11月24日 「新感覚エンターテインメント!」 (やまばとホール)
●Time Table● | |
11:00−12:47 13:30−15:30 15:50−17:59 |
アフタースクール チーム・バチスタの栄光 陰日向に咲く |
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11:00−12:47 13:30−15:30 15:50−17:59 |
アフタースクール チーム・バチスタの栄光 陰日向に咲く |
チケット購入-> @電子チケットぴあ / ローソンチケット(Lコード: 31461) / その他
| プログラム一覧 | プログラム日程 |
アフタースクール |
2007年/「アフタースクール」製作委員会製作/クロックワークス配給/1時間42分 |
監督・脚本=内田けんじ 撮影=柴崎幸三 照明=吉角荘介 音楽=羽岡佳 出演=大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子 |
© 2008「アフタースクール」製作委員会 |
[ストーリー] |
母校の中学校で教師をしている神野(大泉)の元に、同級生だと名乗る島崎(佐々木)が訪ねてくる。探偵をしている島崎は、神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業に勤めるサラリーマン・木村(堺)を探していると言う。木村には、妊娠中の妻(常盤)がいるが、昨晩から連絡がとれなくなっていた。しかし、島崎が今朝撮ったと言う写真には若い女と親しげに写る木村の姿があり……。島崎に言われるがまま、神野も木村探しを手伝うことになる。 |
[コメント] |
騙された。見事に騙された。こんなストーリーを思いつく内田けんじ監督はやはりすごい。何気なく観ていた前半のシーンが、後半に暴かれる真実によって全く違った景色に変わり、観客を爆笑の渦へと巻き込んでゆくトリックには驚かされる。 大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人という個性的な人気俳優を揃えたことも、この作品の大きな魅力の1つだ。芸達者な3人がそれぞれの魅力を余すところなく発揮していて、ファンとしてはたまらない作品になっている。 『アフタースクール』は“放課後”を懐かしむ大人になってしまった人たちに送る2008年を代表する極上エンターテインメント。どうぞ斜に構えず、素直に騙されてください! (奈) |
チーム・バチスタの栄光 |
2008年/映画「チーム・バチスタの栄光」製作委員会製作/東宝配給/2時間 |
監督=中村義洋 脚本=斉藤ひろし、蒔田光治 撮影=佐々木原保志 音楽=佐藤直紀 出演=竹内結子、阿部寛、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、佐野史郎、國村隼 |
© 2008 映画「チーム・バチスタの栄光」製作委員会 |
[ストーリー] |
東城大学医学部付属病院では、心臓外科の権威である桐生恭一(吉川)を中心にバチスタ手術を専門に行う「チーム・バチスタ」を結成。100%の成功率を誇った彼らだが、立て続けに術中死に遭遇する。医療ミスか偶然か、故意によるものか。通称・愚痴外来に勤める田口(竹内)は、謎を解明するため厚生労働省の役人・白鳥(阿部)とともに調査をすることになる。 |
[コメント] |
原作は「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した海堂尊による長編小説。映画では、竹内結子扮する田口の目線でストーリーが展開されるため、チーム・バチスタのプロモーション映像が流れたり、バチスタ手術について解説されたりと、医療ものとしては観やすい作品だ。そしてチーム・バチスタの面々は、一筋縄ではいかない変わった人間ばかり。彼らは田口の手によりさまざまな動物に例えられ、その特徴をコミカルに描かれている。 同作の見所は、やはりバチスタ手術のシーンだ。一度止めた心臓が、再び動き出すまでの手術室の静寂と緊迫した雰囲気には、思わず姿勢を正してしまう。また調査開始後の手術シーンでは、今度の患者は無事に手術が済むのだろうかと、あっという間にその世界観に引き込まれていく。殺人や謎解きとはまた違った独特の緊張感を持ち、ミステリーとしてもエンターテインメントとしても、楽しめる作品に仕上がっている (小紀) |
陰日向に咲く |
2008年/「陰日向に咲く」製作委員会製作/東宝配給/2時間9分 |
監督=平川雄一朗 脚本=金子ありさ 撮影=中山光一 音楽=澤野弘之 出演=岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、緒川たまき、塚本高史、西田敏行、三浦友和 |
[ストーリー] |
ギャンブルで借金まみれになったシンヤ(岡田)はオレオレ詐欺に手出すが、電話に出た老婆と心の交流が始まる。寿子(宮崎)は若かりし頃に売れない芸人に恋した母・鳴子の恋の軌跡をたどる。25歳の崖っぷちアイドル・みゃー子を一途に応援するゆうすけ(塚本)には、小学校の時に転校していった「心の中のアイドル」がいた。エリートサラリーマンのリュウタロウ(三浦)はカリスマ・ホームレスのモーゼに会い、人生を投げ出してダンボール生活を始める。一見、無関係な人々の人生が少しずつ交錯し、その先には思わぬドラマが待っていた。 |
[コメント] |
カメレオンのように色々な人間像にストーリーを加え、ひとり舞台を演じきるお笑い芸人の枠を超えた人間観察の天才「劇団ひとり」の、作家デビュー作でありベストセラーとなった「陰日向に咲く」の映画化。それぞれに毎日を生きている、普通でやさしくて目立たない人たちの物語。主人公のシンヤは、パチンコ中毒のどうしようもないだめだめ人間だけど、身近にいそうでなんとも憎めない。寿子、鳴子、みゃー子、ゆうすけ、リュウタロウ、モーゼ……登場人物も等身大のキャラクターとして描かれている。この映画を観たあと、自分や友人、親戚あたりに「ちょっといいこと」があったような気持ちになった。久しぶりに昔のクラスメートに電話してみようかな、田舎の親に会いに行ってみようかな、そんな温かい気持ちになっていただければと。 (幸) |
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