第34回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【D-3】TAMA NEW WAVEある視点 ―Vol.3―

11/17[日] ベルブホール
チケット情報

チケット料金

一般
前売:1,000円 / 当日:1,200円
子ども(4歳~小学生)
前売:800円 / 当日:900円

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teket(テケト)

▼窓口で購入

永山公民館(多摩市公民館)

取扱時間:9:00〜17:00
[休館日と祝日を除く。休館日:第1木曜、第3木曜]

関戸公民館(多摩市公民館)

取扱時間:9:00〜17:00
[休館日と祝日を除く。休館日:第1月曜、第3月曜]
会場アクセス

ベルブホール

〒206-0025 東京都多摩市永山1-5
小田急多摩線/京王相模原線「永山駅」より徒歩2分。ベルブ永山5階

折にふれて

  • 2024年/80分
  • 監督・脚本=村田陽奈
  • 撮影=山本優里
  • 音楽=ビードロ・ポンピイ
  • 出演=本田朝希子、豊山紗希、水上竜士、細井春平、寺田智彦、大城ひなた
予告編

作品紹介

もうすぐ20歳になり一人暮らしをするため家を出ていく“ふみ”。おせっかいな父と、10年間部屋のなかに閉じこもったままの兄、むっちゃんと3人で暮らしている。むっちゃんが見えない存在になっていることへのもどかしさを抱えたまま、ふみは残りの日々を過ごしていく。ある夜、ふみは日の沈まないまちに迷い込み、むっちゃんと邂逅する。幼い頃のようにたのしい時間を共にするが、そんな時間も長くは続かず……。

監督からのメッセージ

これまでの集大成である卒業制作として、仲間たちとともに愛を込めてつくりました。環境の変化を目前とした主人公の“ふみ”の目を通して、過ぎ去っていく時間を繋ぎ止めるように描いた作品です。登場人物たちや映画を受け取ったみなさんが「折にふれて」思い出すような存在になれたらと思っています。

村田 陽奈(むらた ひな)監督

2002年生まれ、大阪府出身。猫好き。京都芸術大学映画学科を卒業後、現在は映像制作会社で制作部・演出部としてCM、MV、映画制作に携わる。初監督作である短編映画『水魚の交わり』(21年)がSSFF&ASIA2022のジャパン部門に入選。初長編作である『折にふれて』(24年)は、SKIPシティDシネマ国際映画祭2024国内長編部門優秀作品賞を受賞した。

噛む家族

  • 2024年/49分
  • 監督・脚本・撮影=馬渕ありさ
  • 撮影=小川大智、真田大誠
  • 出演=東杏璃、阿部能丸、登坂香代子、隈坂健太、下東久美子、濱名香璃、本間駿佑、福田航、藤澤こころ、赤染萌、阿久澤菜々、田口ゆたか、齋藤英文、伊藤元人、辻智輝
予告編

作品紹介

人を見ると理性を失い、噛みつき感染させてしまうゾンビの家族。今まで人目につかないよう、家の中から一切出ることなく静かに暮らしていたが、外を知らない娘のために父親は、人間と共存していきたい、せめて自分たちを受け入れてほしいと考えていた。ある日、家の前で起こった事故の被害者に、娘が噛みついてしまったことをきっかけに、このままゾンビ感染者を増やしていこうと試みる父親。SNS上ではゾンビは物珍しく、多様性の時代だと一時は持てはやされるが、ゾンビ一家の炎上をきっかけに世論が変わっていく。

監督からのメッセージ

この映画は、現実世界と隣り合わせな、パニックではないゾンビ映画になっています。世論に振り回され立場がコロコロ変わっていく人間とゾンビたちを、楽しんで観ていただけたら嬉しく思います。宜しくお願い致します。

馬渕 ありさ(まぶち ありさ)監督

1995年生まれ、東京都出身。映像カメラマン、エディター。2019年に青山学院大学総合文化政策学部を卒業。監督作『山田』(19年)、新人監督映画祭にて短編部門グランプリ受賞、カナザワ映画祭、神戸インディペンデント映画祭 他で上映。『ホモ・アミークス』(23年)、下北沢映画祭にてグランプリ受賞、田辺弁慶映画祭、ぴあフィルムフェスティバル、MOOSIC LAB 2024 ほかで上映。

