11月26日 (ベルブホール)
●Time Table● | |
第1部 11:00−12:44 13:30−15:04 第2部 16:00−17:02 17:15−18:07 18:20−19:00 19:15−20:37 |
時をかける少女 ぼくらの七日間戦争 ペイパーアート 反抗 オルタナドラゴン 青すぎたギルティー |
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第1部 11:00−12:44 13:30−15:04 第2部 16:00−17:02 17:15−18:07 18:20−19:00 19:15−20:37 |
時をかける少女 ぼくらの七日間戦争 ペイパーアート 反抗 オルタナドラゴン 青すぎたギルティー |
時をかける少女 |
1983年/角川春樹事務所製作/東映配給/1時間44分 |
監督=大林宣彦 原作=筒井康隆 脚本=剣持亘 撮影=阪本善尚 音楽監督=松任谷正隆 美術デザイン=薩谷和夫 出演=原田知世、高柳良一、尾美としのり、津田ゆかり、岸部一徳、根岸季依、内藤誠、入江若葉、上原謙、入江たか子 |
優秀映画鑑賞推進事業 |
[解説] |
今年で作家生活50周年を迎える筒井康隆氏原作の本作『時をかける少女』は映画やテレビドラマとして何度も映像化されている。今は最終話しか見ることのできないNHK少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」(1972年)や、細田守監督のアニメ版(2006年)、そして今をときめく仲里依紗が主演した今年公開作品など、数多くの映像化がなされている。 それらの作品のなかで代表作と言えば、やはり大林監督の本作品になるのではないだろうか。1983年公開の作品であるが、当時から見てもかなりノスタルジックな感じのする作品となっていた。 主人公の原田知世は本作がデビュー作であるが、大林作品の特徴である「永遠の少女」を的確に演じている。 それにしても、原田知世は今でも当時と雰囲気がほとんど変わっていない。まさに"時をかけた少女"である。(よ) |
ぼくらの七日間戦争 |
1988年/角川春樹事務所製作/東宝配給/1時間34分 |
監督・脚本=菅原比呂志 原作=宗田理 脚本=前田順之介 撮影=河崎敏 音楽=小室哲哉 出演=宮沢りえ、五十嵐美穂、安孫子里香、菊池健一郎、鍋島利匡、倉田保昭、大地康雄、賀来千香子、室田日出男 |
優秀映画鑑賞推進事業 |
[解説] |
宗田理の1985年から20年ほど続いた「ぼくらシリーズ」第1作の同名作の映画化。 厳しい校則で取り締まる教師や親の小言に嫌気が差した中学1年生の男子グループが無断欠席、廃工場に立てこもり、差し入れに訪れた女生徒も参加し、ほとんどキャンプのような雰囲気のなかで、大人たちに一泡ふかせてやろうとたくらむ。 監督はカリフォルニア州立大学で映画制作と演出を学んだ後、角川映画の助監督、プロデューサーを経てこの作品で監督デビューした菅原比呂志。 当時、「リハウスしてきました」のテレビCMで人気を集めていた、宮沢りえの映画デビュー作。写真集「Santa Fe」発売はこの2年後である。 挿入歌はTMネットワーク、冒頭の中学校での無意味とも言える厳しい取締り、男子の個性と人間関係や、唯一学生に支持されていた英語教師役の賀来千香子のお嬢様ファッションなどに時代を感じながらも、今でも感情移入してしまうものがある。(芹) |
ペイパーアート |
2009年/DV/1時間2分 |
監督・脚本=佐々木優大 撮影=佐々木優大、松本純弥 音楽=石塚玲依 出演=北野たか子、山本明奈、日向琴子、友澤和希、たなべ勝也 |
[作品紹介] |
新聞紙でさまざまな物を包む、という芸術活動をしている憂希は、ある日自分の作品が認められない苛立ちからか、包んだ作品の一つを破壊してしまう。翌日破れた新聞紙の下に、以前とは違う色、模様がついているのを発見する。憂希の作品・新聞紙に包まれる事で色が変化するという不思議な現象を起こしていた。憂希はこれまで落ち続けていたコンクールに新聞紙に包まれた作品と、色の変化した作品両方を応募するが……。 |
佐々木 優大(ささき ゆうだい)監督 1986年生まれ、千葉県出身。高校卒業後映画学校へ進学するも一年修了時に中退。その後フリーターをしながら自主制作で映画制作を続ける。 |
[メッセージ] |
他人に認められない苛立ちを抱えた自称芸術家を中心に、どこか壊れかけている人々が取り返しのつかない影響を与え合う物語です。決して幸福な話ではありませんが、登場人物たちの結末を見守るように感じてもらえれば嬉しいです。 |
反抗 |
2009年/HDV/52分 |
監督・脚本=堀内博志 撮影=島根義明 音楽=豊田道倫 出演=宮沢春香、新井秀幸、小野孝弘、星能豊、狗丸トモヒロ、香取剛、米元信太郎 |
[作品紹介] |
10才の少女・麻衣は父親に山奥に置き去りにされてしまう。そこで互いをハンドルネームで呼び合う4人の男たちに麻衣は追われる。そんな時、ある事情から東京を追われたチンピラ青年・町田は山奥で逃げる麻衣に出会い、共に追われる身となってしまう。「こんな人生なんだ、もうあきらめようよ……」。その瞬間、これまでとはまったく違う世界が麻衣の前に広がっていった。 |
堀内 博志(ほりうち ひろし)監督 1974年生まれ、島根県出身。大阪ビジュアルアーツ卒業。現在フリーの脚本家・ディレクター。『反抗』がぴあフィルムフェスティバル入選。 |
[メッセージ] |
『反抗』は不条理で理不尽な出来事に対して、弱い存在が生を意識し渇望し始める姿を自分なりに素直に描きました。この山は社会の縮図で彼女が希望の在りかだとして。 |
オルタナドラゴン |
2010年/mini-DV/40分 |
監督・脚本・編集=和田武士 撮影=岡本泰宏 出演=和田武士、高木りな、平田啓介、ヨハン・イングヴェ・ラーセン、平田満、古沢真紀子 |
[作品紹介] |
とあることから罪を犯してしまったデリヘル嬢とその運転手のロードムービー。二人は移動中、面倒な状況を乗り越え、徐々に芽生えるチームワークの果てに、人生の新しいステージを見定める。 |
和田 武士(わだ たけひと)監督 1979年生まれ、東京都出身。早稲田大学第一文学部に入学後、大学映研に所属し映画演技及び自主映画のキャリアスタート。同校大学院では天井桟敷の安藤鉱平教授(&監督)に師事。卒業後、各種映像コンテンツやコミュニティ番組などの制作に従事。初期作品より一貫してメインキャストも兼任する。 |
[メッセージ] |
ハードにおいて合成映像による表現多様性を模索した作品。観客の皆様には、本編内の大小さまざまな仕掛けを是非なるべく多く発見して頂けると皆様にとっても私にとっても最高だと思います。 |
青すぎたギルティー |
2009年/HDV/1時間22分 |
監督・脚本=平波 亘 撮影=伊集守忠 音楽=へりこひでも 出演=土屋壮、細田ケント、小鳥、堀川剛史、緒方和也、関口崇則、土屋いくみ、神野明人、加藤和彦、涌井友子、小島一洋 |
[作品紹介] |
志半ばで解散してしまったバンド、ザ・ギルティーズ。残された彼等のたった一枚のレコードから浮かび上がる青春群像劇。 |
平波 亘(ひらなみ わたる)監督 1978年生まれ、長野県出身。2003年ENBUゼミナールに入学し、自主制作活動を始める。08年『Scherzo/スケルツォ』がぴあフィルムフェスティバル入選。 |
[メッセージ] |
30歳になって自分の20代を振り返った時、浮かんだのは「青春」でも「夢」でもなく「罪」という言葉でした。ザ・ギルティーズの連中には、僕の罪深き20代の十字架を背負わせています。もしかしたら他人事ではない彼等の悲喜劇をどうか楽しんでやってください。 |
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