11月18日 「音楽ドキュメンタリー特集」 (ベルブホール)
●Time Table● | |
13:00−14:43 15:00−16:27 16:40−18:30 |
ブロック・パーティ スクリーミング・マスターピース 悪魔とダニエル・ジョンストン |
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13:00−14:43 15:00−16:27 16:40−18:30 |
ブロック・パーティ スクリーミング・マスターピース 悪魔とダニエル・ジョンストン |
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| プログラム一覧 | プログラム日程 |
ブロック・パーティ Block Party |
2006年/アメリカ/エイベックス・エンタテインメント配給/1時間43分 |
監督=ミシェル・ゴンドリー 撮影=エレン・クラス 音楽監修=コーリー・スミス 美術=ローリー・ファジョーニ 出演・音楽=デイヴ・シャペル、ローリン・ヒル、カニエ・ウェスト、モス・デフ、タリブ・クウェリ、コモンフージーズ 、デッド・プレズ、エリカ・バドゥ、ジル・スコット、ザ・ルーツ |
[ストーリー] |
2004年、9月ニューヨーク。全米で抜群の人気を誇るコメディアンのデイヴ・シャペルは一つの壮大な計画を実行に移そうとしていた。それは自分の好きなミュージシャンを自分が好きな人に見せるというものだった。彼は自ら作ったチケットを手に今まで世話になった人を一人ずつ回り始めるのだが……。 |
[コメント] |
R&Bやヒップホップが好きな人にはたまらないメンツが揃ったこのライブ作品は、一見マニアックに思えるこれらの音楽が、実はとてもとっつき易く素晴らしいものであるというシンプルな事実を雄弁に語っていて魅力的だ。デビュー前のジョン・レジェンドを筆頭に、エリカ・バドゥ(髪型に注目!)、コモンなどあまり日本に来ないアーティストのライブが見られるのは嬉しいし、歌詞の訳が字幕で見られるのもファンには嬉しいだろう。なかでもフージーズの再結成(ローリン・ヒル!)は、多くの人の涙を誘うだろう。 監督は『エターナル・サンシャイン』のミッシェル・ゴンドリー。 (舟) |
スクリーミング・マスターピース Screaming masterpiece |
2005年/アイスランド/エイベックス・エンタテインメント配給/1時間27分 |
監督・脚本・製作=アリ・アレクサンダー、イルギス・マグヌッソン 撮影=バーガスタイン・ビョガルフソン 撮影=長野泰隆 音楽=ソール・エドソン 出演=ビョーク、シガー・ロス、ムーム、スロウブロウ、カラシ、フー・ファイターズ |
[ストーリー] |
アイスランドは、現代の音楽シーンにおいてビョーク、シガー・ロス、ムームなど、独特なアーティストを生んだことで一躍注目を浴びている。この映画はアイスランドのインディペンデント・ミュージックシーンに焦点を当て、そのユニークで神秘的な音楽の魅力がどこから来るのかを解き明かしてくれる。 |
[コメント] |
アメリカとヨーロッパの中間に存在する国、アイスランド。国土の一部が北極圏に位置するという厳しい自然と北欧の神話・古代詩やキリスト教以前からアイスランドに独自に存在するペイガン(土着の宗教)とエレクトロニクスが融合し独特な音楽が誕生した。この映画はそんなアイスランドのインディペンデント・ミュージック・シーンにスポットを当てたドキュメンタリーである。現代アイスランドを代表する多様なジャンルのバンドの演奏やインタビューを交えながら、アイスランドの歴史や人々、広大な自然がいかにアイスランドの音楽に独自の神秘性をもたらしたかを教えてくれる。特にビョークはインタビューやタッピ・チーカラッス、シュガー・キューブス時代の映像を見ることができるので、ファン必見の映画であろう。 (Ami) |
悪魔とダニエル・ジョンストン THE DEVIL AND DANIEL JOHNSTON |
2005年/アメリカ/トルネード・フィルム配給/1時間50分 |
監督・脚本=ジェフ・フォイヤージーグ 製作=ヘンリー・S・ローゼンタール 撮影=フォルトゥナート・プロコッピオ 音楽・出演=ダニエル・ジョンストン 出演=ルイス・ブラック、ビル・ジョンストン、メイベル・ジョンストン |
[ストーリー] |
究極なまでの無垢な魂で、内なる悪魔との共存(?!)に挑む謎多き“生ける伝説”ダニエル・ジョンストン。本作は、その繊細さ故に躁うつ病と誇大妄想に苦しむ天才シンガー・ソングライター兼アーティスト・ダニエル・ジョンストンの狂気、創造性、そして愛を描いた衝撃のドキュメンタリー。 |
[コメント] |
映画を観ながらぐるぐると色々な思いが駆けめぐった。狂気とは? 正気とは? 病気とは? 何が幸せで不幸せか? 愛はすべてを救うのか? などなど。しかし、答えは出ない。ダニエル・ジョンストンが創り出す音楽や絵は常に素晴らしく、人々の賞賛を浴びるが、それだけでダニエルの魂が救われるわけではない。ダニエルは彼の描く絵のように、頭の中から血を流し、悪魔に怯えながら、創作を続ける。だから、彼の作品は胸を打つ。彼が歌うのはいつも同じ初恋(完全なる片想い)の彼女のこと。20年以上歌い続ける彼女への想いは薄れることなく、今も彼のなかにある。純粋であることは時に生きにくい。多くの人は鈍感になることで生きていけるのだと気付く。若い頃はユーモラスに映る無邪気なエピソードも、大人になるにつれ哀しい色合いを帯びてくる。しかし、彼の創作物が多くのアーティストに影響を与えたことや、両親が文字通り命がけで彼の人生を守り続けていることに感動し、救いを感じた。 (黒) |
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