11月18日 「コンペティション」 (ヴィータホール)
●Time Table● | |
11:00−12:07 12:20−13:35 14:30−16:08 16:20−17:42 17:55−19:32 19:50−20:30 20:40−21:00 |
キッス占い ひかりのくに 反逆次郎の恋 バカバカンス かざあな ゲストコメンテーターVS監督 武藤起一氏(ニューシネマワークショップ主宰/映画プロデューサー) 授賞式 |
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11:00−12:07 12:20−13:35 14:30−16:08 16:20−17:42 17:55−19:32 19:50−20:30 20:40−21:00 |
キッス占い ひかりのくに 反逆次郎の恋 バカバカンス かざあな ゲストコメンテーターVS監督 武藤起一氏(ニューシネマワークショップ主宰/映画プロデューサー) 授賞式 |
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| プログラム一覧 | プログラム日程 |
キッス占い |
2006年/mini-DV/1時間4分 |
監督・脚本・撮影=酒井健宏 脚本=大橋祐介 撮影=大田康平 音楽=albatross(主題歌 “old big oak tree”) 出演=上野泰弘、長坂理恵、伊藤智 |
[作品紹介] |
くちづけをすると相手の未来が見える(らしい)自称・占い師の男ヤス。彼との共同生活にうんざりのマジメ大卒フリーター青年ブチ。末期がんに冒され余命いくばくもない元生保レディの女チョビ。この3人、出会ってしまえばユーキャントストップ。「その日」が訪れるまでをメロドラマ的妄想力で駆け抜ける魅惑の青春タイムライン。すべてが思い出になる前に。 |
酒井 健宏(さかい たけひろ)監督 1977年生まれ、愛知県出身。名古屋大学大学院情報科学研究科博士後期課程中退。大学・専門学校にて非常勤講師を務める傍ら、2つで100円の菓子パンをかじる。専門は映画史・映像理論。大学在学中より制作活動を開始。以来、寂しいときを中心に自作を発表。 |
[メッセージ] |
友人が学校を卒業して遠くにゆくということで、別れが寂しくて映画に出てほしくなって、企画しました。雪のまじる寒い季節に、極端に限られた時間のなかでたくさん撮ったクロースアップの横顔。優しさと余計なお世話のはざまで、それでもあたたかいつながりを、あきらめません。 |
ひかりのくに |
2006年/DV/1時間12分 |
脚本・監督=児玉和土 撮影=秋谷謙太郎 録音=新垣一平 助監督=奥定正掌、三好麻衣 制作=槇岡裕一、広岡知人 出演=吉岡睦雄、遠藤祐美、藤川俊生、小宮山菜美、鐘築建二、扇田拓也、川淳平、谷津勲 |
[作品紹介] |
さびれた海辺の町。そこにミサキという青年が海亀を探しにやって来る。しかし、ミサキが、かつて隣町で誘拐事件をおこして消えた、水野という男に似ていたことから、奇妙な憶測が生まれる。水野のかつての恋人である美加を中心として複数の人間がミサキに接近するのだが……。果たしてミサキは何者なのだろうか? |
児玉 和土(こだま かずと)監督 1976年生まれ、秋田県出身。これまでに監督した自主映画作品が、PFFを始めとするさまざまな映画祭に入選、上映される。第2回シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビションにおいてシネアスト大阪市長賞(グランプリ)を受賞。近年は、ドイツ・オランダ・ポーランドなどの海外映画祭にも監督作品が招待上映されている。現在は、オリジナルビデオの演出を多数手がけながら、劇場用映画の脚本を書いている。 |
[メッセージ] |
この映画のことを思うと、必ず撮影時の寒さを思い出します。撮影の多くは、風が強くてとても寒い、そして美しい冬の海で行われました。しかし、その寒さがどうも画面に表現されていないのは、私の未熟の一つだと思います。そんな寒いなか、文句ひとつ言わず撮影に参加してくれたキャスト・スタッフに感謝します。 |
反逆次郎の恋 |
2006年/mini-DV/1時間29分 |
監督・脚本・編集=石井裕也 撮影=松井宏樹 美術=沖原正純 出演=内堀義之、松谷真由美、桂都んぼ、石井裕也、今村悠輔、前野朋哉 |
[作品紹介] |
ズングリムックリのヘンテコリンな青年がある日、偶然森で女性の他殺体を発見してしまう。それを機に青年の内なる世界は混乱し、徐々に歪み始めていく。 永遠に分かり合うことができない人間たちの哀しくて滑稽な物語。 |
