまう!! 波の音。夏の赤い花火。冷たい海のなかで感じた肌の温かさ。大キライな母親と自分が本当はよく似ているということ……。ちょこっとだけ切ない恋と、少女の成長を描いた作品。