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昨年、直木賞を受賞した窪美澄が2014年に発表した短編集の中の一篇「かそけきサンカヨウ」。この作品の映画化を自ら切望しメガホンをとったのは、数々のヒット作を手がけ、TAMA映画祭とのご縁もあり、常にその動向に注目が集まる恋愛映画の旗手、今泉力哉監督。幼い頃に母と別れ、早くに大人にならざるを得なかった少女・陽の成長を、父や新しい家族との間に生まれる確執と交流、そして同級生・陸との“淡い恋愛感情”を交えつつ、やさしい物語として織り上げた。
<ストーリー>
幼い頃に母が家を出て、ひとりで暮らしを整えられるようになっていった陽は、帰宅してすぐに台所に立ち、父とふたり分の夕飯の支度にとりかかるのが日課だ。
ある夜、父が思いがけないことを陽に告げる。「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」
ふたり暮らしは終わりを告げ、父の再婚相手である美子とその連れ子の4歳のひなたと、4人家族の新たな暮らしが始まる。新しい暮らしへの戸惑いを同じ高校の美術部に所属する幼なじみの陸に打ち明ける陽。実の母・佐千代への想いを募らせていた陽は、それが母であることは伏せたまま、画家である佐千代の個展に陸と一緒に行く約束をするが……。
2021年/115分/日本
出演:志田彩良、井浦 新、鈴鹿央士、西田尚美、石田ひかり
監督:今泉力哉
原作:窪美澄『水やりはいつも深夜だけど』(角川文庫刊)所収「かそけきサンカヨウ」
脚本:澤井香織、今泉力哉
音楽:ゲイリー芦屋
企画・プロデュース:福嶋更一郎、内山太郎、宇田川寧
エグゼクティブプロデューサー:多湖慎一
プロデューサー:服部保彦・加藤千穂
製作幹事:メ~テレ、テンカラット
製作プロダクション:ダブ
製作:映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
配給:イオンエンターテイメント
© 2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
1回目の上映後に企画・プロデュースの宇田川寧氏をお迎えして、ゲストトークを開催します。
株式会社ダブ プロデューサー。主な作品は「アヒルと鴨のコインロッカー」(07/中村義洋監督)、「ゴールデンスランバー」(10/中村義洋監督)、「100回泣くこと」(13/廣木隆一 監督)、「ヒロイン失格」(15/英勉監督)。近年では、「アイネクライネナハトムジーク」(19/今泉力哉監督)、「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(21/飯塚健監督)、「KAPPEI カッペイ」(22/平野隆監督)、「少女は卒業しない」(23/中川駿監督)など。最新作として、「禁じられた遊び」(中田秀夫監督)、「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(穐山茉由監督)が公開を控えている。
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分