第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【A-1】第8回TAMA映画賞授賞式

11/19[土] パルテノン多摩大ホール

チケット料金

一般
前売:2,500円 / 当日:2,800円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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ちはやふる -上の句-

  • 2016年/映画「ちはやふる」製作委員会製作/東宝配給/1時間51分
  • 監督・脚本=小泉徳宏
  • プロデューサー=巣立恭平
  • 原作=末次由紀
  • 撮影=柳田裕男
  • 美術=五辻圭
  • 音楽=横山克
  • 編集=穂垣順之助
  • 出演=広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也、坂口涼太郎

ストーリー

綾瀬千早(広瀬)、真島太一(野村)、綿谷新(真剣佑)の3人は幼馴染で、新に教わった競技かるたでいつも一緒に遊んでいた。高校生になった千早は、家の事情で引っ越してしまった新に会うため、競技かるた部の創設に奔走し、なんとか5名の部員を集め、かるた初心者もいる弱小チームながら全国大会を目指して練習に励む。瑞沢高校かるた部の、眩しいほどに一途な想いと情熱が交錯する、熱い夏が来る。

コメント

「ちはやふる」とは「神」にかかる枕詞で、勢いの強いさまを意味する。神のように伸びていく千早のかるたの才能や、かるたに勢いよくぶつかっていく千早はまさに「ちはやふる」を体現しているよう。

かるたの試合が始まる前、集中力を高める千早が髪を耳にかけ、目をつぶり、周りの音がまったく聞こえなくなる瞬間。映画を観ている私も、試合会場にいるかのように思わず息を呑んでしまった。物語が進み、気が付いたらこの緊張感の虜になっていた。

最初はバラバラのかるた部の5人が、1つのものに真剣に取り組み、絆を深めていく姿に心を奪われたと同時に、なりふり構わず何かに熱中出来るのは高校生ならではの特権だと思い羨ましくなった。

正直、競技かるたがこんなにも激しく、熱くなれるものだと思っていなかった。競技かるた?地味そう……と思っていた自分を叱ってやりたい。(瑞)

オーバー・フェンス

  • 2016年/「オーバー・フェンス」製作委員会製作/東京テアトル配給/1時間52分
  • 監督=山下敦弘
  • プロデューサー=星野秀樹
  • 原作=佐藤泰志
  • 脚本=高田亮
  • 撮影=近藤龍人
  • 美術=井上心平
  • 音楽=田中拓人
  • 編集=今井大介
  • 出演=オダギリジョー、蒼井優、松田翔太、北村有起哉、満島真之介、松澤匠、鈴木常吉、優香

ストーリー

妻子と別れ、職も失った白岩(オダギリ)は、東京から故郷の函館に戻り職業訓練校に通いながら独り寂れたアパートに暮らしている。ある日、同じ訓練校に通う代島(松田)に誘われキャバクラに連れて行かれた白岩はそこで働く聡(蒼井)と出会う。個性的で時に危うさを感じさせる聡に戸惑う白岩だったが、次第に彼女に惹かれていく。

コメント

手に職をつけるよりも失業保険の延長のため職業訓練校に通う日々。教官だけがやる気のソフトボール大会。それぞれに事情を抱え行き場を失った登場人物たちの生きづらさは重いはずだが、本作が切り取る函館の短い夏の風景には、なにかを「成し遂げること」よりも「成し遂げられなかったこと」ににじんでくる人間性にこそ、その人の体温を感じられるように、うまくいかなさやどうしようもなさも含めて彼らが彼ららしく存在しているかけがえのなさに愛しさが募り、その温かさが印象的だ。

訓練生のなかで最もまともで普通だとされる白岩が、強烈な個性を持つゆえに孤独を抱える聡と出会い惹かれ、心の奥を見透かされ剥き出しにされながら今まで気付くことのなかった自分自身に向き合う。「あなたにあなたらしくいて欲しい」という祈りと、「わたしがわたしらしくある」という誓いが交差して生まれたイメージが境界を越えてゆくとき、それを祝福する世界の美しさと優しさがたまらなく素晴らしい。(宮)

団地

  • 2016年/「団地」製作委員会製作/キノフィルムズ配給/1時間43分
  • 監督・脚本=阪本順治
  • 製作総指揮=木下直哉
  • プロデューサー=武部由実子、菅野和佳奈
  • 撮影=大塚亮
  • 美術=原田満生
  • 音楽=安川午朗
  • 編集=普嶋信一
  • 出演=藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工、冨浦智嗣、濵田マリ、原田麻由

