11月20日 「コンペティション」 (ヴィータホール)
●Time Table● | |
10:30−11:07 11:15−12:15 13:00−14:27 14:35−15:43 15:50−17:12 17:20−18:09 18:30−19:40 19:45−20:00 |
某日快晴ワレ告白セリ single 恋鎖 ガソリンゼロ エスカルゴ お散歩 監督座談会・ゲストコメンテーター講評 佐藤佐吉氏(監督・脚本家)、高橋陽一郎氏(NHKディレクター) 授賞式 |
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10:30−11:07 11:15−12:15 13:00−14:27 14:35−15:43 15:50−17:12 17:20−18:09 18:30−19:40 19:45−20:00 |
某日快晴ワレ告白セリ single 恋鎖 ガソリンゼロ エスカルゴ お散歩 監督座談会・ゲストコメンテーター講評 佐藤佐吉氏(監督・脚本家)、高橋陽一郎氏(NHKディレクター) 授賞式 |
某日快晴ワレ告白セリ |
2005年/DV/39分 |
監督・脚本=岡田茂 撮影=高橋卓子 音楽=東京農業大学ギター部 出演=クラーク記念国際高等学校パフォーマンスクラスの皆様、佐藤いく、村島英和、根路銘瞬 |
[作品紹介] |
放課後の教室に一人残るワタシ。今日、アイツのもとへとワタシは向う。ずっと言えなかった事を伝えるために。そして、悶々とした日々から脱出するために。某日快晴、ワレ、告白、セリ……。 |
岡田 茂(おかだ しげる)監督 1975年生まれ、東京都出身。東京農業大学卒業後、某業界新聞社に勤務。退社後、東北新社映像テクノアカデミア映画学科で2年間在籍。第1作『月がとっても青いから』が宝塚映画祭でグランプリ、シネアストオーガニゼーションで奨励賞を受賞。現在第3作目の『金魚』が年内に完成予定。 |
[メッセージ] |
年の割には幼かったのかあまり甘酸っぱい事が無かった中学の頃。その痛恨の後悔を胸に秘め、映画を通して中学時代をもう一度やり直すという精神的リハビリの意味で撮りました。あの頃に見た色や音の記憶を掘り起こしながら。 |
single |
2005年/DV/1時間 |
監督・脚本=中江和仁 撮影=滝沢望 音楽=丸山研二朗 出演=内田文吾、中村勇太、木下珠紀、浅井雅士、石井麻美、小川重光、森田麻菜実、志賀麻登佳 |
[作品紹介] |
圭介は父親を知らない。 名前すら知らないし、会いたいという感情もわかない。 別に不便だと思わないし、自分は良く育ってきた方だと思っている。 路夫は息子を見たことがない。 今ごろは中学生位だろうという想像はつくが、 別に結婚をしていたわけではないので、と頭の隅に追いやることにしている。 圭介が中学3年生になる頃、母親が病に倒れ急死する。 圭介は自分達が親戚中から疎まれていたことを知っている。 路夫は昔の恋人だった、加奈子が死んだとの知らせを受ける。 路夫は、加奈子の親戚から疎まれていることを知っている。 |
中江 和仁(なかえ かずひと)監督 1981年生まれ、滋賀県出身。 4歳の時 車にはねられる 5歳の時 人生で一番もてる 6歳の時 3ヶ月入院する 9歳の時 腹筋一日200回する 12歳の時 Jリーグに影響される 15歳の時 好きな子が引っ越す 18歳の時 家出資金を貯める 22歳の時 腹筋マシーンを買う |
[メッセージ] |
ほんの少しだけハッピーな映画であることをいつも心掛けています。見た数日後に、ふと思い出し笑いしていただける位の雰囲気が理想です。 |
恋鎖 |
2005年/DVCAM/1時間28分 |
監督・脚本・撮影=西條雅俊 音楽=袖岡隆泰、SURGERYAFRO 出演=生野零士、清水美玖、吉村康宏、石川美帆、中村研太郎 |
[作品紹介] |
半年前から若返りだした柏木。だが意に介さず恋愛三昧の日々。 ある日、女が訪ねてくる。「妹と付き合う気があるのか?」 女の妹は柏木のストーカーで、心配した姉が訪ねてきたのだ。 どうでもいい柏木はまた刹那的な恋愛を楽しもうとする。 しかし事態は思わぬ方向に流されて・・・ やがて柏木は“初恋”をごまかせなくなってゆく。 |
西條 雅俊(さいじょう まさとし)監督 1975年、長野県出身。大学卒業後、自主映画制作集団西條組を立ち上げる、長編、中編を主にこれまで7本の自主映画を制作。『そして、一人きり』が神奈川県映像コンクール最優秀賞を受賞、以降、『トレンディ・フォーチュン・イン・ジャパン』TAMA NEW WAVE「ある視点部門」選出、『98%ホリデー』PJ映像祭入選、『アスリート』インフェス・ルーザースラウンド選出など、一定の評価を得ている。野球に例えると右の本格派。 8本目の本作はシニカルでパーソナルに徹し、集大成的作品となっている。 |
[メッセージ] |
運命的な恋愛って、よくよく考えれば迷惑だよね。
自分の意思や思考とは無関係にのめり込んでゆくなんて、自由じゃないよね。 尚且つ、散々胃を傷めた末、叶わないなんて、空しい。空しい! でも運命の恋愛は運命だから予期せぬ瞬間やってくる。思いもよらぬ出会いから、触れ合いから、すれ違いから。まだ経験してない? しない方がいいよ。辛いから。 |
ガソリンゼロ |
2004年/DV/1時間8分 |
