第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-10】トキワ荘の青春 ―トキワ荘の住人、四半世紀後の同窓会―

11/20[日] ベルブホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3木曜)を除く

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3月曜)を除く
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

トキワ荘の青春

  • 1996年/カルチュア・パブリッシャーズ製作・配給/110分
  • 監督・脚本=市川準
  • 脚本=鈴木秀幸、森川幸治
  • 撮影=小林達比古、田沢美夫
  • 美術=間野重雄
  • 音楽=清水一登、れいち
  • 編集=渡辺行夫
  • 出演=本木雅弘、鈴木卓爾、阿部サダヲ、さとうこうじ、大森嘉之、古田新太、生瀬勝久、翁華栄、松梨智子、北村想、安部聡子、時任三郎、桃井かおり

ストーリー

昭和30年代、漫画の神様・手塚治虫の住む“トキワ荘”に、彼に憧れ門下生として漫画家になることを夢見る若者たちが集まって来た。“トキワ荘”の住人寺田ヒロオ(本木)は上京して来た安孫子素雄(鈴木)と藤本弘(阿部)の世話を焼く。そして寺田を中心にそこに集う若い漫画家たち/トキワ荘の住人たちの暮らしが始まる。

コメント

本作は1996年に劇場公開され、昨年のデジタルリマスター版製作を記念に、時を経てリバイバル公開されました。再鑑賞では、理解、印象、感想が変わることは多々あります。初見では台詞が洗練され、いい意味で間のある映画でした。間は時間的な隙間。それだけではなくあえて画角を詰めず画面に空間的な隙間があるのです。そこから昭和のアパートを体感し、気が付くとその隙間に入り込んでいます。それは若き漫画家たちと同じ空気を吸っている貴重な映画体験でした。当然ですが本作は変わらず、坦々とトキワ荘での時が流れていくだけ。しかし昨年の公開では製作当時は無名だった役者たちが今や日本を代表する面々としてそこに存在し、若かりし日の才能を披露し凌ぎを削っているではないですか。まさに手塚治虫のもとに若き漫画家たちが集まったように、市川準監督のもと、若き才能ある役者たちが集まって来たことを準えていました。それは製作当時の撮影現場にいて若い役者たちが演ずる芝居に固唾を飲んで見つめている映画体験でした。市川準監督がいる撮影現場で……。(逹)

ゲスト紹介

鈴木 卓爾 氏

Suzuki Takuji

1967年生まれ、静岡県出身。映画監督、俳優。京都芸術大学映画学科教授。長編映画監督作品に『私は猫ストーカー』(2009年)、『ゲゲゲの女房』(10年)、『ジョギング渡り鳥』(16年/第8回TAMA映画賞特別賞受賞)、『ゾンからのメッセージ』(18年)、『嵐電』(19年/第11回TAMA映画賞最優秀作品賞受賞)などがある。俳優として『容疑者Xの献身』(08年)、『セトウツミ』(16年)、『あゝ、荒野』(17年)、『死刑にいたる病』『私を判ってくれない』(いずれも22年)など、多数の作品に出演している。

さとう こうじ 氏

Sato Koji

1963年生まれ、岡山県出身、俳優。舞台を主に活躍する。主な映画出演に『トキワ荘の青春』(96年)、『ざわざわ下北沢』(2000年)、『溺れる魚』(01年)などがある。

翁 華栄 氏

Oh Fuaron
Weng Huarong

1962年生まれ、宮崎県出身。俳優。主な映画出演に『トキワ荘の青春』(96年)、『スワロウテイル』(96年)、『ざわざわ下北沢』(2000年)、『ピンポン』(02年)、『さくらん』(07年)、『コンフィデンスマンJP -ロマンス編‐』(19年)、『太陽は動かない』(20年)などがある。

鈴木 秀幸 氏

Suzuki Hideyuki

映画監督、脚本家。主な脚本に『東京兄妹』(1995年)、『トキワ荘の青春』(96年)などがある。監督作品に、部屋をテーマにしたオムニバス映画『8つの短編』(2009年)、11月12日から長編映画監督作品『退屈なかもめたち』(パート1&2)(22年)が池袋シネマ・ロサで公開された。

プログラム一覧

白鳥玉季氏 李相日監督
磯村勇斗氏 伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
狩山俊輔監督 鶴谷香央理氏(原作者) 中井圭氏(映画解説者)
小林啓一監督 中井圭氏(映画解説者)
早川千絵監督 金原由佳氏(映画ジャーナリスト)
森井勇佑監督 大沢一菜氏 青葉市子氏(音楽家)
山口路子氏(作家)
安川有果監督 小原治氏(ポレポレ東中野スタッフ)
杉田協士監督 東直子氏(歌人) 荒木知佳氏
川北ゆめき監督 いまおかしんじ氏(本作脚本) 青木柚氏 中村守里氏
いまおかしんじ氏(本作脚本) 小出恵介氏 日高七海氏 森直人氏(映画評論家)
斉加尚代監督 志田陽子氏(武蔵野美術大学教授)
伊藤春奈氏(花束書房) 水上文氏(文筆家)
宇田川幸洋氏(映画評論家)
山野晃プロデューサー 片山慎三監督 松崎健夫氏(映画評論家)
鈴木卓爾氏 翁華栄氏 さとうこうじ氏 鈴木秀幸氏(共同脚本)
西垣吉春監督
大山顕氏 佐藤大氏 稲田豊史氏 速水健朗氏 妹尾朝子氏 山内マリコ氏 久保寺健彦氏
平一紘監督 玉代㔟圭司氏 平隆人氏 南里美希氏