ストーリー

三代続いた漢方薬店をたたんだヒナ子(藤山)と夫(岸部)は、団地に越してきた。やがて夫は床下にこもるようになり、団地に住む人々の噂話の餌食になる。漢方薬を求めて夫妻のもとをたびたび訪れる青年(斎藤)にはある秘密があった……。

コメント

なにはともかく、藤山直美、岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司をはじめとして、でてくる役者たちが皆芸達者で、その演技のアンサンブルを観ているだけで楽しくなる。市井の人々の描写にリアリティがあるので、後半現実を超越した世界が現れてきても観客はそれを素直に受け入れることができる。藤山直美が最初に脚本を読んだ際、後半の展開に驚いて、監督に「病院に行った方がよいのでは」と進言したとの逸話が残っているが、阪本監督は出演する役者たちのもつ演技の「力」を信じてこのテーマを選んだのだと思う。

この夫婦のように家族や周囲の人々に対して純粋な愛を貫いていても、それを遠巻きに見ている住民からえげつない詮索や吹聴で貶めていかれるが、客観的に且つコミカルに描かれているので、それも世の常と思えてくる。終盤、この夫婦に救いの瞬間が訪れる。日常の生活に追われていると目の前に起こる出来事にしか目がいかなくなるが、天から俯瞰してみればそれはこっけいなことであり、真理は存在するのだということにこの作品は気づかせてくれる。感謝。(淳)

受賞者プロフィール

山下 敦弘

Yamashita Nobuhiro

1976年生まれ、愛知県出身。大阪芸術大学の卒業制作『どんてん生活』(99年)で注目を浴び、初の本格商業映画『リンダ リンダ リンダ』(2005年)でスマッシュヒットを飾る。『天然コケッコー』(07年)にて第32回報知映画賞・最優秀監督賞を最年少受賞。以降『マイ・バック・ページ』(11年)、『苦役列車』(12年)、『味園ユニバース』(15年)などを公開し、ドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」(15年/松江哲明監督と共同)では出演も兼ねた。本年は受賞作のほかに『ぼくのおじさん』を公開。

阪本 順治

Sakamoto Junji

1958年生まれ、大阪府出身。大学在学中より石井聰亙(現:岳龍)、井筒和幸、川島透ら各監督の現場にスタッフとして参加。89年、『どついたるねん』で監督デビュー、芸術選奨文部大臣新人賞、日本映画監督協会新人賞、ブルーリボン賞最優秀作品賞など多数受賞。藤山直美主演の『顔』(2000年)では日本アカデミー賞最優秀監督賞、毎日映画コンクール日本映画大賞・監督賞などを受賞した。『亡国のイージス』(05年)、『闇の子供たち』(08年)、『ジョーのあした -辰𠮷𠀋一郎との20年-』(16年)など代表作多数。17年に『エルネスト』を公開予定。

真利子 哲也

Mariko Tetsuya

1981年生まれ、東京都出身。法政大学在学中に8mmフィルムで自主制作した短篇『極東のマンション』(2003年)『マリコ三十騎』(04年)が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2年連続のグランプリを受賞。東京芸術大学大学院の修了作品『イエローキッド』(09年)は、高崎映画祭や日本映画プロフェッショナル大賞で新人監督賞など受賞多数。『NINIFUNI』(11年)はロカルノ国際映画祭で特別作品として選出され、『ディストラクション・ベイビーズ』(16年)は同映画祭の最優秀新進監督賞を受賞した。

柳楽 優弥

Yagira Yuya

1990年生まれ、東京都出身。『誰も知らない』(2004年)にて第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を日本史上最年少で受賞。『星になった少年』(05年)、『シュガー&スパイス~風味絶佳~』(06年)、『包帯クラブ』(07年)などに出演。さらに12年、蜷川幸雄演出舞台「海辺のカフカ」、14年、宮本亜門演出舞台「金閣寺」で主演を務め、活躍の場を広げる。近年は『クローズEXPLODE』『闇金ウシジマくんPart2』(いずれも14年)、『合葬』(15年)などに出演。本年は『ピンクとグレー』、『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』などが公開され、17年は『銀魂』の公開が控えている。

