第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【B-5】TCF特選洋画上映

11/25[土] パルテノン多摩小ホール

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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ラ・ラ・ランド

  • LA LA LAND
  • 2016年/アメリカ/ギャガ、ポニーキャニオン配給/128分
  • 監督・脚本=デイミアン・チャゼル
  • プロデューサー=マーク・プラット
  • 撮影=リヌス・サンドグレン
  • 音楽プロデューサー=マリウス・デ・ヴリーズ
  • 振付=マンディ・ムーア
  • 衣装=メアリー・ゾフレス
  • 出演=ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ソノヤ・ミズノ、J・K・シモンズ、ジェシカ・ローゼンバーグ

ストーリー

夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオ内のカフェで働きながら女優を目指すミア(E・ストーン)と、自分の店を持ち、好きな音楽を好きなだけ演奏したいと夢見るセブ(R・ゴズリング)もここで最悪な出会いを果たす。二人は何度も偶然に会ううちに惹かれ合い、互いの夢を支え合うようになるが、セブが店の開店資金のために加入したバンドが成功したことから、二人の思いはすれ違いはじめる。

コメント

ロサンゼルスの高速道路の大渋滞から始まる本作。「Another Day Of Sun」が流れ出したその時から、私はこの映画に心奪われた。曲が終わり、画面いっぱいにタイトルが出た瞬間、思わず映画館で拍手をしそうになった。次々と流れてくる音楽と、物語に彩りを添える、登場人物のカラフルな衣装。それだけでもうワクワクが止まらない!

お互いの夢を応援し、支え合っていたミアとセブが、少しずつ自分の夢の実現のためにそれぞれが動き出していくところに引き込まれた。自分の夢か大切な人の夢か――どのような選択をしても間違いではないけれど、夢は叶えることよりも諦めることの方が難しいということを感じた。

音楽を堪能することで何度も楽しめるのがミュージカル映画の醍醐味だろう。大きなスクリーンで観て、さあ、あなたもLA LA LANDへ。(瑞)

LION ライオン 25年目のただいま

  • Lion
  • 2016年/オーストラリア/ギャガ配給/119分
  • 監督=ガース・デイヴィス
  • 原作=サルー・ブライアリー
  • 脚本=ルーク・デイヴィス
  • 撮影=グリーグ・フレイザー
  • 美術=クリス・ケネディ
  • 音楽=ハウシュカ、ダスティン・オハローラン
  • 出演=デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン、デヴィッド・ウェンハム、サニー・パワール

ストーリー

生まれたインドで長距離列車に迷い込んで完全な迷子となってしまったが、縁あってオーストラリアの夫婦に養子として迎えられ、大学生になったサルー(D・パテル)。彼は進学先で出会ったルーシー(R・マーラ)らとの交流のなかで、離れ離れになっている家族や故郷への想いと向き合い、検索を駆使して25年前の自身の足取りを探っていく。

コメント

単なる「感動の実話」や「奇跡の物語」に終わらせないメッセージ性を感じて、熱いものがこみ上げてきた。25年間、一時も忘れることなく抱えながら、成長とともに育んできた想いに触れて、愛情の尊さについて思いをめぐらせた。インドの人口増加と急速な経済成長には目を見張るものがある一方、格差や貧困などの課題が多いのも実情だろう。文字通りの生存競争のなかで、子どもたちが厳しい状況に置かれやすいことから目を背けてはいけないはずだ。

これからも、あらゆる情報が蓄積・活用されていく。プライバシーやセキュリティなどへの懸念もいわれているものの、利便性は大きく向上し、世界の問題解決力は高まっていくだろう。本作に登場するGoogle Earthは、買い替える必要のない地球儀だ(なんと宇宙空間も“探索”できる!)。

主演のD・パテルの映画デビュー作『スラムドッグ$ミリオネア』(ダニー・ボイル監督)を思い起こすような疾走感あふれるシーンが個人的には嬉しかった。次は彼を通してどのような物語に出会えるだろうか。とても楽しみだ。(渉)

プログラム一覧

11/18[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/18[土] パルテノン多摩小ホール
ハービー・山口氏(写真家、エッセイスト)
11/18[土] パルテノン多摩小ホール
ファミリー・デー・スペシャル・イベント
11/19[日] パルテノン多摩小ホール
11/19[日] パルテノン多摩小ホール
11/25[土] パルテノン多摩小ホール
11/25[土] パルテノン多摩小ホール
松居大悟監督、志磨遼平氏(ミュージシャン) 司会:門間雄介氏(編集者、ライター)
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
高杉真宙氏、小林啓一監督 司会:くれい響氏(映画評論家)
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
11/26[日] パルテノン多摩小ホール
11/18[土] ベルブホール
相澤虎之助氏(空族)、廣瀬純氏(映画批評家)
11/19[日] ベルブホール
小柳帝氏(ライター、編集者、翻訳者、フランス語講師)
11/19[日] ベルブホール
ジャッキー・エヴラール氏(「コテクール」ディレクター)、パスカル・セルヴォ監督
11/21[火] ベルブホール
11/21[火] ベルブホール
11/22[水] ベルブホール
11/22[水] ベルブホール
11/23[祝・木] ベルブホール
団地団:大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
11/23[祝・木] ベルブホール
西山真来氏、鎌田英幸氏、佐伯美波氏、川瀬陽太氏(予定)
やまだないと氏(漫画家)、虹釜太郎氏(音楽、音響)、尾上史高氏(脚本家)、井戸剛プロデューサー
11/24[金] ベルブホール
11/24[金] ベルブホール
11/25[土] ベルブホール
ホンマタカシ氏(写真家、映画監督)、タカザワケンジ氏(写真評論家、ライター)
11/25[土] ベルブホール
11/26[日] ベルブホール
酒井充子監督
11/26[日] ベルブホール
鍵和田啓介氏(ライター)、青柳文子氏(モデル・女優)
11/25[土] ヴィータホール
石塚慶生プロデューサー、入江悠監督
授賞式
11/26[日] ヴィータホール
島尾伸三氏(写真家、作家)、しまおまほ氏(エッセイスト)、越川道夫監督
11/26[日] ヴィータホール
菊地健雄監督、萩原みのり氏、久保田紗友氏、瀬田なつき監督
瀬田なつき監督、橋本愛氏、菊地健雄監督