11月25日 （ベルブホール）
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第1部 11:00−12:22 13:00−14:31 第2部 15:00−15:51 16:05−16:49 17:00−18:14 18:30−19:19 19:35−20:58 |
伊豆の踊子 野菊の墓 ちょうどいい幸せ 行けよ、千葉。 Apollo ChocolatE GIRL ポスト・ガール スペアキーな冒険 |
第1部 70年代、80年代にきらめく若手女優 - Vol. 1 -
| 伊豆の踊子 |
| 1974年/ホリプロ製作/東宝映画配給/1時間22分 |
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監督＝西河克己 原作＝川端康成 脚本＝若杉光夫 撮影＝荻原憲治 音楽＝高田弘 ナレーター＝宇野重吉 出演＝山口百恵、三浦友和、中山仁、佐藤友美、石川さゆり、宗方奈美、江戸家猫八、鈴木ヒロミツ、浦辺粂子 |
 優秀映画鑑賞推進事業 |
| [解説] |
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青春小説の名作として知られる川端康成の同名作の6回目の映画化作品。 いずれもその時代の青春スター、田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子らが踊り子を演じ、女優の登竜門的作品と言われていた。 西河克己監督にとっては、1963年の吉永小百合主演作品に次いで2度目の映画化であった。山口百恵はアイドル歌手として絶大な人気を誇っていた。相手役となる一高生役は公募され、まだ無名だった三浦友和が抜擢された。この後2人は「百恵＝友和」のゴールデンコンビとして12本の作品で共演し数々のヒット作を放ち、1970年代青春映画に大きな足跡を残した。 映画のなかの山口百恵は、「ちょっと待って♪」のフレーズが有名な「プレイバックpart2」の強気な女性のイメージではない。舞が美しく、無邪気さと一高生への気持ちに素直に振る舞う姿を併せ持つ年頃の踊り子を見事に演じており、眼が離せない。 1980年に山口百恵は結婚を機に引退した、と聞くと「何故?」と思ってしまうが、当時はアイドルも結婚で引退は一般的だったそうだ。（芹） |
| 野菊の墓 |
| 1981年/サンミュージック製作/東映配給/1時間31分 |
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監督＝澤井信一郎 原作＝伊藤左千夫 脚本＝宮内婦貴子 撮影＝森田富士郎 音楽＝菊池俊輔 出演＝松田聖子、桑原正、島田正吾、加藤治子、村井国夫、赤座美代子、樹木希林、湯原昌幸、丹波哲郎 |
 優秀映画鑑賞推進事業 |
| [解説] |
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歌人として知られる伊藤左千夫の原作小説の3回目の映画化作品。 松田聖子は、山口百恵が引退した1980年に「裸足の季節」で歌手デビュー、次に発売された「青い珊瑚礁」でベストテン入り、その後ずっと続いたヒット曲の数々を知らない人は、今でもほとんどいないだろう。そして「フレッシュ、フレッシュ、フレッシュ」の低音の声援も懐かしい「夏の扉」ヒット中の1981年に、映画主演と相手役の公募が発表となり、相手役は2万人の中から決まった。 当時「聖子ちゃんカット」が浸透していたため、映画ではおでこを出した和服姿が話題であったが、スクリーンでは、旧家のいとこ同士である民子と政夫が自然と惹かれあう姿や、民子が2つ年上だからと引き裂かれるなか、想いをそっとつたえ合いながら、運命を受け入れていく主人公を見事に演じている。 澤井信一郎にとっても第1回監督作品だが、マキノ雅広監督の助監督を長くつとめ、情緒を重んじた巧みな演出は今でも定評があるそうだ。（芹） |
第1部 第2部 TAMA NEW WAVE ある視点 -- 青春アラカルト --
| ちょうどいい幸せ |
| 2010年/DV/52分 |
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監督・脚本＝松居大悟 撮影＝高良真秀 音楽＝森優太 出演＝北川仁、北川未来、大村学、島田曜蔵、西岡知美、松居大悟、目次立樹 |
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| [作品紹介] |
| どんな不幸に苛まれても、自分は幸せだと言い聞かせて生きている童貞の勝。そんな勝が知らない女と一緒に自殺することに。セックスしたい男と自殺したい女。だが、勝の最低な下心は、現代に絶望した不器用な人間たちをいつの間にか楽にしてゆく。死んでも死にきれない二人の終わらない青春。 |
| 松居 大悟（まつい だいご）監督 1985年生まれ、福岡県出身。演劇ユニット"ゴジゲン"の主宰であり、全作品の脚本・演出・出演を手掛ける。2008年に制作した自主映画『放課後の友だち』でFIFF2008優秀賞、新城映画祭2008入選。10年2月にはフジテレビ「0号室の客」でドラマ監督デビューも果たし、創作のジャンルを問わず活動中。 |
| [メッセージ] |
| 人を救う時に必要なのは、善意だけではありません。気づかない所で人は人を救っていて、例えば単なる童貞の最低な下心によって人を救っていたらと思い、制作しました。すれ違う二人の距離感を優しく客観視してしまうような、暖色系の映画です。 |
