第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM
多摩市立永山公民館(ベルブ永山 3階)
多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ 7階)
サッカーワールドカップの裏で繰り広げられる、ああ言えばこう言う厄介な5人の男女の愛のシーソーゲームの行方は――。恋愛群像劇の新たな旗手・木村聡志監督の最新傑作。
恋愛群像劇で知られている木村聡志監督の最新作。異色のキャストが演じるクセの強いキャラクターが、なにげない会話劇のなかで複雑にこんがらがっていく恋愛模様を繰り広げ、クルクス笑いを誘って私たちを楽しませてくれます。いい意味で情報過多で、何度も観たくなるたくさんの魅力が詰まっています。
バラバラな性格の、正に「違う惑星から来た男女」が出会い、恋をする。相手を振り向かせようと一所懸命に行動したり、会話を通して相手をもっと知ろうとする。
「出会いがない」と言われる今の時代において、一生懸命で、どこか変で愛おしい登場人物たちは、人を知ろうとする大切さ、行動する勇気を与えてくれ、世界は多様性に満ちていて出会いはたくさんあると気づかせてくれるでしょう。
今日も、私たちの周りにはたくさんの違う惑星から来た人たちで溢れている。(陽)
1988年生まれ、東京都出身。2013年「ENBUゼミナール映画監督コース」卒業後、フリーの撮影部や録⾳部として映画製作に携わる。18年、初の長編映画『恋愛依存症の女』で劇場デビュー。池袋シネマ・ロサで同年度のレイトショー動員記録を叩き出し、19年、全国巡回後、凱旋アンコール上映が開催された。20年レプロエンタテインメント主催『感動シネマアワード』でグランプリを獲得。同企画の長編『階段の先には踊り場がある』は22年全国公開を果たした。
2002年生まれ、神奈川県出身。18年にドラマ出演を果たし女優デビュー。ドラマでは、配信「ブラックシンデレラ」(21年)、テレビ「ファイトソング」「クロサギ」「5分後に意外な結末」(いずれも22年)「最高の教師1年後、私は生徒に◾️された」(23年)などに出演。映画では『君が落とした青空』、『牛首村』、『女子高生に殺されたい』、『きさらぎ駅』(いずれも22年)、『スクロール』(23年)などに出演。特技はゴルフ。
1994年生まれ、東京都出身。2013年「テラスハウス」に出演し注目を浴びる。女優として映画『スマホを落としただけなのに』『犬猿』(いずれも18年)、『幕が下りたら会いましょう』『孤狼の血 LEVEL2』(いずれも21年)、『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』『向田理髪店』(いずれも22年)、『静かなるドン』、Netflix『ゾン100』(いずれも23年)などに出演。数多くのテレビ、ラジオ、雑誌、映画、ショーなどで活躍。趣味は音楽鑑賞、映画鑑賞。特技はバレーボール、スキューバダイビング。
1999年生まれ。シンガーソングライター。包容力のある歌声と可憐さと鋭さが共存したソングライティングが魅力。2020年に宅録で制作した1stアルバム「帆風」をリリース。その後多数作品をリリースするなか、22年に曽我部恵一プロデュースのもと 監督:城定秀夫×脚本:今泉力哉、映画『愛なのに』の主題歌を制作し、2ndアルバム「Ducky」をリリース。久米雄介(Special Favorite Music)をプロデューサーに迎え入れ「夏の僕にも」「レモンの木」「好きなように」を配信リリース、テレビ「Love music」でも取り上げられ、カルチャーメディアNiEWにて作家・小原晩と交換日記「窓辺に頬杖つきながら」を連載するなど更なる注目を集める。23年、新曲「天使のキス」を配信/7inchにてリリースした。
1971年生まれ、和歌山県出身。映画評論家、ライター。著書に「シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち」(フィルムアート社)、編著に「21世紀/シネマX」「日本発 映画ゼロ世代」(フィルムアート社)「ゼロ年代+の映画」(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「メンズノンノ」「シネマトゥデイ」などで定期的に執筆中。YouTubeチャンネル「活弁シネマ倶楽部」ではMC担当。