石井 裕也(いしい ゆうや)監督 1983年生まれ、埼玉県出身。大阪芸術大学の卒業制作として『剥き出しにっぽん』(91分/16mm/2005年)を監督。この作品で第24回そつせい祭グランプリ。ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2007グランプリ&音楽賞(TOKYO FM賞)受賞。第12回ハンブルク日本映画祭招待。バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー・ヤングシネマ・アワード出品。 また2007年、大阪市の映像文化振興事業として長編映画『ガール・スパークス』(94分/DV/07年)を50万円の助成金で制作。11月17日より「ジャック&ベティ」で1週間の一般劇場公開。また、同年に最新長編作『ばけもの模様』(98分/HD/07年)を完成させた。 |
[メッセージ] |
この映画祭には昨年もお世話になりました。どうもありがとうございます。 これは「反逆」の映画です。と言っても思想的なものではありません。特にアナーキーな活動もしていません。選挙には行きませんが。 |
バカバカンス |
2006年/DV/1時間20分 |
監督・脚本=宮田宗吉 撮影=小林喜弘 音楽=丸山隆 出演=須田邦裕、奥田恵梨華、渋川清彦、中島陽典、小林沙世子、マギー司郎 |
[作品紹介] |
美智男は小さな洋食店で働くコック。半年前に同棲していた彼女、亜衣が出て行った。頭の中はまだ亜衣のことでいっぱいだけど、人はみんな 孤独なんだと悟ったふりして生活している。 そんなある日洋食店のオーナーがお金を持って失踪した。このまま店は潰れて失業してしまうのか? そんな思いで帰宅した夜、亜衣が突然現れた。恋人と別れて行き場所がないので泊めて欲しい。わがままな女だ。でも泊める。まんじりともしない夜を過ごす。翌朝。オーナーの行き先が分かったから捕まえに行くぞと先輩コック隆司が現れた。オーナーの元へとオンボロのオープンカーは走り出す。美智男と隆司と何故か亜衣も乗っている。ところがこのオンボロ車は走り出して間もなくオーバーヒートで止まってしまう。無事にたどりつけるのか? 果たしてオーナーは逃げた先で何をしているのか? 美智男と亜衣はどうなるのか? 夏の終わり海辺の町を目指してバカバカンスは始まった。 |
宮田 宗吉(みやた そうきち)監督 1971年生まれ、愛知県出身。KYOTO映画塾卒業。以後フリー映画助監督。冨樫森監督、風間志織監督などにつく。新作『真空時間』(30分/DV作品、音楽appledore)が下北沢トリウッドで11月中旬上映。 |
[メッセージ] |
おばかさんでだめな人が出て来る映画が好きでそんな映画を撮りたいとずっと思ってました。そしてオンボロのオープンカーで海辺の町を旅する映画も撮ってみたかったのです。 そんでもってシナリオを書き、いろんな人の協力のおかげで映画は完成しました。 見て下さい。よろしくです。 |
かざあな |
2007年/DV/1時間34分 |
監督・脚本・撮影=内田伸輝 音楽=斉藤哲也 脚本・出演=鍋山晋一、秋桜子、山内洋子、赤穂真文 |
[作品紹介] |
ナベとミカちゃんとヨウちゃんは、学生時代からの仲良しで、月に1度の日曜日になると、色々な所に出かけていた。ただ歩いたり、たわいもない会話は、3人にとって心を癒す貴重な時間だった。しかし3人で遊ぶうちに、ナベはミカちゃんへ恋心を持つようになる。そして、ナベの恋心に気づいたヨウちゃんは、ミカちゃんに対して嫉妬心を抱き出す。その時から3人の仲に亀裂を入り、友人関係が壊れて行く。 |
内田 伸輝(うちだ のぶてる) 監督 1972年、埼玉県出身。映画『えてがみ』が、第25回PFFアワード2003にて審査員特別賞を受賞し、第28回香港国際映画祭ではスペシャルメンションを授与され、多数の国内外の映画祭にて上映される。その後、短編映画『温もり』は、TAMA短編映画祭にて招待上映。下倉功監督の『シルク』では編集を担当、第15回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で招待上映される。 |
[メッセージ] |
人間関係は、その落差はあれど、エゴとエゴとのぶつかり合いで、それがもっとも良く現れるのが、恋愛だと思っています。私はこの映画で、恋愛をベースに、エゴと生について考えたかった。 |
●ゲストコメンテーターの紹介 |
武藤 起一 氏(Muto Kiichi) 1985年より7年間「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のディレクターを務める。91年には、映像コンテスト番組「えび天」(TBS系)のレギュラー審査員として辛口な批評で定評を得る。その後、「神戸国際インディペンデント映画祭」のディレクターなどを経て、“映像環境プロデューサー”として、日本の新しい映画状況を切り拓くための様々な活動を展開。97年に「ニューシネマワークショップ」を開設し、98年には劇場用映画『アベックモンマリ』を、2001年に『とらばいゆ』をプロデュース。03年にはNCW製作・配給による初の劇場用長編『アニムスアニマ』をプロデュース。主な著書に「シネマでヒーロー」(俳優編、監督編/ちくま文庫)などがある。 |
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