第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-1】TAMA爆音上映~デイヴィッド・バーンの描くユートピア~ ―Vol.1―

11/13[土] ベルブホール

チケット料金

一般
1,500円 /

PassMarket(パスマーケット)でチケット購入

アメリカン・ユートピア

  • DAVID BYRNE’S AMERICAN UTOPIA
  • 2020年/アメリカ/パルコ配給/107分
  • 監督・製作=スパイク・リー
  • 製作・音楽=デイヴィッド・バーン
  • 撮影=エレン・クラス
  • 編集=アダム・ガフ
  • 振り付け=アニー・B・パーソン
  • プロダクション・コンサルタント=アレックス・ティンバーズ
  • 出演=デイヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ

ストーリー

デイヴィッド・バーンが2018年に発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案としたブロードウェイショーを、スパイク・リーがライヴ映画化。ミュージシャンは全員裸足でグレースーツに身を包んでいる。楽器はすべてコードレスでミュージシャンたちは自在に舞台上を動き、踊りながら演奏する。

コメント

スパイク・リー監督だから、という理由でデイヴィッド・バーンやトーキング・ヘッズの楽曲はまったく知らないで本作を観に行った。ラジオの映画評やレビューアプリを見ると同様の観客も多かったようだ。

冒頭のデイヴィッド・バーンの語りに始まり、これはどう楽しめばいいだろうかという戸惑いを抱いた。曲が始まり、歌詞を追いながら意味を咀嚼しようとする。しかし、どうにも抽象的な言葉たちは頭に入ってこない。そのうちにミュージシャンが増え、楽器を携えたまま縦横無尽に舞台で踊り、演奏し、歌う姿に目を奪われるようになっていった。一体感がありながら自由で時にユーモラスだ。

そのうちに歌詞を深く追わずに、舞台で繰り広げられるパフォーマンスに高揚していた。さまざまな出自を持つミュージシャンたちが一つの舞台で音を鳴らすこと自体が大きなメッセージとして、言葉以上に意味を持って私たちに呼びかけてくる。ぜひ劇場で多くの人に受け取ってほしい。(緋)

キャスト紹介

デイヴィッド・バーン

David Byrne

1952年生まれ、スコットランド出身。大学の仲間とトーキング・ヘッズを結成し77年にアルバムデビュー。革新的な楽曲で注目を集めたが、91年に解散。81年よりソロ活動を開始し、共作も含め精力的に活動。また『ラストエンペラー』(87年)で坂本龍一らと共にアカデミー賞作曲賞を受賞。その後も数々の映画へ音楽を提供する。その他『デヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー』(86年)などの監督、エッセイなどマルチに活躍。

プログラム一覧

前田弘二監督、森直人氏(映画評論家)
土井裕泰監督、那須千里氏(映画評論家)
城定秀夫監督、今泉力哉監督、みらん氏(ミュージシャン)、森直人氏(映画評論家)
今泉力哉監督、城定秀夫監督、LIGHTERS(ミュージシャン)、森直人氏(映画評論家)
切通理作氏(文筆家)、橋場万里子氏(多摩市文化振興財団学芸員)、鳥居俊平太氏(たまロケーションサービス副代表)
松本壮史監督、祷キララ氏
小林えみ氏(マルジナリア書店、よはく舎代表)、落合加依子氏(小鳥書房 店主/代表)
日向史有監督
大野大輔監督、早織氏、川上なな実氏、濱正悟氏、西山小雨氏
岨手由貴子監督、山内マリコ氏(作家)、西森路代氏(ライター)
山崎まどか氏(コラムニスト)、児玉美月氏(映画執筆家)、ゆっきゅん氏(歌手)
団地団(大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏)