第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM
11/25(土)に開催される第18回TAMA NEW WAVEコンペティションにおいて、当日ノミネート全7作品を観賞し、グランプリ作品に投票する一般審査員を募集いたします。一般審査員の詳細・応募方法についてはこちらのページ にてご確認ください。
女子大生のナカノは小論文の課題のために30年前日本を震撼させた殺人鬼“ハタケヤマ”について調べていくうちに生き方や言葉に憧れ自分も“ハタケヤマ”のようになろうとする。 でもそんな簡単じゃなかった、埋まらないギャップ、あの人はこんな考えはしない、もっとぶっ飛んでる!もがく21歳、夏!アップダウンドリーマー!
撮影してる学生の頃はカテゴライズされてたまるかって気持ちでしたが、上京して不安になったりすると何かの枠にはめてくれって思ったり、かといって、ああだこうだ言われると「なんなんだおい!」って思ったり、そんな自分を未だに思春期だなと思います。観ていただくお客さんの思春期に触れられたらと思います。
1995年生まれ、京都府出身。京都造形芸術大学映画学科俳優コース卒業。自主制作映画などに出演。2016年青山真治演出「リーディング公演榎本武揚」に出演。現在芸能事務所エビス大黒舎にてレッスンを受けてみたり、新作の自主制作の編集をおこなっている。
恋人同士の、わかことゆきひこ。二人はとりとめもない時間を過ごす。警備員・翔也と、小さな公園で。サラリーマン・健二と、大きめな公園で。蕎麦屋の大将・護、その妻・もえと、お蕎麦屋さんで。そして、いまこの時間もどこかで……。
このような上映の機会をいただき、たくさんの人に観てもらえること、とても嬉しいです。僕自身、『犬』を観直すたびに毎回違う印象を受けるので、上映の日にはどんなふうに見えるのか楽しみで仕方ありません。
1993年生まれ、静岡県出身。2017年、立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。在学時は演劇を専攻し、多くの作品で作・演出を務めた。学外では小劇場で俳優としても活動した。
自宅で風俗を営む姉・島袋アキ、そこに居候している弟・島袋ケイタ。木村組の組長の一人娘・サチの悪巧みによりダムに捨てられたケイタは天国に流れ着く。生き別れた父・満男に出会い、蘇りを図る。生き返ったケイタは姉・アキの身体になっていた。
活きのいいキャスト、スタッフ、そして撮影地によって生まれた映画です。ニルヴァーナスタイルの本作をお楽しみください。
1986年生まれ、和歌山県出身。龍谷大学にて映画批評と哲学を学ぶ。今作が初の長編作品となる。
清掃会社に勤務している弘樹は、職場でショパンの曲に似た鼻歌を歌っているミキと出会う。ショパンが好きな弘樹はミキと意気投合する。ミキは趣味でピアノを習っていて、そんなミキのピアノに弘樹は癒される。やがて2人は同棲し、関係がこじれ、それでも見えない光を追い求めようとする物語。
恋愛は「キラキラした高校生」や「ハワイのシェアハウス」だけに起こるものではありません。光の差さない社会の片隅で、ゴミ捨て場で、誰にも気づかれず生まれる恋愛もあるのです。先の見えない社会で、光の方向が分からないなか、ただ今を生きる人たちを描きたくて、そんな不器用な彼らの恋愛に光を当てたくて作りました。
1988年生まれ、埼玉県出身。『桜桃らんでぶー』(2016年)が第16回TAMA NEW WAVEある視点部門に入選。『ロープウェイ』(16年)が11th福井映画祭にてグランプリ受賞。『前世、河童』(17年)がフランス グルノーブル屋外短編映画祭にて招待上映。
今日子先生は小学校教師。高校生の息子を持つシングルマザーである。冬休み。今日子先生は、教え子である鉄平の補講授業を受け持つことになる。補講を重ねるにつれ、鉄平の家族が抱える様々な問題も現れてくるのだった。一方、合宿に行っていたはずの息子・三四郎が、ある秘密を持っていたことが発覚し、その時、今日子先生は……。
私は、共感や感情移入を超えて、強烈な個性を獲得する人物を描こうと考えました。観客にとって、その人物の内面へ入り込むことは難しいが、見逃せない魅力を持った人物です。主人公がどのように、自らが抱え込んだ問題を乗り越えるのか、注目して頂きたいです。
1988年生まれ、福岡県出身。2015年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域へ入学。黒沢清、諏訪敦彦に師事する。『情操家族』が第39回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2017に入選。主な監督作に『帰れないふたり』(15年)『ジョンとヨーコ』(16年)がある。