鈴木 卓爾

Suzuki Takuji

1967年生まれ、静岡県出身。8mm映画『にじ』(87年)がPFFアワード88にて審査員特別賞を受賞。脚本家・俳優としても活躍。監督作品として、『私は猫ストーカー』(2009年)が第31回ヨコハマ映画祭新人監督賞、第19回日プロ大賞新人監督賞&作品賞を受賞、『ゲゲゲの女房』(10年)が第25回高崎映画祭最優秀監督賞を受賞。そのほか東京国際映画祭正式出品作『楽隊のうさぎ』(13年)などがある。

三浦 友和

Miura Tomokazu

1952年生まれ、山梨県出身。74年『伊豆の踊子』で映画デビュー。相米慎二監督の『台風クラブ』(85年)で第10回報知映画賞助演男優賞を受賞。以後、『あ、春』(98年)、『M/OTHER』(99年)、『松ヶ根乱射事件』(2006年)、『転々』(07年)、『沈まぬ太陽』(09年)、『RAILWAYS~愛を伝えられない大人たち~』(11年)において数々の男優賞を受賞。近年の出演作に、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(05、07、12年)、『アウトレイジ』シリーズ(10、12年)、『ストロベリーナイト』(13年)など。本年は『64 -ロクヨン-』『葛城事件』に出演した。

オダギリジョー

Odagiri Joe

1976年生まれ、岡山県出身。第56回カンヌ国際映画祭に出品された『アカルイミライ』(2003年)で初主演を果たし、『血と骨』(04年)、『メゾン・ド・ヒミコ』(05年)、『ゆれる』(06年)、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(07年)、『舟を編む』(13年)、『FOUJITA』(15年)で数々の男優賞を受賞。そのほか、『パビリオン山椒魚』(06年)、『転々』(07年)、『たみおのしあわせ』(08年)などに出演。本年は『オーバー・フェンス』で主演を務め、『湯を沸かすほどの熱い愛』、『続・深夜食堂』にも出演。17年にも『エルネスト』が公開予定。

小泉 今日子

Koizumi Kyoko

1966年生まれ、神奈川県出身。多数のテレビドラマ、映画、CM、舞台などで活躍する日本を代表する女優。84年、『生徒諸君!』で映画主演デビュー。『快盗ルビイ』(88年)、『風花』(2001年)、『空中庭園』(05年)、『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』(08年)、『毎日かあさん』(11年)において女優賞を多数受賞。近年は『転々』(07年)、『マザーウォーター』(10年)などに出演。本年は『ふきげんな過去』に出演。12月に村上虹郎と共演する舞台「シブヤから遠く離れて」が控えている。

蒼井 優

Aoi Yu

1985年生まれ、福岡県出身。99年、ミュージカル「アニー」で舞台デビュー。2001年に岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』で映画初出演を果たし、『花とアリス』(04年)、『ニライカナイからの手紙』(05年)などに出演。『フラガール』(06年)で第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など映画賞を総なめにした。主な出演作に『百万円と苦虫女』(08年)、『おとうと』(10年)、『東京家族』(13年)『岸辺の旅』(15年)など多数。12月3日に『アズミ・ハルコは行方不明』、17年に『東京喰種トーキョーグール』『家族はつらいよII(仮題)』の公開が控えている。

前田 司郎

Maeda Shiro

1977年生まれ、東京都出身。劇作家、演出家、小説家、俳優、監督。2008年「生きてるものはいないのか」で第52回岸田國士戯曲賞を、09年小説「夏の水の半魚人」にて第22回三島由紀夫賞を、15年TVドラマ「徒歩7分」で向田邦子賞を受賞するなど多方面で才能を発揮。映画作品では『生きてるものはいないのか』(11年、原作・脚本)、『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』(11年、脚本)、『横道世之介』(12年、脚本)などがあり、監督作品として『ジ、エクストリーム、スキヤキ』(13年)、『ふきげんな過去』(16年)がある。

小泉 徳宏

Koizumi Norihiro

1980年生まれ、東京都出身。ROBOT所属。2006年『タイヨウのうた』で劇場長編映画監督デビューを果たし、大ヒットを記録。08年に佐藤隆太主演『ガチ☆ボーイ』を発表し、海外での評価も高く数々の海外映画祭で上映。以降、蒼井優・鈴木京香・竹内結子・田中麗奈・仲間由紀恵・広末涼子が出演した『FLOWERS』(10年)、佐藤健主演の『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13年)を手掛けた。本年は監督・脚本を務めた、広瀬すず主演の『ちはやふる-上の句-/-下の句-』が公開され、大ヒットした。

