11月28日 (ベルブホール)
●Time Table● | |
14:30−16:00 16:15−18:14 18:30−19:40 |
日曜日は終わらない あんにょん由美香 トーク&ミニ・ライブ ゲスト:松江哲明監督、高橋陽一郎監督、柳下毅一郎氏 演奏:前野健太氏 |
●Time Table● | |
14:30−16:00 16:15−18:14 18:30−19:40 |
日曜日は終わらない あんにょん由美香 トーク&ミニ・ライブ ゲスト:松江哲明監督、高橋陽一郎監督、柳下毅一郎氏 演奏:前野健太氏 |
チケット購入-> @電子チケットぴあ / ローソンチケット(Lコード: 31920) / その他
| プログラム一覧 | プログラム日程 |
日曜日は終わらない |
1999年/NHK大阪放送局製作/NHKエンタープライズ提供/1時間30分 |
監督=高橋陽一郎 脚本=岩松了 音楽=りりィ&Yoz 制作=峰島総生 出演=水橋研二、林由美香、渡辺哲、りりィ、塚本晋也、岩松了 |
[ストーリー] |
一也(水橋)は、同じ会社で働く父(渡辺)からリストラ宣告を受ける。一也は離婚した母(りりィ)のもとに身を寄せるが、母は間もなく祖母を轢いてしまった男(塚本)と再婚する。居場所を失った一也はランパブで働く佐知子(林)と出会い、日曜日に海へ行こうと約束するが、その日自分でも説明のつかない衝動に駆られ、義父を殺してしまう。数年後、刑務所から戻ってきた一也を待っていたのは実父であった……。 |
[コメント] |
高橋陽一郎×岩松了のコンビは淡々としていながら深い、誰にも真似できない世界を創り出す。繰り返し見ているが、これからも何度でも観たい作品だ。でも、「どう面白いのか」を言葉で伝えることは難しい。好きなシーン、印象的なセリフはいくつも思いつく。例えば、ランジェリーショップの店員に扮する岩松了の「丸いの好き?」。土手で3年越しのデートをしたとき、林由美香が発する「男の子だねぇ」(←言葉だけでは伝わらない、あの独特の言い回し!)。 林由美香は、不思議な存在感を放ちながら、あくまで自然に自由に動き回る。閉塞した日常を過ごす主人公、一也が何年も経ってもまた会いたいと思う女性であることに何の違和感もない。 林由美香が出てくる最後のシーンが忘れられない。彼女は本当に存在していたのだろうか? と思うくらい美しいシーンだ。でも、きっとまたふらりと現れてくれるかもしれない、そんな素敵な余韻を残してくれる。(黒) |
あんにょん由美香 |
2009年/『あんにょん由美香』フィルムパートナーズ製作/SPOTTED PRODUCTIONS配給/1時間59分 |
監督・演出・構成・編集・撮影=松江哲明 撮影=近藤龍人、柳田友貴 音楽=豊田道倫 出演=林由美香、ユ・ジンソン、入江浩治、キム・ウォンボク、カンパニー松尾、いまおかしんじ、平野勝之 |
[ストーリー] |
2005年に急逝した女優・林由美香。彼女の7年前の出演作『東京の人妻純子』に出会い、「すごく間違っている」けど「なんだかキュート」な同作品に惹かれた監督。日韓をまたぐこの韓国産エロビデオの軌跡を辿る取材をスタートさせ、同時に3人の林由美香を撮影してきた監督らと、林由美香所縁の地を巡っていく。出会うはずのなかった人々同士が、林由美香を通して出会ったとき、映画は思いがけない感動のエンディングを迎える。 |
[コメント] |
韓国語の「あんにょん」は、「こんにちは」と「さよなら」という2つのまったく異なる意味を持つ挨拶の言葉だ。私が初めて、『あんにょん由美香』という作品を知ったとき、頭に浮かんだのは『“さよなら”由美香』という邦題だった。しかし、この映画を通して、私はたくさんの由美香さんに出会い、由美香さんを通して多くの人と出会った。そして、由美香さんと映画に対するたくさんの愛情に触れた。 映画の冒頭に、『007は二度死ぬ』の“You only live twice or so it seems, One life for yourself and one for your dreams.”というフレーズが紹介される。私が林由美香という女優に出会ったのは本作が初めてだが、きっと私はこれからも、たくさんの作品で由美香さんに「あんにょん」と呼びかけることになるだろう。記憶に残る限り、私たちは何度だって映画のなかで、大切な人たちに出会うことができるのだ。(早) |
TAMA映画フォーラム実行委員会 / 財団法人多摩市文化振興財団 〒206-0025 多摩市永山1-5 多摩市立永山公民館内 事務局 TEL 080-5450-7204(直通) TEL: 042-337-6661 FAX: 042-337-6003 |