兄弟 仲良く ボチボチと、、、
監督:大崎章(『キャッチボール屋』)× 脚本:足立紳(『百円の恋』)による愛すべき男たちの物語。
売れない映画監督タカシ。四十路前の崖っぷち男に、幸せは訪れるのか…?
売れない映画監督の渡辺タカシ(渋川清彦)は、大腸がんで入院していた兄のマサル(光石研)の看病という口実のもと群馬県玉村町にある実家に戻り、妻子と別居中。起死回生を狙って、これまた売れないシナリオライターで実家の焼きまんじゅう屋を手伝っている悪友の藤村(岡田浩暉)とシナリオづくりをしているが、藤村は新しい彼女に夢中のようだ。あるとき、藤村に付き合わされた場でタカシは涼子(河井青葉)と出会う。なかなかの美人で性格もよさそうな涼子と兄を引き合わせようと考えるタカシだが、どうやら涼子はタカシに対し本気になっている様子……。そんななか、別居中の妻から離婚したいとの申し出を受け、焦ったタカシは何とか妻の気持ちをつなぎとめようと映画の企画に必死になるがうまくいかず、それどころか涼子の前で酔っ払ってついポロっと独身ではないことを言ってしまう。
脚本:足立紳
監督:大崎章
1961年生まれ、群馬県出身。龍村仁監督に師事して、ドキュメンタリー番組、CMなどを制作。その後フリーになり、助監督として『無能の人』(竹中直人監督)、『あの夏、いちばん静かな海。』(北野武監督)、『ソナチネ』(北野武監督)、『2/デュオ』(諏訪敦彦監督)、『洗濯機は俺にまかせろ』(篠原哲雄監督)、『式日』(庵野秀明監督)、『スリ』(黒木和雄監督)、TVドラマ「私立探偵濱マイク」などに携わる。『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘監督)では監督補を務めた。2006年に『キャッチボール屋』でデビュー。第16回 日本映画批評家大賞 新人監督賞を受賞した。今作『お盆の弟』は、『キャッチボール屋』に続き脚本家の足立紳とタッグを組んで監督した。
1973年生まれ、鳥取県出身。日本映画学校(現・日本映画大学)7期卒業。同期には映画監督の小沼雄一、脚本家の港岳彦他がいる。映画学校卒業後、相米慎二監督に師事。演劇活動、脚本執筆、公共広告の企画など幅広く活動している。2012年に『百円の恋』で第1回 松田優作賞 脚本賞グランプリ受賞、2014年に映画化(監督:武正晴)され大ヒット。第17回 菊島隆三賞 受賞。
東京都多摩市永山1-5 ベルブ永山5F
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