| 行けよ、千葉。 |
| 2010年/HD/44分 |
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監督・脚本・編集＝飯塚俊光 撮影＝幡川和雅 音楽＝葛西真生 出演＝安藤理樹、吉田能、中川智明、倉田大輔、木下正史、比嘉愛 |
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| [作品紹介] |
| 高校生の千葉は同級生の礼子を好きになる。そのことを幼なじみの高橋に相談すると、担任の小泉先生に相談すればと言われ、相談してしまう。相談を受けた小泉先生は「愛の授業」と銘打って授業を始めてしまう。 |
| 飯塚 俊光（いいづか としみつ）監督 1981年、神奈川出身。2007年NCWに通い映画制作を学ぶ。実習作品『SEMICONDUCTOR』が西東京市民映画祭入選。現在1gramixプロデュース『無限』制作準備中。 |
| [メッセージ] |
| あんなことしてみたかった、と思うことは誰にでもあり、あんなことしてみたかった、と僕が思った高校生活が本作です。でも今高校生に戻ったとしても、当時と変わりない生活を送るのだと思います。そう、だから映画にしたのです。 |
| Apollo ChocolatE GIRL |
| 2010年/mini DV/74分 |
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監督 ・脚本・撮影・音楽＝二宮健 音楽＝角谷博栄、天野なぎさ、折目真穂 出演＝南晃拓、玉樹俊克、和田瑠美、松本悠起、伊東浩介 |
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| [作品紹介] |
| 過去を引きずる男たちと今だけ生きてる女たちとあらゆるポップとエゴと哲学が衝突する今日、どんなドラマが少しクレイジーな若者たちを待ちうけているのかーー。ほろ苦い青春の一日とちょっと次の日を描いた青春群像劇。 |
| 二宮 健（にのみや けん）監督 1991年生まれ、大阪府出身。幼い頃から映画作りに関心があり、高校時代に制作した作品が、映画甲子園などのコンクールにて数多くの賞を受賞する。特に2008年制作の『試験管ベイビー』は、さまざまなコンクールで評価された。現在、大阪芸術大学映像学科にて映画について勉学中。 |
| [メッセージ] |
| 本作は登場人物たちと同じ高校卒業後の春に実際に撮影されました。現実にバッティングした要素が多いため、リアルな今日の若者像を描いています。クレイジーなのに瑞々しいこの映画に、なんとなく共感し、ちょっとした幸福感を感じてもらえれば幸いです。 |
| ポスト・ガール |
| 2009年/HDV/49分 |
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監督・脚本・撮影・編集＝北川仁 録音・整音＝北川斉 音楽＝藤田建次 出演＝菅原佳子、今村謙士、杉亜由子、日野慧運、北川斉、北川眞海、北川かほる、北川仁 |
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| [作品紹介] |
| 「弟は咲という女にフラれたから自殺した」と思い込んだ女、恵子は、咲とその恋人の間で交わされる手紙を盗み、改竄することで、咲に復讐することを思い立つ。 |
| 北川 仁（きたがわ ひとし）監督 1982年生まれ、東京都出身。慶応義塾大学文学部卒業。劇団とくお組にて映像を担当。自身の監督作では、2009年、『blanc』で、ふかや映画祭優秀賞、福井映画祭審査員特別賞受賞。2010年、『ポスト・ガール』で、ぴあフィルムフェスティバル入選。 |
| [メッセージ] |
| 色々と訳のわからないことが起こる妙な映画ではありますが、心の中でさまざま突っ込みを入れながら楽しんで見ていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 |
| スペアキーな冒険 |
| 2010年/HDV/1時間23分 |
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監督・脚本＝奥田徹 千葉編撮影＝石出裕輔 音楽＝岡野勇仁 出演＝高木公介、小鳥、山崎吉範、石川謙 |
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| [作品紹介] |
| 窓掃除の青年と、窓辺から外を眺めてばかりいる女の子の一歩踏み出すための小さな冒険物語。 |
| 奥田 徹（おくだ とおる）監督 1976年生まれ、静岡県出身。映画学校在学時より、映画の仕事に携わる。ギャラ未払いに巻き込まれ都落ち。それを期に個人で映画制作を開始。『ベリースタートっ!』（うえだ城下町映画祭2003・入選）、『青春ハンド』（あおもりショートフィルムコンテスト・優秀賞）等を監督。その他の活動に飯野歩監督『ガソリンゼロ』（第6回TAMA NEW WAVE・特別賞）の原作など。 |
| [メッセージ] |
| 一生懸命作りました。沢山の人に協力してもらいました。派手な作品ではありませんが、心にスッと馴染む、面白い作品だと思うので、ぜひ来てください。観てやって下さい。よろしくお願いします。 |
◆主催・お問合せ◆
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