※好評につき、ペトル・ホリー氏と東佳苗 氏(縷縷夢兎)によるトークを追加開催いたします
※第3回上映(15:00-)はインターネット予約をされている方・前売券をお持ちの方・当日のみの料金区分の方(支援会員の方など)の入場(先着順)を優先し、残席数に応じて当日券(大人)を販売いたします
※インターネット予約の受付および前売券の販売は開催前日まで行なう予定ですので、ご利用ください
マリエ1とマリエ2は常に一緒。今日も二人ひと組で男を騙して食事をおごらせ、被害なく去る。部屋の中で牛乳風呂を沸かし、火をつけ、ソーセージをあぶって食べる。二人の日々は徐々にハチャメチャになって映画の画面もコマ切れになり、カラーリング、光学処理等あらゆるフィルムの遊びが展開される。衣装や小道具などの美術や音楽のセンスも抜群な60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作。
1966年/75分/カラー/チェコ・スロヴァキア/チェコ語
監督:ヴェラ・ヒティロヴァー
原案:ヴェラ・ヒティロヴァー+パヴェル・ユラーチェク
脚本:ヴェラ・ヒティロヴァー+エステル・クルンバホヴァー
撮影:ヤロスラフ・クチェラ
美術:エステル・クルンバホヴァー+ヤロスラフ・クチェラ
衣装:エステル・クルンバホヴァー
音楽:イジー・シュスト+イジー・シュルトゥル
配給:チェスキー・ケー
協力:CZECH CENTRE TOKYO/チェコ蔵(CHEKOGURA)
©State Cinematography Fund
1929年チェコのオストラヴァ生まれ。60年代のチェコ・ヌーヴェルヴァーグの代表的な監督となる。政治的な表現への締め付けが厳しくなり、「ひなぎく」と「楽園の味」が政府に睨まれ、76年まで活動を停止させられる。「リンゴゲーム」で活動を再開し80年代には5作品を発表。89年ベルリンの壁崩壊、チェコビロード革命以降「解放者マサリク」、モーツァルトを描いた「私を認めたプラハ市民」などを発表。2014年3月12日永眠。チェコ映画のファーストレディーと称される。
2015年/18分/カラー
監督:東佳苗(縷縷夢兎)
脚本:根本宗子
主題歌:大森靖子
音楽:GOMESS
©SPOTTED PRODUCTIONS
「ひなぎく」の日本語字幕新訳を手掛けたチェコ蔵代表のぺトル・ホリー氏と「ひなぎく」から現代にガールズムービーを受け継ぐ縷縷夢兎(るるむう)デザイナーの東佳苗さんによるゲストトーク開催決定
好評につき、第4回上映後にペトル・ホリー氏と東佳苗 氏(縷縷夢兎)によるトークを追加開催いたします。
プラハ郊外のドブジーシュ生まれ。語学短期留学で初来日。早稲田大学大学院文学研究科にて歌舞伎を研究し、2006年に同大学大学院博士課程を卒業。同年、チェコ大使館内チェコセンター東京を開設し、所長に就任。ヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画字幕作成や書籍翻訳、作家カレル・チャペックの翻訳監修、関連書籍の執筆など、チェコ文化を広く日本に紹介。所長退任後、チェコ文化・芸術の紹介と普及を目的にした「チェコ蔵」を主宰。『ひなぎく』では日本語字幕の新訳を手がけた。◆チェコ蔵:http://chekogura.com
福岡県生まれ。「縷縷夢兎(るるむう)」デザイナー、アートディレクター、スタイリスト。ハンドニットの一点物アイテムを中心に展開中。でんぱ組.incや大森靖子をはじめ、アイドル、アーティストの衣装デザイン、アートディレクション、スタイリストとして活動中。感情を綺麗に吐露し生まれるクリエーション、“嘔吐クチュール”をブランドコンセプトに置き「縷縷夢兎」を体現する女の子を“muse”と呼ぶ。「ミスiD」審査員なども務める。2015年、初の映画監督作品『Heavy Shabby Girl』を発表。
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分