『希望のかなた』上映関連企画
『希望のかなた』とあわせて観たいおすすめ映画12選
2018.3.10 更新
<ゲストトーク開催決定>
第2回上映後に、藤えりか氏(朝日新聞記者)、森下詩子 氏(kinologue主宰)をお迎えしてゲストトークを開催いたします。
- 日時
- 2018年4月7日(土)
- 10:30-12:08 第1回上映
- 13:00-14:38 第2回上映
- 14:38-15:20 トーク
ゲスト:藤えりか氏、森下詩子氏
- 16:30-18:08 第3回上映
- 19:00-20:38 第4回上映
- ※全席自由・各回入替制
※開場は15分前です。
※ゲストトークはチケット(半券含む)提示で入場できます。
※上映時間は変更になる場合があります。
- チケット
- 前売
- 大人(中学生以上)のみ 1,000円
- 当日
- 大人(中学生以上) 1,200円
- 子ども(4歳~小学生) 600円
- TAMA映画フォーラム支援会員 600円
- 障がい者とその付添い者1名 600円
- 前売チケットのご購入について
- 前売チケットは3月10日(土)一般発売
下記の場所でご購入いただくか、
インターネットでの予約も可能です。
-
多摩市立永山公民館
(休館日・祝日を除く9:00~17:00)
- 多摩市役所売店
「
ひまわり」
- 聖蹟桜ヶ丘ヴィータ7F
「
多摩ボランティア・市民活動支援センター」
- ココリア多摩センター5F
「
おしごとカフェ キャリア・マム」
-
インターネット予約 »
予約受付期間:3/10(土)~4/6(金)
→受付終了いたしました。
- ※インターネットでご予約いただいた方は上映日に受付にて、前売価格にてチケットの精算・受渡となります。
- ※インターネット予約完了時には確認メールが配信されます。メールを携帯電話で受信される方はパソコンからの受信拒否設定を解除するか、tamaeiga.orgドメインからの受信を許可する設定に変更してください。
- 保育サービス実施
- 10:30~の回の上映中、お子さまをお預かりいたします。
(満1歳以上/先着10名)
希望される方は、開催前日までにこちらのフォームからお申込ください。
-
保育申込フォーム »
→受付終了いたしました。
イントロダクション
誰かを受け入れるとき、そこには希望が生まれる。
内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、彼の唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロッパを悩ます難民危機のあおりか、この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、レストランオーナーのヴィクストロムは彼に救いの手をさしのべ、自身のレストランへカーリドを雇い入れる。そんなヴィクストロムもまた、行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探す2人はやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始めるが…。
- 2017年ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)
- 2017年国際批評家連盟賞年間グランプリ
- 2017年ダブリン国際映画祭 ダブリン映画批評家協会賞、最優秀男優賞
- 2017年ミュンヘン映画祭 平和のためのドイツ映画賞ザ・ブリッジ監督賞
- 2017年モスクワ国際映画祭出品
- 2017年シドニー映画祭出品
- 2017年トロント国際映画祭出品
『希望のかなた』
原題:TOIVON TUOLLA PUOLEN/英語題:THE OTHER SIDE OF HOPE
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:シェルワン・ハジ、サカリ・クオスマネン
2017年/フィンランド/98分/フィンランド語・英語・アラビア語/DCP・35㎜/カラー
配給:ユーロスペース
映画『希望のかなた』公式サイト ≫
監督:アキ・カウリスマキ / Aki Kaurismäki
1957年4月4日フィンランド、オリマティラ生まれ。大学でコミュニケーション論を学ぶ。映画評論家としてキャリアをスタートさせるが、評論だけにはとどまらずシナリオ作家、俳優、助監督など数々の仕事に携わる。1981年には兄のミカとともに映画会社<ヴィレアルファ>を設立。また<センソ・フィルム>という配給会社も所有し、ヘルシンキ中心部で<アンドラ・カルチャー・コンプレックス>という映画館を一時期運営していた。
1983年に初長編監督作品『罪と罰』を発表。86年には『パラダイスの夕暮れ』がカンヌ映画祭監督週間をはじめ各国の映画祭に招待され、世界の映画人の注目を集める。日本では90年に『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』で注目されて以降、全ての監督作が公開され、とりわけ『浮き雲』、『過去のない男』、『ル・アーヴルの靴みがき』などは大ヒットを記録した。新作公開の度に熱狂的なファンを増やし続けている。
監督からのメッセージ
私がこの映画で目指したのは、難民のことを哀れな犠牲者か、さもなければ社会に侵入しては仕事や妻や家や車をかすめ取る、ずうずうしい経済移民だと決めつけるヨーロッパの風潮を打ち砕くことです。
ヨーロッパでは歴史的に、ステレオタイプな偏見が広まると、そこには不穏な共鳴が生まれます。臆せずに言えば『希望のかなた』はある意味で、観客の感情を操り、彼らの意見や見解を疑いもなく感化しようとするいわゆる傾向映画(※)です。
そんな企みはたいてい失敗に終わるので、その後に残るものがユーモアに彩られた、正直で少しばかりメランコリックな物語であることを願います。一方でこの映画は、今この世界のどこかで生きている人々の現実を描いているのです。
※傾向映画とは1920年代にドイツおよび日本でおこった、商業映画の中で階級社会、および資本主義社会の矛盾を暴露、批判した左翼的思想内容をもつプロレタリア映画。
ゲストトーク
第2回上映後に藤えりか氏(朝日新聞記者)、森下詩子 氏(kinologue主宰)をお迎えしてトークを実施します。
藤えりか氏
朝日新聞記者
1993年、朝日新聞社に入社。経済部や国際報道部などを経て2011~14年にロサンゼルス支局長、ラテンアメリカを含む大統領選から事件にIT、映画界まで取材。2014年から「GLOBE」記者。世界の映画人に政治や社会について斬り込むシネマニア・リポートをGLOBEウェブ版で連載中。映画好きが高じて脚本を学んだことも。著書に『なぜメリル・ストリープはトランプに嚙みつき、オリバー・ストーンは期待するのか〜ハリウッドからアメリカが見える』(幻冬舎新書)。読者と語る「シネマニア・サロン」を主宰。ツイッターは@erika_asahi
森下詩子氏
kinologue主宰
独立系映画配給・宣伝会社で、宣伝担当として100本近い映画に携わる。2011年よりワークショップ・プロジェクト「kinologue(キノローグ)」を主宰し、東京・南相馬・ヘルシンキ・鎌倉・玉島等にて、2017年10月までに計26回開催。2014年よりフリーランスで北欧に特化した映画配給を始め、フィンランド映画『365日のシンプルライフ』、『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』、『ファブリックの女王』を共同配給。現在、アイスランドのクラフト・アート・ドキュメンタリー『YARN 人生を彩る糸』が全国公開中。
予告編
会場
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分
公共の交通機関のご案内
- [京王線]
- 新宿駅から特急・急行・区間急行の橋本行きに乗車。または調布駅にて橋本方面に乗換。地下鉄新宿線から直通・急行の橋本行に乗車
- [小田急線]
- 新百合ヶ丘駅にて唐木田方面に乗換。地下鉄千代田線から直通・多摩急行の唐木田行に乗車
- [バス]
- 聖蹟桜ヶ丘駅から永山駅行・永山5丁目行・諏訪4丁目循環に乗車。永山駅にて下車
鶴川駅から永山駅行・聖蹟桜ヶ丘駅行に乗車。永山駅にて下車