監督・脚本=飯野歩 原作=奥田徹 撮影・編集・音響=飯野歩 音楽=米山典昭 出演=山崎吉範、水野由加里、勝俣幸子、渡辺慶子、七枝 実 |
[作品紹介] |
一目ぼれしたあのコに会うために、原付バイクで<行き止まり>をクルクル回り、彼女の働くガソリンスタンドに通う。そんな青年・周太は、ある日居場所のない少女・理希と出会う。回り続ける周太と、どこへ行くともなく彼を眺める理希。周太は理希に「回ること」を勧める。恋愛でもなく、友情でもない二人の関係が、ゆっくりと並走を始めた。そして、グルグルと回っていた彼らの日常が、ある時を境に急速に動き始める……。 |
飯野 歩(いいの あゆむ)監督 1971年生まれ、千葉県出身。中学3年よりビデオにて映像制作を始める。大学時代に映画の現場に出るも、卒業後は自主体制で映画を制作しつづける。近年は曲をモチーフにした短編映画『窓』や、携帯電話向けのショートドラマ「ミニッツストーリー」などの作品も手がけている。 |
[メッセージ] |
これは青春映画です。緑がまだ残る郊外の町を舞台に、ひょんなことから出会った青年と女子高生が、自分自身の殻を破ってみようと勇気を出すまでの青春物語です。他人から見ればなんてことはないコトであっても、当人にとっては真剣そのものということはよくありますが、その<言葉にはしづらい>思いと、それを行動で克服する瞬間の高揚を、少しでも感じてもらえたら何よりもありがたいです。 |
エスカルゴ |
2004年/ビデオ/1時間23分 |
監督・脚本=丸 撮影=小川和彦、大久保淳子 照明=山口武士 助監督=堀内大志 制作=新妻純 出演=蛭田正継、酒井寿美江、いか八朗、山崎画大、まぁ |
[作品紹介] |
私服通学の高校でひとり学ラン。就職すると毎日、茶色いダブルのスーツ。なのに左手には、チェーン付革指輪……。自分では美意識のつもりでも、周囲から見ればトンチンカンな自意識のかたまり。プライドと理想は高いが、全部が裏目に出る青年・まさ男の葛藤と成長を、コミカルに描く青春ドラマ。 |
丸(まる)監督 1980年、石川県出身。 大学中退後、シナリオセンター・NCWにて映画製作を学び、その後、数多くの短編・PVを制作。長編映画『エスカルゴ』にてPFFアワード2005入選。 |
[メッセージ] |
未熟でワガママで生意気な作品ですがどうぞよろしくお願い致します。 |
お散歩 |
2005年/miniDV/49分 |
制作・監督・脚本・編集=松田彰 撮影=飯野歩 音楽=斉藤哲也(Nathalie Wise) 出演=村田牧子、鍋山晋一 |
[作品紹介] |
4ヵ月、休みの日にお散歩してきた男女。今朝はなぜかギクシャクしている。 この二人、恋人ではない。 恋人でないのにどうして? お互いの想い。男女の気持ちが交錯する、たった一日のお散歩ストーリー。 |
松田 彰(まつだ あきら)監督 1967年生まれ、大分県出身。高校卒業とともに自主映画製作に携わる。8mm長編作品『餓鬼の季節』が、1997年度PFF審査員特別賞を受賞。以降、VTRにて長編『鍋の中』を連打。16mm長編作品『夢の祭』は、大分県湯布院町にて素人だけを集めて、一年半の合宿ロケを行い、計4年間をかけて制作された。「あきた十文字映画祭」の最優秀グランプリを受賞。2005年過去四作品がソウルフリンジフェスティバルにて正式招待された。短編オムニパス映画『Born in the 5』を企画。一遍「冬の幽霊」を公開したばかり。 |
[メッセージ] |
交通事故のようにして出来た映画です。鍋山晋一という事件。 村田牧子という希有の才能。そして飯野歩カメラが加わったその状況は、通常の映画の撮り方を拒み、僕にぶつかってきました。 どこまで自由にやらせるのか、縛るのか。その取捨選択をさせて貰えるのか。その状況は三日間の撮影中常に僕に問いかけてきました。それだけで面白い状況を、どれだけ僕の側に引っ張り込むかが、勝負でした。 観る人たちに素敵な時間を味わって頂けたら嬉しいです。 |
●ゲストの紹介 |
佐藤 佐吉(さとう さきち)氏 1964年大阪生まれ。映画脚本・監督、俳優。おもな脚本作品に映画『金髪の草原』(99・犬童一心監督)』『殺し屋1』『極道恐怖大劇場 牛頭』(02・三池崇史監督)『運命人間』(04・西山洋一監督)など。 監督最新作『東京ゾンビ』は12月シネセゾン渋谷ほか全国順次公開予定。浅野忠信と哀川翔という夢の最強タッグが実現!花くまゆうさく氏の人気コミックを脚本家佐藤佐吉氏がまさかの映画化!という話題作。おかしいけれどなんだか深い愛と感動のサバイバル・ロードムービー!(http://www.tokyo-zombie.com/) |
高橋 陽一郎(たかはし よういちろう)氏 1963年東京生まれ。映画監督・テレビディレクター。主な作品に、映画『水の中の八月』(97・サンセバスチャン国際映画祭新人監督賞・テサロニキ国際映画祭グランプリ)『日曜日は終わらない』(99・カンヌ国際映画祭《ある視点部門》正式招待・シカゴ国際映画祭国際批評家連盟賞)。その他、ドラマ演出作品として、「ヨーコ」(92)「暴力教師」(96)「ビタミンF」(02)「カラマーゾフの森」(02)など多数。現在「NHKエンタープライズ」所属。 |
司会:北田 弥恵子(きただ みえこ)氏 宮城県仙台市出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。現在、放送大学アナウンサー。 |