TAMA NEW WAVE ある視点

11月20日 「映画は社会を映す鏡」 (ベルブホール)

●Time Table●
16:30−17:27
17:40−18:12
18:20−19:20
19:30−20:11
20:25−21:00
若者は村長をめざす
毒を食らわば
ドリブラー
できちゃった結婚
クレルとノボル

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若者は村長をめざす
2006年/DVX/57分
 
監督・脚本=渡部圭司
撮影=楠井健二
音楽=楠井健二&賢治
出演=中村無何有、上田笑美子、中川元樹、横山真哉、阿久津賢治、木下信一朗、上野淑子
 
若者は村長をめざす
 
[作品紹介]
 大学4年の大村誠治(25)は、何もやりたいことがなく、就職活動をしていなかった。そんななか、部屋に一通の手紙が届く。その同窓会の通知を見た誠治は、数年ぶりに実家の山形県山川村へ帰ることにする。久しぶりの田舎の風景、両親、友人、片思い相手と再会し、今、村で村長選挙が行われようとしていることを知る。
 
渡部 圭司(わたなべ けいし)監督

 1984年生まれ、山形県出身。大阪芸術大学3年次課題製作『妄想彼女』が大韓民国青少年映画祭(KIYFF)に入選。埼玉県深谷市の深谷インディーズ映画祭(FIFF)に入選。
 
[メッセージ]
 人生に悩む時は、もう過ぎた人も、真っ最中の人も、これからの人も、必ずあるものと思います。自分の等身大の世代で、今まさに動こうとする、若者の力を、見る人に伝えられたらと思って作りました。嘘みたいな、でも本当に起こりかねない、そんな作品です。現代の若者のパワーをぜひご覧ください。

毒を食らわば
2006年/DV/33分
 
監督・脚本・編集・撮影=松元直樹
撮影=永山優人
音楽=いちこ
出演=塩見マツゲン、北川雅一、杉本仁、堺竹千代、スーパーアイドル日野誠、八木慶子
 
毒を食らわば
 
[作品紹介]
 とある町の小さな商店街。不況で廃業した眼鏡屋は飛び降り自殺を図ろうとする。それを知った薬屋は一計を案じ、商店街の仲間達と協力しある方法で事態を収拾させる。その一部始終を見ていた中華屋もまた廃業の危機にあり、薬屋に相談を持ちかけるが……。
 薬屋の解決策には、いつも“毒”が含まれていた。
 
松元 直樹(まつもと なおき)監督

 1968年生まれ、大阪府出身。2003年『KEROTICA』が第6回IMF準入選。スカイパーフェクTV等で放映。『Wappa!—日本の映画館によくある風景—』が東京シネシティフェスティバル2006 デジPOPコンペティションでグランプリを受賞する。
 
[メッセージ]
 「善意の中に潜む小さな悪意」というテーマを、薬と毒の関係をモチーフにコメディとして構成しました。
 知恵と笑いと行動力があれば、どんな困難な状況も打開していける。でも、世の中きれいごとばかりじゃ……ねぇ。人ってほんとたくましいです。

ドリブラー
2006年/mini-DV/1時間
 
監督・脚本・撮影=太田真博
音楽=窪田健策
出演=滝藤賢一、神藤奈津子、冠仁、杉崎佳穂、近江谷太朗、安部康二郎、辻川幸代
 
ドリブラー
 
[作品紹介]
 うつ病同士の同棲生活。支えあい、時にぶつかりあい、何とか強くなろうとする神谷と仁美。「自分たちが強くなれば、世界はほんの少しだけやさしくなる」そう信じたふたりは、あるギャンブルに身をゆだねる。
 
太田 真博(おおた まさひろ)監督

 1980年生まれ、東京都出身。エージェントオフィスタクト所属。ENBUゼミナールで映画制作について学び、卒業後、コスモ石油TVCMの演出を手掛けるなど活躍の場を広げる。
 現在は大野敏哉(『阿波DANCE』『シムソンズ』)脚本の新作長編を準備中。
 
[メッセージ]
 街ですれ違う人々が、皆不幸せに見えていた頃、この作品を撮りました。
 僕自身もきっと、誰かを愛することで、一握りの幸せを感じかったのだと思います。
 今ならば、違った結末を用意することもできるのかもしれませんが、それはまた別の話です。

できちゃった結婚Vol.1+2
2007年/DV/41分
 
監督・撮影・出演=越坂康史
撮影・出演=三谷由美
 
できちゃった結婚
 
[作品紹介]
 彼女から突然「子供ができた」ことを告げられる男。映像ディレクターとして仕事をこなし、「結婚」を考えていなかった彼は、自らそれにいたるまでの様子を記録することにした。「結婚」というレールの上を突き進むなかで描かれる男のマリッジブルーの物語。
 
越坂 康史(こしさか やすし)監督

 1966年生まれ、東京都出身。日大芸術学部映画学科卒業後、東映の子会社に就職する。その後、フリーになり、現在、映像ディレクターとしてドラマ、ドキュメンタリーからCMや企業ビデオまで、分野を問わない映像活動を推進。ゆうばり映画祭、東京ネットムービーフェスではグランプリを受賞している。主な作品に『スプリング★デイズ』『FREINDS』がある。
 
[メッセージ]
 おかげさまで劇場進出しはじめまして、規定的にTAMA応募はこれが最後かも。個人のブログが評判になるように、ホームビデオがもっと価値を生み出すようになっていくと面白いんですけど。貧乏ヒマなしでVol.3がつくれない。ホント投資して欲しい気分です。

クレルとノボル
2007年/DV/34分
 
監督・脚本・撮影=岸建太朗
撮影=石倉慎吾
音楽=大杉大輔、相川隆司、後藤健、福井優子
出演=淵野修平、南波典子、高谷基史、鈴木将一朗、いせゆみこ、横山美智代
 
クレルとノボル
 
[作品紹介]
 『クレル』差出人不明の一通の絵葉書が失踪した兄からのものだと直感的にわかった僕は、消印を頼りに京都へ向かう。
 『ノボル』ハロウィンの日、「大仮装パーティーカボチャナイト!」に参加するため箱根にやってきたのん子と信夫だったが、この夜は彼らが予想しなかった展開になっていく。
 
岸 建太朗(きし けんたろう)監督

 1973年生まれ、東京都出身。95年より役者を志し、舞台を中心に、映画、CM、TVなど幅広く活躍。99年からは劇作家である宮沢章夫氏に師事。2002年「実験動物黒子ダイル」を旗揚げし、自主映画、舞台の劇中映像、PVなどで活発な活動を続けている。現在『さよならの請求書』がCMサイトシネマチャンネル内にて絶賛配信中。
 http://www.cmsite.co.jp/?cinema/sayonara/
 
[メッセージ]
 『クレルとノボル』は「二つの映画をまたぐ映画」です。それぞれの映画に独立したコンセプトがありながら、それらをまたぐことでさらなる発見、驚きがあることを目指しまた。

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