第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【B-1】特選洋画

11/19[土] パルテノン多摩小ホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3木曜)を除く

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3月曜)を除く

パルテノン多摩 総合窓口(【B-1】~【B-8】のみお取扱い)

取扱時間:10:00~19:00
※休館日の11月1日(火)を除く
※インターネット予約と電話予約は対象外
会場アクセス

パルテノン多摩 小ホール

〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分。(パルテノン大通りを直進)

エルヴィス

  • 2022年/アメリカ/ワーナー・ブラザース映画配給/159分
  • 監督・製作・脚本=バズ・ラーマン
  • 脚本=サム・ブロメル、クレイグ・ピアース
  • 製作=キャサリン・マーティン
  • 撮影=マンディ・ウォーカー
  • 音楽=エリオット・ウィーラー
  • 編集=マット・ヴィラ、ジョナサン・レドモンド
  • 出演=オースティン・バトラー、トム・ハンクス、ヘレン・トムソン、リチャード・ロクスバーグ、オリビア・デヨング

ストーリー

観客からの熱狂的な嬌声を受けながら、激しく歌うエルヴィス・プレスリー(A・バトラー)。そして、彼の才能に目をつけたトム・パーカー(T・ハンクス)。瞬く間に、世界中を席巻したエルヴィスのパフォーマンスは、彼の運命を思いも寄らぬ場所に導いていく。

コメント

エルヴィス・プレスリーほどのスーパースターとなれば、最初に触れた時期によってイメージが異なるかもしれません。初期の不良性を帯びたシンガーとして、後期のジャンプスーツに身を包み「ラブ・ミー・テンダー」を甘く歌う姿、あるいは、映画スターとしてのイメージがあるかもしれません。映画『エルヴィス』は、この巨大なイメージを持った人物がショウビジネスの世界でどのように生き、アメリカの歴史と歩み、悲劇的な最期を迎えたのか。そして何より、ミュージシャンの素晴らしさに触れることができます。特筆すべきは、エルヴィスを演じたオースティン・バトラーです。何気なく会話している時に、声がハッとするほど似ていると思いました。個人的には、エルヴィスの楽曲のなかでは、作曲家チームのジェリー・リーバー、マイク・ストーラによる「ハウンド・ドッグ」「監獄ロック」の頃の初期が好みです。映画としては、エルヴィス愛にあふれたジム・ジャームッシュ監督『ミステリー・トレイン』も良いですね。(彰義)

コーダ あいのうた

  • 2021年/アメリカ、カナダ、フランス/ギャガ配給/112分
  • 監督・脚本=シアン・ヘダー
  • 撮影=パウラ・ウイドブロ
  • 美術=ダイアン・リーダーマン
  • 音楽=マリウス・デ・ヴリーズ
  • 音楽プロデューサー=ニコライ・バクスター
  • 編集=ジェロード・ブリッソン
  • 出演=エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン、ダニエル・デュラント、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
12歳未満の方は保護者の同伴が適当です

ストーリー

“CODA”とは、Children of Deaf Adults(耳の聞こえない、聞こえにくい親のもとで育つ子ども)の略。耳の不自由な両親と兄に囲まれ、家族で一人だけ、ろう者でないルビー(E・ジョーンズ)は、家の漁業の手伝いや、家族と周囲を取り持つための通訳者を担いながら高校へ通っている。新学期に合唱クラブへ入部すると、顧問の教師に歌唱の才能を見出され、名門音楽大学への受験を強く薦められる。試験を目指し、日々、歌の練習に励むルビー。しかし、家族からは理解してもらえず──。

コメント

音は振動なので、聴こえずとも感じ取ることはできる。後半のオーディション会場でのルビーの歌声が印象的で、広い会場の大きなスクリーンの前でじっくりと聴きたくなる。そして、そのシーンの家族を見つめながら手話を交えて歌うルビーの姿勢こそが、邦題にある“あいのうた”であろう。歌は単なる音、振動にとどまらず、人の想いを表現するための手段でもあると、あらためて気付く。描かれる苦難や社会の厳しさに目は向かうものの、観終えた時にはすがすがしさがあった。家族のなかで衝突しながらも、絆によってハーモニーが生まれるさまは、遠く離れてもつながりが途絶えないことを教えてくれるようだ。実際にろう者の俳優陣を起用した本作は、自然な音楽と優れた選曲が耳に心地よい。94回アカデミー賞作品賞受賞。(♨)

プログラム一覧

白鳥玉季氏 李相日監督
磯村勇斗氏 伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
狩山俊輔監督 鶴谷香央理氏(原作者) 中井圭氏(映画解説者)
小林啓一監督 中井圭氏(映画解説者)
早川千絵監督 金原由佳氏(映画ジャーナリスト)
森井勇佑監督 大沢一菜氏 青葉市子氏(音楽家)
山口路子氏(作家)
安川有果監督 小原治氏(ポレポレ東中野スタッフ)
杉田協士監督 東直子氏(歌人) 荒木知佳氏
川北ゆめき監督 いまおかしんじ氏(本作脚本) 青木柚氏 中村守里氏
いまおかしんじ氏(本作脚本) 小出恵介氏 日高七海氏 森直人氏(映画評論家)
斉加尚代監督 志田陽子氏(武蔵野美術大学教授)
伊藤春奈氏(花束書房) 水上文氏(文筆家)
宇田川幸洋氏(映画評論家)
山野晃プロデューサー 片山慎三監督 松崎健夫氏(映画評論家)
鈴木卓爾氏 翁華栄氏 さとうこうじ氏 鈴木秀幸氏(共同脚本)
西垣吉春監督
大山顕氏 佐藤大氏 稲田豊史氏 速水健朗氏 妹尾朝子氏 山内マリコ氏 久保寺健彦氏
平一紘監督 玉代㔟圭司氏 平隆人氏 南里美希氏