
「いのちを食べて人は生きる」
大阪府貝塚市で7代にわたってつづく北出精肉店。
「生」の本質を見続けてきた家族の記録
纐纈あや監督の長編ドキュメンタリー第2作目で、大阪府貝塚市で7代にわたってつづく北出精肉店の物語です。前作『祝の島』で山口県の上関原子力発電所建設問題に揺れる島の人びととその生活に密着したの続き、被差別部落、屠畜など難しいテーマに触れつつ、「いのち」に温かく寄り添う家族の様子を丹念に描いています。
「いのちを食べて人は生きる」―― いわれなき差別を受けてきた父の姿を胸に刻み、家業を継いで7代目となる兄弟とその家族。牛の肥育から精肉までを営むなかで、牛は屠畜・解体されて肉や太鼓となって生まれ変わってきました。しかし、2012年3月、代々使用してきた屠畜場が102年の歴史に幕を下ろすことに。仕事に対する誇りをもって自らを律して生き、生の本質を見つめつづけている一家の1年間を独特のまなざしでみつめます。
今回は初の試みとして、上映後に「感想の時間」を設けます(鑑賞された方は参加自由)。多くの方に作品を観て、感じ、考えていただける機会になればと企画しました。
また、『ある精肉店のはなし』プロデューサーで写真家の本橋成一氏の写真集「屠場〈とば〉」から数点をロビーに展示します。
※『ある精肉店のはなし』公式サイトから転載
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