第30回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-3】TAMA NEW WAVE ある視点 ―Vol.3―

11/22[日] ベルブホール

チケット料金

一般
前売のみ:1,000円 /

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過ぎ行くみなも

  • 2020年/83分
  • 監督・脚本=河辺怜佳
  • 撮影=福山晃大
  • 音楽=平野義愛
  • 出演=飯野茉優、水沢有礼、小野孝弘、庄大地、三坂知絵子、及川綾
予告編

作品紹介

父親と二人暮らしをする女子高校生の涼(りょう)は、バイト先で知り合った主婦である嶺(れい)に心を寄せるようになる。一方、不妊治療をめぐって夫との間に齟齬が生じている嶺は、涼の好意を受け入れ、二人で共同生活をしないかと彼女に誘いかける。

監督からのメッセージ

人物たちが求め行く先を見届けていただけたらと思います。観客の皆様に観ていただけるのを楽しみにしています。

河辺 怜佳(かわべ れいか)監督

1998年生まれ、愛知県出身。2017年、立教大学映像身体学科に入学。同校の映画サークル「シネマトグラフ」にて映画制作を開始する。所属するゼミでは万田邦敏教授の元で映画演出を学ぶ。2019年度第3回映像身体学科スカラシップに選出され、本作を制作する。他の監督作に『翻弄』(19年)など。

ナイトライダー

  • 2020年/41分
  • 監督・脚本・撮影=佐藤安稀
  • 音楽=高橋良太
  • 出演=佐藤周、佐藤太千、川嶋淳、丸山輝、川西里奈、名村藍、本木大地、佐々木奏音、大森健太郎
予告編

作品紹介

夢や目標もなく、毎日をただ漠然と過ごす男、マツモト。唯一の友達は月に行くことを夢みる自称科学者のハカセ。ある夜、マツモトの前にヨンと名乗る不思議な少女が現れる。ヨンとの再会を誓ったマツモトは、ハカセの計画を手伝うことにするのだが……。

監督からのメッセージ

大人になっても、夢を持ち続けている人ってかっこいいなって、僕は思います。でもそういう人って周りが大人になっていくなかでどんどん孤立していくような気がして。この映画にはそんな大人になりきれなかった人たちが出てきます。決して完璧な映画ではないけど、彼らの姿を見て、月明かりのような温かい気持ちになってもらえたら嬉しいです。

佐藤 安稀(さとう やすき)監督

1995年生まれ、山形県出身。東北芸術工科大学映像学科卒業。高校生の時に映画制作をはじめる。監督作『デイ・ドリーム』は、第18回長岡インディーズムービーコンペティションにて準グランプリを受賞、仙台短編映画祭やヴェステロース国際映画祭など国内外で上映されている。

珈琲のしみ

  • 2020年/35分
  • 監督・脚本=橋田奈奈
  • 撮影=池元慎、児山拓大
  • 音楽=伊藤良渓(天気輪)
  • 出演=小川容子、野々瀬隆志、佐倉萌
予告編

作品紹介

高校最後の夏休み。父・隆志と2人暮らしの容子は、時間を持てあましながら、夏を過ごしていた。そんなある日、2人のもとに1枚の絵葉書が届く。差出人は、隆志の姉であり、容子の伯母である由紀子だった。7年前、由紀子の夫である「真さん」がいなくなってから、容子は由紀子の家を訪れていない。容子は隆志に連れられて、久しぶりに由紀子の家を訪ねる。

監督からのメッセージ

浦野直己さんの短編小説「珈琲のしみ」が原作の作品です。心の動きを風景として捉えることを目指しました。

橋田 奈奈(はしだ なな)監督

1993年生まれ、高知県出身。中学時代より演劇活動を行う。早稲田大学在学時は稲門シナリオ研究会に所属し、2019年に第32回早稲田映画まつりの企画として制作された本作品の監督を務める。

コーンフレーク

  • 2020年/95分
  • 監督=磯部鉄平
  • 脚本=永井和男
  • 撮影=佐藤絢美
  • 音楽=kafuka(江島和臣)
  • 出演=GON、高田怜子、日乃陽菜美、手島実優、木村知貴、南羽真里、土屋翔、ひと:みちゃん、時光陸、白井宏幸、小林未奈、すのう(特別出演)
予告編

作品紹介

同棲7年目。裕也はいつもダラダラ家にいる。美保は居心地の良さを感じながらもこのままでいいのか自問していた。些細なことで喧嘩した2人は別々の夜を過ごす。

監督からのメッセージ

初長編『ミは未来のミ』は10代の頃の体験をベースに映画を撮りました。じゃあ2作目の長編は20代だ! ってことで、「居心地良いけどこのままじゃダメだ。でも働くのは明日からにしよう」とダラダラモヤモヤぬるま湯人生を過ごしていたあの頃を思い出しながら作りました。夢に向かってる人、諦めた人、そんなもんない人も観てください。生きてりゃ何でも良いと思います。知らんけど。

磯部 鉄平(いそべ てっぺい)監督

ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。小谷忠典監督のドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品』(2015年)に海外撮影スタッフとして参加。帰国後は企業VP、MVディレクター、映画スタッフとして活動する。16年から自主映画製作を開始。国内の映画祭に多数入選、受賞する。19年、株式会社belly roll film(ベリーロールフィルム)を設立する。

プログラム一覧

大島新監督、井手英策氏(慶應大学教授)
ふくだももこ監督(予定)、松本穂香氏、中井圭氏(映画解説者)
いまおかしんじ監督、城定秀夫監督、佐藤宏氏、西山真来氏、切通理作氏(文筆家)
シエロウインドシンフォニー、平井珠生氏
岨手由貴子監督、小川真司プロデューサー
岩井澤健治監督、森直人氏(映画評論家)
岩井俊二監督、斎藤工氏
団地団