第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM
第8回TAMA映画賞新進女優賞を受賞した松岡茉優さんの特集上映。待ちかねていたファンが多くいらしたようで、アンケートを拝見すると九州や関西や東北など遠方から駆けつけたファンも多数いらっしゃいました。久しぶりに映画館でかかる『桐島、部活やめるってよ』と『ちはやふる -下の句-』の上映後お待ちかねのトークに。1本目の上映から満員の客席は松岡さんの登場で最高潮に。
トークの聞き手は『桐島、部活やめるってよ』の佐藤貴博プロデューサー。気心の知れたお二人のお話は息がぴったりで、最初のオーディションで吉田大八監督が松岡さんの起用をすぐに決めたこと、俳優陣の仲が良くて今でも年に1回は集まっていること、作品が評判になって明石家さんまさんなど芸人の方も多くご覧になって、松岡さんを絶賛していたことなど次々とエピソードが展開されました。4年前のTAMA映画賞で本作品が作品賞及び新進男女優賞(神木隆之介さん、橋本愛さん)を受賞した当時、松岡さんは「自分も…」との思いもあったそうで、「雪辱の多摩でようやく貰えました」と振り返っていらっしゃいました。
客席からのQ&Aでは、『ちはやふる』の若宮詩暢の決め台詞を壇上で言って欲しいとのリクエストがあったのに対し、(役がすぐに降りてこないので)「代わりに「あまちゃん」の(入間しおり役の)埼玉の自己紹介でいい?」と見事な切替えでそれを披露していただく神対応もしてくださいました。
笑いの絶えないアットホームな雰囲気のトークはあっという間に予定時間になり、観客の皆さんは惜しみつつ、袖に下がる松岡さん、佐藤プロデューサーに拍手を送っていました。