11月19日 「クルテクとチェコアニメまつり in TCF」 (ベルブホール)
●Time Table● | |
10:30−12:10 13:00−14:40 15:30−17:10 18:00−19:40 |
1回目上映 2回目上映 3回目上映 4回目上映 |
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10:30−12:10 13:00−14:40 15:30−17:10 18:00−19:40 |
1回目上映 2回目上映 3回目上映 4回目上映 |
魔法の鐘 |
1998年/チェコ/FAMU、チェコテレビ、クラートキーフィルム・プラハ製作/レン・コーポレーション配給/15分 |
監督・脚本=アウレル・クリムト 美術=マルティン・ヴェリーシェク 音楽=ミロスラフ・ヴァネク |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
山あいの小さな村には不思議な魔法の鐘があった。人々は鐘の音に合わせて唄い、幸せに暮らしていた。しかし、サーカスの団長や傭兵団がその鐘を盗もうとする。村の女の子と象は、野越え山越え、鐘の行方を追い求める。 |
僕の友達はチクタクいう |
1987年/チェコ/トルンカスタジオ製作/レン・コーポレーション配給/11分 |
監督=ガリク・セコ 美術=ルツィエ・ドヴォジャーコヴァー、ダニエル・ドヴォジャーク 音楽=イジー・コラファ ドラマトゥルグ:ヤン・クターレク |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
捨てられたクマの人形と、壊れた目覚まし時計が、クリスマスの晩に出会い、仲良くなる。 |
機関車くん |
1959年/チェコ/ゴットヴァルドフスタジオ製作/レン・コーポレーション配給/14分 |
監督・脚本=ヘルミーナ・ティールロヴァー 美術=ルドゥヴィーク・カドレチェク、ヴァーツラフ・ドヴロヴォルニー 音楽=ズデニェク・リシュカ |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
大きい機関車さんに石炭を渡すだけの仕事が不満な小さな機関車くんは、ある日脱走する。 |
二つの毛玉 |
1962年/チェコ/ゴットヴァルドフスタジオ製作/レン・コーポレーション配給/8分 |
監督=ヘルミーナ・ティールロヴァー 美術=ルドゥヴィーク・カドレチェク、ヴァーツラフ・ドヴロヴォルニー 音楽=フランチシェク・ベルフィーン |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
裁縫箱から飛び出した二つの毛糸玉は、ハサミや針山を使って遊び始める。 |
水辺の話 |
1965年/チェコ/レン・コーポレーション配給/12分 |
監督、脚本=ブジェチスラフ・ポヤル 美術=ミロスラフ・シュテェパーネク 音楽=イジー・コラファ |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
“日曜日、水辺へ出かける人”ごっこをやろうともちかける大きいクマ。 |
もぐらくんとどうぶつえん |
1969年/チェコ/クラートキー・フィルム・プラハ製作/レン・コーポレーション配給/7分 |
監督・脚本・美術=ズデネック・ミレル |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
動物園に迷い込んでしまったクルテク。大きなゾウやライオンにビックリしてしまいます。 |
そらとぶじゅうたんともぐらくん |
1974年/チェコ/クラートキー・フィルム・プラハ製作/レン・コーポレーション配給/6分 |
監督・脚本・美術=ズデネック・ミレル |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
空を飛ぶ不思議なじゅうたんに乗ってクルテクが冒険に出かけます。 |
コオロギくんとめんどり |
1979年/チェコ/クラートキー・フィルム・プラハ製作/レン・コーポレーション配給/5分 |
監督・脚本・美術=ズデネック・ミレル |
© REN CORPORATION |
[ストーリー] |
コオロギくんがバイオリンを弾いていたら、めんどりが近寄ってきてコオロギくんを呑み込んでしまう。 |
●作家のプロフィール |
ズデネック・ミレル 1921年、旧チェコスロヴァキア社会主義共和国生まれ。大学で絵画を学んだのち、41年からアニメーターとしての活動をはじめる。ヴェネチア、モンデヴィデオ、マル・デル・プラタ、ロカルノと言った国際映画祭などで多くの賞に輝き高い評価を得る。世界的に有名なクルテクシリーズ以外にも優しさにあふれた魅力的なアニメーションを数々生み出し、絵本・児童書の分野においても活躍。チェコで最も愛され尊敬されている国際的な作家である。 |
アウレル・クリムト 1972年、スロヴァキアのジリナ市生まれ。1991年から1998年の間、チェコ国立芸術アカデミー映画学部(FAMU)で学ぶ。学生時代から注目を浴び始め、制作した映画が国内外で高く評価されてアカデミー賞学生部門候補を含む多数受賞。99年に大学を卒業し、映画制作に取り組みながら、舞台やTV用の短いアニメーションでも能力を発揮。原案、脚本、技術、アニメーション、編集、演出をこなし、同時に、FAMUの学生映画の教育的監督も行っている。 |
ガリク・セコ 1935年、トビリシ(グルジア共和国)生まれ。45年にチェコスロヴァキアが解放されるとともにトビリシから帰国。人形アニメ監督のヘルミーナ・ティールロヴァーと仕事をするため、ゴットヴァルドフ(現在、ズリーン)・スタジオに入り、『機関車くん』、『結んだハンカチ』など、多数の作品のアニメーションを担当する。94年没。 |
ヘルミーナ・ティールロヴァー 1900年チェコのボヘミア中部のブジェゾヴェー・ホリ生まれ。プラハのウラニア劇場で、歌やダンスなどの経験を積み、劇場をきっかけで知り合ったカレル・ドダルを手伝う形で人形アニメーションを始める。41年からは活動の拠点をズリーンに移し、『蟻のフェルダ』などを撮る。子供のためのアニメーションを作り続け、86年までに撮った作品の数は50本以上。カンヌをはじめ世界中の映画祭で受賞している。ゼマンやセコは彼女のアニメーターをし、トルンカが美術で参加した作品もあり、チェコアニメの母ともいうべき存在。93年没。 |
ブジェチスラフ・ポヤル チェコのボヘミア南部のスシツェに生まれる。トルンカ作品に欠かせないアニメーターとして活躍し、自らも数多くのアニメ作品を監督する。人形だけでなく、レリーフ、切り絵、セルなど色々な素材を使いわけ、カンヌなどの映画祭での受賞も多数。監督デビュー作は『魔法の森のお菓子の家』。「ぼくらと遊ぼう」シリーズ以外の作品として、『飲みすぎた一杯』やカンヌ受賞作の『ライオンと歌』、ピン・スクリーン技法とチェコの人形アニメの技術を合体させた『ナイトエンジェル』などがある。 |