東日本大震災後、日本を勇気づけたいと徒歩で日本を縦断したスイス人男性の記録映画。
ヤン・クヌーセル監督来日決定
<日本・スイス国交樹立150周年記念事業>
『ネガティブ:ナッシング 全てはその一歩から』は、スイス人男性トーマス・コーラさんを描いたドキュメンタリー映画です。スイスの旅行会社で日本旅行手配を担当していたトーマス・コーラさんは東日本大震災と津波、そして福島原発の事故の影響により客足が途絶え、職を失ってしまいます。彼は今こそ大好きな日本に恩返しをしようと思い立ち、2900km・日本縦断徒歩の旅へ旅立ちました。「日本には素敵な場所がたくさんある」との思いを込めて綴ったブログは、「ネガティブ:ナッシング(いやだったこと:なし)」、気がつくとそう締めくくるようになっていました。
暗い雰囲気に覆われていた日本で、彼のメッセージは多くの日本人の心を打ちます。彼の一歩一歩が、彼の道程が、彼のポジティブな言動と毎日書いたブログが、周りに集まった人びとを変え、やがて世界を変えていきます。2014年、トーマスさんは日本とスイス国交樹立150周年のシンボル的存在となっています。たとえ小さな声でも真摯な態度でポジティブに伝え続けることの大切さと、その声に耳を傾ける人々の美しさを描いた作品です。なお、2回目と3回目の上映後にスイス在住のヤン・クヌーセル監督からお話を伺います。
兄であるステファンと共に本作の監督を務める。ニュースブログ asienspiegel.chを立ち上げ、日本、中国、韓国の最新ニュースを配信する。ジャーナリストとしては長くスイス大手紙Tages-Anzeigerオンラインの報道部副部長として、日本を始めとする東アジアに関する記事に長けていた。チューリッヒと大阪の大学で日本学を主専攻、政治学ならびに東アジア美術を副専攻として修士課程を修了。
2014年、日本とスイスは国交樹立150周年を祝う記念の年を迎えています。1864年に最初の修好通商条約を結んで以来、両国は友好関係を築いてきました。150周年となる今年、両国では数多くのイベントが開催されています。
日本・スイス国交樹立150周年記念(在スイス日本国大使館)
日本・スイス国交樹立150周年記念(在日スイス大使館)
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
京王相模原線・京王永山駅、小田急多摩線・小田急永山駅から徒歩約2分