第26回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【C-13】映画を横丁で語ろう2016

11/26[土] ベルブホール

チケット料金

一般
前売:1,200円 / 当日:1,400円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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ヤング・アダルト・ニューヨーク

  • While we're young
  • 2014年/アメリカ/キノフィルムズ配給/1時間37分
  • 監督・脚本=ノア・バームバック
  • 撮影=サム・レヴィ
  • 衣装=アン・ロス
  • 作曲=ジェームズ・マーフィ
  • 音楽監修=ジョージ・ドレイコリアス
  • 出演=ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アダム・ドライバー、アマンダ・サイフリッド、チャールズ・グローディン、アダム・ホロヴィッツ

ストーリー

8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督のジョシュ(B・スティラー)と妻のコーネリア(N・ワッツ)。40代になり、人生にも夫婦にも何かが欠けていると感じるようになったある日、ジェイミー(A・ドライバー)とダービー(A・サイフリッド)という20代のカップルと知り合う。自由でクリエイティブに生きる若い彼らに刺激を受けた2人は、再び活力を取り戻していくが……。

コメント

観た友人たちから「相当に痛い話だ」と聞いていたので覚悟して観た。友人たちも私もノア・バームバックと同世代。いつまでも若いつもりの売れない映画監督とその妻の話だなんて、どこかで聞いたような話じゃないか。

観たあとの感想。確かに痛くて苦い話だったし、若いカップルには腹も立ったが、なるべくしてこうなっているから自業自得とも言える。誰の味方もできないと思った。もちろん、心情的には主人公カップルに寄り添う。それでいて、観ている間中彼らと自分の違うところを探していた。「こんなに見栄をはったりしない」(だから、大丈夫)「こんな若いやつら別にうらやましくない」(だから、大丈夫)裏返せばやっぱりリアルだった。

いくつか発見もあった。ニューヨークも東京も40代が抱える問題は大差ないこと。アメリカではドキュメンタリーで成功する監督もいるってこと。

それにしても後からじわじわ効いてくる映画だ。今後フレンドリーに近づいて来る若いカップルなどいたら間違いなく警戒してしまうだろう。(黒) 

ゲストの紹介

安川 有果 監督

Yasukawa Yuka

1986年生まれ、奈良県出身。大阪美術専門学校で映像制作を学び、2010年に短編『カノジョは大丈夫』を監督。11年、CO2に提出した企画が通り『Dressing Up』を監督、13年に第14回TAMA NEW WAVEグランプリを受賞し、15年に劇場公開。第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。14年、『激写!カジレナ熱愛中!』を監督。

渡辺 真起子 氏

Watanabe Makiko

1968年生まれ、東京都出身。86年よりモデル活動を始め、88年に映画『バカヤロー! 私、怒ってます』で映画初出演。以後さまざまな作品に出演し、99年『M/OTHER』で第14回高崎映画祭にて主演女優賞を受賞。さらに2013年、『チチを撮りに』で第55回アジア太平洋映画祭にて最優秀助演女優賞など多数の賞を受賞。若手インディーズ系映画作品に意欲的に参加しており、第17回TAMA NEW WAVE「ある視点」部門で上映される『めぐりゆく。』にも出演している。

月永 理絵 氏

Tsukinaga Rie

1982年生まれ、青森県出身。映画酒場編集室として「映画横丁」編集人をつとめる。出版社勤務の後、現在はフリーランスで書籍や映画パンフレットの編集、また映画公開にあわせた選書フェアの企画などを手がける。2013年に個人冊子「映画酒場」を創刊、現在2号まで発売中。15年に創刊の「映画横丁」は今夏3号を発行。フリーマガジン「メトロポリターナ」でコラム「映画でぶらぶら」を連載中。

◯映画と酒の小雑誌「映画横丁」とは

 

いつもの通り道からふっと横道にそれるように、見知らぬ街の横丁で酒場をはしごするようにゆったりと映画を楽しみたい。そんな人たちに贈る小さな映画雑誌。毎号お酒に関連したおすすめの映画を紹介しています。最新号の特集は「ビールの美味しい季節」。

プログラム一覧

11/19[土] パルテノン多摩大ホール
授賞式
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
オープニング
11/19[土] パルテノン多摩小ホール
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
松岡茉優氏、佐藤貴博プロデューサー
11/20[日] パルテノン多摩小ホール
向井秀徳氏、真利子哲也監督、森直人氏(映画ライター)
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
11/23[祝・水] パルテノン多摩小ホール
中川龍太郎監督の舞台挨拶有り
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/26[土] パルテノン多摩小ホール
11/19[土] ベルブホール
11/20[日] ベルブホール
エルザ・シャルビ氏(ブリィヴ映画祭ディレクター)、ユベール・ヴィエル監督、岡本英之氏(プロデューサー)
11/20[日] ベルブホール
マチュー・オルレアン氏(シネマテーク・フランセーズ)
11/22[火] ベルブホール
11/22[火] ベルブホール
11/23[祝・水] ベルブホール
矢崎仁司監督
11/23[祝・水] ベルブホール
杉本拓氏(ギタリスト・作曲家)、鈴木卓爾監督、黒川幸則監督他
11/24[木] ベルブホール
11/24[木] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/25[金] ベルブホール
11/26[土] ベルブホール
大橋裕之氏(漫画家)、神田松之丞氏(講談師)
11/26[土] ベルブホール
安川有果監督、渡辺真起子氏(女優)、月永理絵氏(「映画横丁」編集人)
11/27[日] ベルブホール
菊地成孔氏(音楽家)、韓東賢(ハン・トンヒョン)氏(社会学者)
11/27[日] ベルブホール
前田司郎監督、岡田徹氏(ムーンライダーズ)、松永良平氏(ライター)
11/26[土] ヴィータホール
中野量太監督、星野秀樹プロデューサー
授賞式
11/27[日] ヴィータホール
福島香織氏(フリージャーナリスト)
11/27[日] ヴィータホール
11/27[日] ヴィータホール
武田砂鉄氏(ライター)