ロード・オブ・ザ・リング 3部作一挙上映!

11月25日 「ロード・オブ・ザ・リング 3部作一挙上映!」 (パルテノン多摩大ホール)

●Time Table●
10:00−12:58
13:50−16:49
17:10−21:30
ロード・オブ・ザ・リング
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 エクステンデッド・エディション

ロード・オブ・ザ・リング
THE LORD OF THE RINGS / THE FELLOWSHIPS OF THE RING
2001年/アメリカ/ニューライン・シネマ作品/日本ヘラルド映画、松竹配給/2時間58分
 
監督・脚本=ピーター・ジャクソン
原作=J・R・R・トールキン
脚本=フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
音楽=ハワード・ショア
出演=イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、オーランド・ブルーム、ショーン・アスティン
 
ロード・オブ・ザ・リング
© 2001 New Line Productions,Inc. © 2002 New Line Home Entertaiment,Inc. All Rights Reserved.
The Lord of the Rings ,the characters, names and places therein TM The Saul Zaentz Co.,d/b/a
Tolkien Enterprises, under license to New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.
 
[ストーリー]
 はるか昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出した。指輪の力に支配された中つ国では一人の勇者がサウロンの指を切り落とし、国を悪から救った。それから数千年の時を経た中つ国第3世紀。ある時、指輪がホビット族の青年フロドの手に渡る。しかし、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下が迫っていた。世界を守るためには指輪をオロドルイン山の火口、“滅びの亀裂”に投げ込み破壊するしか方法はない。そこでフロドを中心とする9人の仲間が結成され、彼らは“滅びの亀裂”目指し、遥かなる冒険の旅に出るのだった……。
 
[コメント]
 ファンタジーを愛する人なら誰もがしっている「指輪物語」の初映画化に前評判が高かった本作品。ただ「指輪物語」のファンは期待とともに不安も大きかったに違いない、あの世界観が実写映画で表現できるのかと。が、映画館の画面でこの映画を観た時、一気にその不安は吹き飛ぶくらい、圧倒的な映像世界が広がり、期待以上の満足を得た人は少なくないはず。CG技術を始めとするデジタル技術の進化と、映画創世記からの積み重ねてきた技術。この2つが見事に融合し作り上げた本作は、過去でも未来でもなく今だからこそ表現できた作品だと思う。監督自身「指輪物語」の大ファンということもあって見事なファンタジーの世界がそこにはあり、自分も登場人物の1人になりきれるそんな作品です。 (ハマー)

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
THE LORD OF THE RINGS / THE TWO TOWERS
2002年/アメリカ/ニューライン・シネマ作品/日本ヘラルド映画、松竹配給/2時間59分
 
監督・脚本=ピーター・ジャクソン
原作=J・R・R・トールキン
脚本=フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、スティーヴン・シンクレア
音楽:ハワード・ショア
出演=イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、オーランド・ブルーム、ショーン・アスティン
 
二つの塔
© MMII New Line Productions,Inc. © MMIII New Line Home Entertainment,Inc.
The Lord of the Rings ,The Two Towers, and the names of the characters,
events, items and places therein, are trademarks of The Saul Zaentz Company d/b/a
Tolkien Enterprises under license to New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.
 
[ストーリー]
 ミドル・アースでは闇の勢力がますます力を増大させている。そんななか、離ればなれとなってしまった旅の仲間たちは三方に分かれたまま旅を続けるのだった。2人だけで滅びの山を目指していたフロドとサム。そんな彼らの後を怪しげな人影が付け回す……。サルマンの手下に連れ去られたメリーとピピンは隙を見つけて逃げ出し、幻想的なファンゴルンの森でエント族の長老“木の髭”と出会う…。一方、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、メリーとピピンを追う途中で、国王がサルマンの呪いに苦しめられているローハン王国へとやって来る……。
 
[コメント]
 3部作のなかでも特に人気が高い、第2部二つの塔。この作品の見所はなんといっても戦闘シーン。第1部が中つ国の世界・個々の登場人物についてまんべんなく表現しているのに対し、この第2部では戦闘シーンがメインにおかれ、躍動的な作品に仕上がっている。戦闘方法や武器等かなり細かい描写まで描かれており、かなりリアルに表現されている。ファンタジーの世界にある魔法でどうにかなるという戦いではなく、泥と血と汗と時間と多くの犠牲をもとに勝利を得る様は実際の戦闘そのもの。ヘルム峡谷の戦闘シーンは実は3部作の中で一番の名シーンに選ぶ人も少なくないのでは? (ハマー)

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション
THE LORD OF THE RINGS / THE RETURN OF KING
2003年/アメリカ/ニューライン・シネマ作品/日本ヘラルド映画、松竹配給/4時間10分
 
監督・脚本=ピーター・ジャクソン
原作=J・R・R・トールキン
脚本=フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
音楽=ハワード・ショア
出演=イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、オーランド・ブルーム、ショーン・アスティン、リヴ・タイラー
 
王の帰還
© MMIII New Line Productions,Inc. © MMIV New Line Home Entertainment,Inc.
The Lord of the Rings ,The Return of the King, and the names of the characters,
events, items and places therein, are trademarks of The Saul Zaentz Company d/b/a
Tolkien Enterprises under license to New Line Productions, Inc. All Rights Reserved.
 
[ストーリー]
 アラゴルンたちと別れてしまったフロドとサムは、ゴラムの案内で滅びの山へと近づいていたが、指輪を取り戻したいゴラムは、2人を陥れる計画を練っていた。一方、ヘルム峡谷の戦いに勝利したアラゴルンたちは、オルサンクの塔を襲撃したメリー、ピピンと合流する。再会を喜び合う間もなく、サウロンが人間の国ゴンドールを襲うと知ったガンダルフは、ゴンドールの執政デネソールに忠告するため、ミナス・ティリスの都へ向かった。
 
[コメント]
 元来1つの話を3部に分けて公開するという手法をとったこの作品。当然、1部より2部が盛り上がり、そして完結編である第3部は面白いはずなのである。全編が見所といっても過言ではない3部は、戦闘シーンもさることながら、指輪に翻弄されるフロドを支えるサムとの友情、そして旅を通して得られた種族を超える仲間意識どれも、3部を通し見たからこそ嘘っぽくなく真実として感じとれる。アラゴルンが死者の戦士を従えてミナス・ティリスの戦いに現れた姿はまさに王の帰還そのもの。第2部のリアルな戦闘とは、相反するかのように映る死者の戦士参戦による勝利も、しっかりとしたストーリー構成・演出のもと、作り物としての嘘を全く感じないのはさすがである。いずれにしてもこの3部作は一気に通して見たいものである。できれば3作とも、ピータ・ジャクソンが泣く泣くカットしたシーンを盛り込んだ完全版 スペシャル・エクステンデッド・エディションで。 (ハマー)