第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【B-7】『こちらあみ子』 ―「あたらしい娘:あみ子」の世界を楽しむ―

11/27[日] パルテノン多摩小ホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,500円 / 当日:1,800円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

▼インターネットで購入

PassMarket

▼窓口で購入

多摩市立永山公民館(ベルブ永山)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3木曜)を除く

多摩市立関戸公民館(ヴィータコミューネ)

取扱時間:9:00〜17:00
※祝日と休館日(第1・第3月曜)を除く

パルテノン多摩 総合窓口(【B-1】~【B-8】のみお取扱い)

取扱時間:10:00~19:00
※休館日の11月1日(火)を除く
※インターネット予約と電話予約は対象外
会場アクセス

パルテノン多摩 小ホール

〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分。(パルテノン大通りを直進)

こちらあみ子

  • 2022年/ハーベストフィルム、エイゾーラボ製作/アークエンタテインメント配給/104分
  • 監督・脚本=森井勇佑
  • 原作=今村夏子(ちくま文庫)
  • プロデューサー=近藤貴彦、南部充俊、飯塚香織
  • 音楽=青葉市子
  • 撮影・照明=岩永洋
  • 録音=小牧将人
  • 美術=大原清孝
  • 編集=早野 亮
  • 衣裳=纐纈春樹
  • ヘアメイク=寺沢ルミ
  • 音響効果=勝亦さくら
  • タイトルデザイン=赤松陽構造
  • 出演=大沢一菜、井浦新、尾野真千子、奥村天晴、大関悠士、橘高亨牧

ストーリー

あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに遊んでくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。誕生日にもらった電池切れのトランシーバーに話しかけるあみ子。「応答せよ、応答せよ。こちらあみ子」―。奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれていく。

コメント

たのしいこともさびしいことも―あみ子が教えてくれるのは、私たちが“かつて見ていたはずの世界”。

原作は今村夏子氏のデビュー作「あたらしい娘」(2010年発表。のちに「こちらあみ子」に改題)。森井勇佑監督は、原作と出会って以来、映画化を熱望、初監督作品として、原作を忠実に映画化しながらも、オリジナルシーンやポップでグラフィカルな映像描写で新たな風を吹き込む傑作を生み出した。主人公のあみ子を演じるのは、応募総数330名の中から見いだされた新星・大沢一菜。演技未経験ながら圧倒的な存在感で“あみ子の見ている世界”を体現し、現場の自由な空気のなかでキャラクターをつかんでいった。そして、国内外で人気を集める音楽家、青葉市子が手掛けた音楽が「あみ子ワールド」の雰囲気を一層際立たせていて優しい余韻をいつまでも残してくれます。(西)

ゲスト紹介

森井 勇佑 監督

Morii Yusuke

1985年生まれ、兵庫県出身。日本映画学校映像学科(現 日本映画大学)を卒業後、映画学校の講師だった長崎俊一監督の『西の魔女が死んだ』(2008年)で、演出部として映画業界に入る。大森立嗣監督作品をはじめ、日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務め、『こちらあみ子』で監督デビューを果たした。

大沢 一菜 氏

Osawa Kana

2011年生まれ、東京都出身。本作で映画デビュー。演技未経験ながら、オーディションで主役「あみ子」役に抜擢。

青葉 市子 氏

Aoba Ichiko

1990年生まれ。音楽家。2010年デビュー以降、これまでに7枚のオリジナルアルバムをリリース。うたとクラシックギターをたずさえ、国内外で活動中。近年はラジオDJやナレーション、CM・舞台音楽の制作、芸術祭でのインスタレーション作品発表など、さまざまなフィールドで創作を行う。自主レーベル「hermine」(エルミン)より、体温の宿った幻想世界を描き続けている。最新作は、“架空の映画のためのサウンドトラック”「アダンの風」。22年公開の森井勇佑初監督の映画作品『こちらあみ子』では劇中音楽と主題歌を担当した。

プログラム一覧

白鳥玉季氏 李相日監督
磯村勇斗氏 伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
狩山俊輔監督 鶴谷香央理氏(原作者) 中井圭氏(映画解説者)
小林啓一監督 中井圭氏(映画解説者)
早川千絵監督 金原由佳氏(映画ジャーナリスト)
森井勇佑監督 大沢一菜氏 青葉市子氏(音楽家)
山口路子氏(作家)
安川有果監督 小原治氏(ポレポレ東中野スタッフ)
杉田協士監督 東直子氏(歌人) 荒木知佳氏
川北ゆめき監督 いまおかしんじ氏(本作脚本) 青木柚氏 中村守里氏
いまおかしんじ氏(本作脚本) 小出恵介氏 日高七海氏 森直人氏(映画評論家)
斉加尚代監督 志田陽子氏(武蔵野美術大学教授)
伊藤春奈氏(花束書房) 水上文氏(文筆家)
宇田川幸洋氏(映画評論家)
山野晃プロデューサー 片山慎三監督 松崎健夫氏(映画評論家)
鈴木卓爾氏 翁華栄氏 さとうこうじ氏 鈴木秀幸氏(共同脚本)
西垣吉春監督
大山顕氏 佐藤大氏 稲田豊史氏 速水健朗氏 妹尾朝子氏 山内マリコ氏 久保寺健彦氏
平一紘監督 玉代㔟圭司氏 平隆人氏 南里美希氏