第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-5】TAMAのブックセラーズ

11/14[日] ベルブホール

チケット料金

一般
1,200円 /

PassMarket(パスマーケット)でチケット購入

ブックセラーズ

  • The Booksellers
  • 2019年/アメリカ/ムヴィオラ、ミモザフィルムズ配給/99分
  • 監督・製作・編集=D・W・ヤング
  • 製作=ジュディス・ミズラキー、ダン・ウェクスラー
  • 製作総指揮・ナレーション=パーカー・ポージー
  • 撮影=ピーター・ボルテ
  • 音楽=デビッド・ウルマン
  • 字幕翻訳=齋藤敦子
  • 出演=デイヴ・バーグマン、アディナ・コーエン、ナオミ・ハンブル、ジュディス・ローリー、ジム・カミンズ

ストーリー

 世界最大規模のニューヨーク・ブックフェアの裏側からブックセラーたちの世界を捉えたドキュメンタリー。業界で名を知られるブックディーラー、書店主、コレクターや伝説の人物まで、本を探し、本を売り、本を愛する個性豊かな人々が登場。「若草物語」のルイザ・メイ・オルコットが偽名で執筆したパルプ小説や「不思議の国のアリス」のオリジナル原稿といった希少本も多数紹介する。

コメント

世界最大規模のブックフェアの場面から始まるこの映画は、とにかく本への愛に満ちあふれている。

若い世代の活字離れ、ダウンロードして読書する人やインターネットで本を買う人が増え、本屋さんにとっては厳しい時代。実際、ニューヨークでも東京でも書店の数は減っている。このまま、本の文化は衰退し消滅してしまうのか……。

そんなことはない、大丈夫。この映画を観たら、そう実感できる。

希少本の数々、天井まで続く圧巻の本棚、オーナーのセンスを感じる書店の外装や内装。古書業界の裏側、貸した本が返ってこないエピソード。そして、なんといっても本に関わる人々が魅力的なのだ。本の世界は読書や装丁装本だけにあらず、人から人へ本が旅する過程も含んでいると教えてくれる。

こんな素敵な人たちと、この映画を観てワクワクする私たちがいれば、大丈夫。本の文化はこれからも私たちを魅了しつづけてくれる。

No Book, No Life !!

さぁ、本屋さんへ行こう。(iku)

ゲスト紹介

小林 えみ 氏

Kobayashi Emi

1978年生まれ、東京都出身。よはく舎、マルジナリア書店代表。編集担当最新作は9月、10月に発売した「AHIRU LIFE」「YOUTHQUAKE」(いずれも2021年)。

落合 加依子 氏

Ochiai Kayoko

1988年生まれ、名古屋市出身。小鳥書房、店主/代表。2015年、小さな出版社「小鳥書房」と地域に開いたシェアハウス「コトナハウス」を国立市谷保のダイヤ街商店街に立ち上げる。19年、小鳥書房の本屋を開店。

プログラム一覧

前田弘二監督、森直人氏(映画評論家)
土井裕泰監督、那須千里氏(映画評論家)
城定秀夫監督、今泉力哉監督、みらん氏(ミュージシャン)、森直人氏(映画評論家)
今泉力哉監督、城定秀夫監督、LIGHTERS(ミュージシャン)、森直人氏(映画評論家)
切通理作氏(文筆家)、橋場万里子氏(多摩市文化振興財団学芸員)、鳥居俊平太氏(たまロケーションサービス副代表)
松本壮史監督、祷キララ氏
小林えみ氏(マルジナリア書店、よはく舎代表)、落合加依子氏(小鳥書房 店主/代表)
日向史有監督
大野大輔監督、早織氏、川上なな実氏、濱正悟氏、西山小雨氏
岨手由貴子監督、山内マリコ氏(作家)、西森路代氏(ライター)
山崎まどか氏(コラムニスト)、児玉美月氏(映画執筆家)、ゆっきゅん氏(歌手)
団地団(大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏)