フランス、郊外の団地
不器用な男女の出逢いと奇跡のストーリー
■孤独を抱えた6人の男女に、3つの予期せぬ出逢いが訪れる群像劇
≪車椅子の自称カメラマン × 夜勤の看護師≫
団地の一室。故障続きのエレベーターの交換について話し合う住人達。皆が費用負担に賛成する中、スタンコヴィッチだけ「自分は2階だからエレベーターは使わない」と費用負担を拒む。そんな彼に出された条件は「金を払わないかわりにエレベーターを使わない」こと。
≪鍵っ子の高校生 × 落ちぶれた女優≫
朝、10代の少年シャルリが目覚めると、窓の外から引っ越し用の大型トラックのバック音が聴こえる。部屋に母親の姿はない。テーブルの上に置かれた給食代をポケットに入れ、家を出る。慣れた手つきで自転車を担ぎ下る階段で、たくさんの荷物を運びこむ引っ越し業者とすれ違う。
≪英語が通じない移民の女性 × NASAの宇宙飛行士≫
刑務所の面会日。アラブ系のマダム・ハミダは収監されている息子に会いに行くが、医務室にいるという息子に会わせてもらえない。職員に差し入れの品の受け渡しも拒まれるものの、持ち前の明るい笑顔を見せる。
『アスファルト』原題:Asphalte 英題:Macadam Stories
2015年/100分/カラー/フランス/フランス語・英語・アラビア語/
監督・脚本:サミュエル・ベンシェトリ
字幕:横井和子 提供:ミモザフィルムズ/シンカ 配給・宣伝:ミモザフィルムズ 宣伝協力:テレザ/ポイント・セット 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 協力:ユニフランス
1973年生まれ、石川県金沢市出身(中高時代は新潟)。 パソコン雑誌の編集を経て、2001年よりフリーランスでITビジネス系などの雑誌を中心に取材・執筆で活動。現在の主な分野は、メディア論、20世紀消費社会研究、都市論、ポピュラー音楽など。2012〜2013年にかけてNHK総合『NEWS WEB 24』レギュラー出演。現在、ラジオ番組パーソナリティ『クロノス・フライデー』(TOKYO FM毎週金曜朝6:00〜9:00)、『タイムライン』(TOKYO FM隔週火曜夜19:00〜20:00)。コメンテイターとして日本テレビ『シューイチ』(日曜日朝7:30〜10:00)に出演中。
twitter:@ gotanda6
おすすめ団地映画:『みなさん、さようなら』
19歳の頃、主に放送構成・作詞の分野でキャリアをスタートさせる。その後、ゲーム業界、音楽業界での活動を経て、現在はアニメーションの脚本執筆を中心に、さまざまなメディアでの企画、脚本などを手がけている。2007年「ストーリーライダーズ株式会社」を代表取締役として設立。
脚本代表作:
・TVアニメ『永久家族』、『カウボーイビバップ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『ウルフズレイン』、『絢爛舞踏祭』、『サムライチャンプルー』、『交響詩篇エウレカセブン』、『エルゴプラクシー』、『FREEDOM』、『地球へ...』、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』、『東のエデン』、『LUPIN the Third -峰不二子という女-』、『超速変形ジャイロゼッター』、『スペース☆ダンディ』、『新風雲維新ダイ☆ショーグン』、『怪盗ジョーカー』、『パズドラクロス』
・TVドラマ『ノーコン・キッド ぼくらのゲーム史(テレビ東京)』、『闇の伴奏者(WOWOW)』
twitter:@ storyriders
おすすめ団地映画:『しとやかな獣』
2010年12月、新宿ロフトプラスワンのトークイベントで結成。メンバーが、それぞれの立場から、映画、マンガ、アニメなどに登場する団地について深く考察して大放談を繰り広げ、毎回大好評を博しています。話題は団地の美観や構造に対する偏愛にとどまらず、団地登場作品の演出論から大衆文化論、果ては都市論や郊外論にまで飛び火。知恵熱必至の知的エンタテインメントです。トークイベントは不定期で継続開催中!
twitter:@ danchi_books
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分