第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM
一流のジャーナリストを目指す主人公、高須は学生運動で有名な学生寮、ぽろろ寮に取材に行くことになる。しかし、実際の学生たちは学生運動などしておらず、のらりくらりと暮らす日々を送っている。が、記事になって有名になりたいという思いから取材を受けてしまい嘘をついての学生運動がはじまる。
多くの映画があるなかで、小さい頃は一本の映画をリピートして観る。セリフを覚えるまで何度でも観る。すると、その映画の主人公や登場人物が生きていく上で自分の行動規範になっていたりすることがある。少なくとも僕はそうだった。
1993年生まれ、三重県出身。大阪芸術大学舞台芸術学科に入学し、1年間演技を学ぶ、その後映像学科へと転学科し卒業制作として、『虎穴にイラズンバ』を手がける。趣味はサウナ。
いつもの喫茶店に集い、意味の無いような時間を過ごす幼馴染みの四人組。「アナログ人間」の主人公・フミヤはそんな時間がずっと続いていくのだろうと思っていたが、気付くと周りの友人たちはすっかり大人になっていて、一人だけ取り残されてしまっていた。 変化を望まない青年の奮闘を、虚構と現実とを交錯させた秀逸な編集でコミカルに描く。
大人になり切れない感覚を、これからも忘れないようにしていきたいと思います。
1992年生まれ、新潟県出身。幼少期よりビデオカメラ等の撮影機材に興味を持ち、中学時代に独学で撮影や編集の技術を習得。自主映画の制作を始める。2015年、『モラトリアム・カットアップ』がPFFアワード2015に入選。第9回田辺・弁慶映画祭にて弁慶グランプリ、福岡インディペンデント映画祭2016にて準グランプリを受賞。
映画監督を志す青年(24)が歩んだ2013年の記録。彼女に貢がせ作った映画は大ヒンシュクを浴び、バイト先ではなじられ、親には勘当され、ストレスと借金と性欲だけが膨れ上がる日々。悩める若者とアウトサイダーたちが愚痴と妬み嫉みで織りなす人間模様と禁忌の哲学。そして希望と再生の物語。
『さいなら』をTAMA NEW WAVEで上映していただけることになり、大変嬉しく光栄であると同時に禁じ手みたいなお話なので同志である自主映画作家の皆さんがお怒りにならないか不安ですが、これは実話である。
1988年生まれ、千葉県出身。2009年 映画美学校 13期フィクションコース初等科修了。10年 映画制作チーム「楽しい時代」結成。13年 初長篇作『BAD SAMURAI FOREVER』制作。15年 『さいなら』制作。
社会のなかで上手く生きていけない中学教師 五十嵐優と、半端なヤクザ 島袋仁、エロチャットに没頭する 熊沢佳代。恩人である中野勝の葬式に出席するその時、3人の運命を変える“青い稲妻”が落ちる!?旅先で彼らが見つけたものとは……。シャララーシャラララー♪
映画って面白いですね。途中で自分たちの想像を超えたり化けたりする。ひとつ言えるのは人間って情けないってこと。総理大臣でもサッカー選手でも。それを隠しながらネクタイ締めて頑張ってる。「たまにはネクタイ緩めてもいいんじゃない?いいんじゃない??」って。そんな作品です。
1992年生まれ、愛知県出身、京都造形芸術大学卒業。今作にて2015年度京都造形大学映画学科学長賞受賞。笑顔がチャーミングで、熱く、かつ面倒くさい男代表。今日も世界の平和を願い、今もどこかでロックROCK、議論。(録音部=文)
大学入学後、誘われるがまま映画サークルに入った“僕”は、部室に置いてあったカメラを借りて映像日記を撮り始める。新しい環境のなか、行く先々で僕の前に必ず現れる一人の女の子。新入生?上級生?なんとなく気になってしまう僕は、ある時彼女から未完に終わった映画の続きを撮ってほしいと頼まれる。
画面の揺れにより具合を悪くしてしまう方もいらっしゃいます。気分が悪くなった時は、目を伏せるなどしてください。
1992年生まれ、東京都出身。大学3年の時に初めて映画を作る。処女作が学内コンクールでグランプリを受賞した際、内田けんじ監督より「映画監督か犯罪者になる」とのお言葉を頂戴する。今作はその後、3年の内省期を経て作られた。