若葉 竜也

Wakaba Ryuya

1989年生まれ、東京都出身。90年、若葉劇団にて1歳3ヶ月で舞台デビューし、大衆演劇のチビ玉三兄弟として名を馳せる。98年にNHK大河ドラマ「徳川慶喜」に出演。以降、多数の映像作品や舞台に出演。主な映画出演作に『源氏物語 千年の謎』『DOG×POLICE 純白の絆』『GANTZ』(共に2011年)、『旅立ちの島唄 ~十五の春~』(13年)、『明烏 あけがらす』(15年)など。本年は『葛城事件』、オムニバス映画『アニバーサリー』が公開された。 17年に本広克行監督の『曇天に笑う』の公開が控えている。

村上 虹郎

Murakami Nijiro

1997年生まれ、東京都出身。俳優デビュー作『2つ目の窓』(2014年)で第29回高崎映画祭最優秀新人男優賞受賞。その後、『神さまの言うとおり』(14年)、『忘れないと誓ったぼくがいた』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『さようなら』(いずれも15年)などの映画やテレビドラマほか、舞台やCM、PVにも出演し、幅広く活動。本年は『ディストラクション・ベイビーズ』『夏美のホタル』『黒い暴動』などに出演。17年には『二度目の夏、二度と会えない君』、『武曲 MUKOKU』の公開が控えている。

松岡 茉優

Matsuoka Mayu

1995年生まれ、東京都出身。2008年、テレビ東京『おはスタ』のおはガールとして本格的にデビュー。『桐島、部活やめるってよ』(12年)で一躍注目され、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)で人気を得る。そのほか、『リトル・フォレスト 夏・秋』(14年)、『リトル・フォレスト 冬・春』『サムライフ』(共に15年)などに出演。本年は『猫なんかよんでもこない。』『ちはやふる -下の句-』に出演する一方、声優として『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』、『聲の形』に出演している。

小松 菜奈

Komatsu Nana

1996年生まれ、東京都出身。2008年、モデルとしてデビュー。以後、PV、CM、俳優としても活躍する。14年、中島哲也監督『渇き。』で第39回報知映画賞新人賞、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞、第69回毎日映画コンクール新人賞を受賞。以降、『近キョリ恋愛』(14年)、『バクマン。』(15年)などに出演。本年は、『黒崎くんの言いなりになんてならない』、『ヒーローマニア‐生活‐』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『溺れるナイフ』に出演。12月に『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、17年に『沈黙-サイレンス-』の公開が控えている。

プログラム一覧

11/19[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
オープニング
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
松岡茉優氏、佐藤貴博プロデューサー
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
向井秀徳氏、真利子哲也監督、森直人氏(映画ライター)
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
中川龍太郎監督の舞台挨拶有り
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/19[土] ベルブホール
11/20[日] ベルブホール
エルザ・シャルビ氏(ブリィヴ映画祭ディレクター)、ユベール・ヴィエル監督、岡本英之氏(プロデューサー)
11/20[日] ベルブホール
マチュー・オルレアン氏(シネマテーク・フランセーズ)
11/22[火] ベルブホール
11/22[火] ベルブホール
11/23[祝・水] ベルブホール
矢崎仁司監督
11/23[祝・水] ベルブホール
杉本拓氏(ギタリスト・作曲家)、鈴木卓爾監督、黒川幸則監督他
11/24[木] ベルブホール
11/24[木] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/26[土] ベルブホール
大橋裕之氏(漫画家)、神田松之丞氏(講談師)
11/26[土] ベルブホール
安川有果監督、渡辺真起子氏(女優)、月永理絵氏(「映画横丁」編集人)
11/27[日] ベルブホール
菊地成孔氏(音楽家)、韓東賢(ハン・トンヒョン)氏(社会学者)
11/27[日] ベルブホール
前田司郎監督、岡田徹氏(ムーンライダーズ)、松永良平氏(ライター)
11/26[土] ヴィータホール
中野量太監督、星野秀樹プロデューサー
授賞式
11/27[日] ヴィータホール
福島香織氏(フリージャーナリスト)
11/27[日] ヴィータホール
11/27[日] ヴィータホール
武田砂鉄氏(ライター)