大画面で観る『風と共に去りぬ』

11月24日 「大画面で観る『風と共に去りぬ』」 (パルテノン多摩大ホール)

●Time Table●
17:30−21:36 風と共に去りぬ デジタル・ニューマスター版

風と共に去りぬ デジタル・ニューマスター版
GONE WITH THE WIND
1939年/アメリカ/東京テアトル配給/3時間52分
 
監督=ヴィクター・フレミング
製作=デイヴィッド・O・セルズニック
原作=マーガレット・ミッチェル
脚色=シドニー・ハワード
撮影=アーネスト・ホーラー
音楽=マックス・スタイナー
出演=ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、オリヴィア・デ・ハヴィランド、レスリー・ハワード、イヴリン・キース
 
風と共に去りぬ
© Metro-Goldwyn-Mayer
 
[ストーリー]
 時代は、南北戦争直前のアメリカ。ジョージア州タラの名家オハラ家の長女スカーレット・オハラ(V・リー)は美しく魅力的で情熱的、勝気な女性。このスカーレットの恋愛を中心に、波乱に満ちた物語が展開する。後半は、敗戦の困難な状況のなかでのスカーレットの生き方。そして、そこに生じる悲劇が描かれる。すべてを失った彼女は言う。「明日に希望を託そう。私には明日がある……。」
 
[コメント]
 南北戦争に敗れたアメリカ南部を舞台に、故郷の大地に足を踏みしめながら、生き抜く女性たちを、アクションとスペクタクルのなかで描いた、叙事詩的作品。ハリウッド映画史上の金字塔ともいえる作品である。
 アトランタの街の炎上といった動乱を背景に描かれたスカーレットの野生的ともいえる強い生き方にどこまで共感がもてるかがポイントになるだろう。マーガレット・ミッチェルのベストセラーを、デイヴィッド・O・セルズニックが巨費を投じて製作したこの作品は、1939年度8部門のアカデミー賞を獲得した。
 4時間近くの長さをもつこの超大作を、ニューマスター版、大きい画面で鑑賞してほしい。きっと映画の楽しさを、見出せると思うのである。 (水)