第33回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-11】『野球どアホウ未亡人』

11/19[日] ベルブホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
支援会員/障がい者・付添者1名(前売はPassMarketのみ)
前売・当日:各1,000円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket【一般、子ども(4歳~小学生)】
PassMarket【支援会員、障がい者・付添者】

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山 3階)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/2、11/3、11/16、11/23は休止

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ 7階)

取扱時間:9:00〜17:00
※ただし、休館日および祝日の11/3、11/6、11/20、11/23は休止
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

野球どアホウ未亡人

  • 2023年/カブ研究会製作・配給/60分
  • 監督・編集=小野峻志
  • 脚本=堀雄斗
  • 撮影=齊藤凌平
  • 美術=米岡秀宣
  • 音楽=中澤洸紀
  • 出演=森山みつき、井筒しま、秋斗、工藤潤矢、田中陸、関英雄、柳涼、藤田健彦

ストーリー

夏子(森山)は最愛の夫・賢一(秋斗)を亡くし、未亡人となる。草野球チーム多摩川メッツの監督・重野(藤田)に野球の才能を見出された夏子は、主婦生活をやめて重野と特訓を重ねる。義妹の春代(井筒)やプロ野球のスカウトマンの吉田(工藤)など個性豊かな人々に囲まれ、夏子は野球に熱中していく。

コメント

野球とはひとチーム9人でやるスポーツであり、試合をするのであれば最低でも18人必要である。だが、この映画は野球を扱っているにも関わらず、登場人物は全員で8人しかいない。それでも、この映画は真(まこと)の野球映画である。

水島イズムと古き良き時代のピンク映画っぽさを感じさせるタイトルとポスタービジュアルであるが、エロの要素はほぼないので野球少年たちにも安心して勧められる。いや、やはり勧められない。まあ、勧めてもよいか。結局、どちらでもよい(R指定はない)。

ちなみに多摩市には一本杉公園野球場と呼ばれる球場があり、かつて江夏豊氏が引退セレモニーを行ったことで有名である。そして多摩という名前の由来はもちろん『球』であり、多摩市が野球発祥の地であることの証左となっている(もちろんうそです)。そんな多摩(球)の地の映画祭で2023年最も話題となった映画を上映できることの名誉を、今はただシャンパンファイトで祝したい。(よ)

ゲスト紹介

小野 峻志 監督

Ono Takashi

豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、常春の国・マリネラの王子として生まれ、少年時代は機械の体を求めて年中厚着の女と共に宇宙を旅し、中学時代は柔道に凝って地獄車なる技を習得するが満足行かず、高校に上がりインドの山奥でダイダバッタなる老人の下で修行を積むと、その魂を宿して帰国するが敗戦直後の日本の荒廃ぶりに絶望して愚連隊の用心棒に身を堕とし、これじゃいかんと再び山に籠って片眉を剃ってみたりした後、日本大学芸術学部映画学科に進学し、同級生たちと「カブ研究会」なるグループを結成し数々の作品を発表するも大して注目もされず、これで映画は最後だと思って作った『拾って捨てろ!』がシネマ・ロサ関係者の目に留まり2020年2月上映されてから、ズルズルと映画を作り続けているが、『野球どアホウ未亡人』が本当に最後の作品になりそうである。主な監督作品に『不倫 OL 濡れ銀河』(16年)、『ファッションランナー』(18年)、『拾って捨てろ!』(19年)、『やわらかい季節』(20年)、『浮気なアステリズム』(21年)、『喫む女』(22年)

森山 みつき 氏

Moriyama Mitsuki

大阪府生まれ。森永乳業アロエヨーグルトのCMなどで活躍後、『共振』(樋口慧一監督)で映画デビュー。『REVOLUTON+1』(足立正生監督)など話題作に出演。主演を務めた『死後写真』(溝井辰明監督)ではイタリアの映画祭Sipontum Arthouse Intrnational Film Festival主演女優賞を受賞した。近年の出演作は『オトギネマ』(難波望監督)『乾いた寿司は殺す』(浅田若奈監督)など。

藤田 健彦 氏

Fujita Takehiko

1972年生まれ。大学卒業後に俳優活動を開始。舞台を中心に活動を広げ、近年は映画やドラマなど映像作品に関わることが多い。日本舞踊、坂東流名取・坂東彦祥三としても活動。近年の出演作『瞬きまで』(長谷川朋史監督)、『餓鬼が笑う』(平波亘監督)、『特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦』(石井良和監督)、『あらののはて』(長谷川朋史監督)、『かぞくあわせ』、『イソップの思うツボ』、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」「花燃ゆ」「八重の桜」など。

井筒 しま 氏

Idutu Shima

1998年生まれ。映画、ドラマ、舞台、モデルと幅広く活動中。日本人と台湾人のハーフで愛称はしまちゃん。近年の出演作『有り、触れた、未来』(山本透監督)、『グレーファンタジー』(大塚祐吉監督)、『引越し前夜』(加藤綾佳監督)、『くれなずめ』(松井大悟監督)『世界は二人のために』(高橋浩監督)、『SUNNY~強い気持ち・強い愛~』(大根仁監督)など。

プログラム一覧

藤原季節氏、内田健司氏、周本絵梨香氏
藤原季節氏、林知亜季監督、義山真司氏、柾賢志氏、佐藤考哲氏、浅沼ファティ氏、石原滉也氏、毎熊克哉氏
奥浜レイラ氏(映画・音楽パーソナリティ)、高橋芳朗氏(音楽ジャーナリスト)、村山章氏(映画ライター)
佐藤浩市氏、阪本順治監督、伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
上田誠氏、山口淳太監督、藤谷理子氏、石田剛太氏
永田芳弘プロデューサー、矢田部吉彦氏(前東京国際映画祭ディレクター)
福島良一氏(野球解説者、メジャーリーグアナリスト)、蛭間豊章氏(報知新聞社メジャー担当記者)、久保田市郎氏(SLUGGER編集長)
千原徹也監督、川上未映子氏(作家)
木村聡志監督、莉子氏、筧美和子氏、みらん氏、森直人氏(映画評論家)
石川梵監督
鈴木仁篤監督、赤坂太輔氏(映画批評家)
赤坂太輔氏(映画批評家)
大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
亀山睦木監督、小川深彩監督、森美春監督
菊地成孔氏(音楽家/文筆家)、佐々木敦氏(思考家/HEADZ主宰)、池城美菜子氏(音楽ライター/翻訳家)
小野峻志監督とご出演者のみなさま
福永壮志監督、中井圭氏(映画解説者)
アサダアツシ氏(脚本家)、金子鈴幸氏(脚本家)
堀井綾香監督、福地桃子氏、青木柚氏