2人のギブス

  • 2024年/60分
  • 監督・脚本=日高虎太郎
  • 撮影=吉田芙羽
  • 音楽=青山涼
  • 出演=古見陽香里、古林南、田村明石、望月ゆうか、横山唯、ミノリ、中島優菜
予告編

作品紹介

ある夏の日、茹だるような熱気の中、片足にギプスを嵌め、松葉杖を突く2人の女生徒、愛花と詩織が連れ立って下校道を歩いている。2人は同じ高校に通い、同じバスケットボール部に所属している。愛花は部内のエースで、詩織は補欠。2人はインターハイ目前の練習中に起こった不慮の接触事故によって、互いに足を負傷し、それ以来、登下校など行動を共にしているのだ。そんな中、愛花の恋人である中谷がバスケ部のマネージャー、綾に部室で浮気をする場面を愛花と詩織は目撃するのだった……。

監督からのメッセージ

2年前の夏、駅の改札で僕はこの映画に登場する愛花と詩織のように互いに片足にギプスを嵌め松葉杖を突く2人の女子高生を目撃しました。勝手ながらその2人をモチーフに脚本を書き始めたことがこの映画の出発点です。この映画を通して再び彼女たちを目撃することができたなら。そんな想いで撮った映画です。

日高 虎太郎(ひたか こたろう)監督

1998年生まれ、佐賀県伊万里市出身。大学への進学を機に上京。日本映画大学を卒業後、演出部として映画やTVドラマ、配信作品などの制作に携わる。2023年から大学時代の先輩や同期と共に映画製作団体「小さな映画」として自主映画を精力的に制作する。その傍らストリップ劇場に勤務し、照明などを担当。また新宿ゴールデン街のバーでも働いている。現在は新たな脚本・監督作品を制作中。

結婚の報告

  • 2024年/68分
  • 監督=阪本武仁
  • 脚本=中野守
  • 撮影=飯田佳之、杉村高之、廣田恒平
  • 音楽=原夕輝
  • 出演=高橋里央、岡本智礼、市原朋彦、今村美乃、山田かな、古賀勇希、石井健太郎、神吉春果、井星 景、たけいまい、七海遼平、久保健太
予告編

作品紹介

長年友人だった田村(30歳)の母親と結婚することになった敦也(30歳)は、結婚を告白するため田村をバーに呼び出すが、田村に「相手が誰か当てるから言うなと」言われ、なかなか切り出せない。田村は敦也の結婚相手が自分の母とは知らず、下衆な質問を繰り返す。そんな様子を見ているバーの常連客 槇島(37歳)もこれから同じく結婚の報告をするという。槇島の待ち合わせの相手、尚実が現れ、槇島は披露宴のスピーチをしてほしいと頼むが――。関西を拠点に活動する人気劇団 中野劇団の傑作戯曲「結婚の報告」の映画化作品。

監督からのメッセージ

短編を撮ろうと思って始めた企画がスケベ心が出過ぎて気付いたら68分の長編作品になっていました。あまり大きな声では言えませんがとんでもなく短い期間で撮影して誕生した奇跡的な作品です。キャストスタッフの底力が凄まじかったです。本作は悲喜劇です。ぜひ笑って観ていただければ幸いです。

阪本 武仁(さかもと たけひと)監督

1981年生まれ、大阪市出身。NCF映像コース2期にて井筒和幸監督に師事し、『パッチギ!』に演出部ボランティアスタッフとして参加。卒業後、演出部として堤幸彦監督、生野慈朗監督、木村ひさし監督、中島哲也監督たちの現場で助監督を務める。映画『エターナル・マリア』(2016年)で長編映画の初監督を務め、2作目『レンタル×ファミリー』(23年)がロングランヒットを記録し、現在フィンランドで公開中。

プログラム一覧

牛尾憲輔氏(電子音楽家/劇伴作家/プロデューサー)、佐々木敦氏(思考家/HEADZ主宰)
齋藤潤氏、早瀬憩氏、伊藤さとり氏(映画パーソナリティ)
井上淳一氏(脚本・監督)、芋生悠氏、碧木愛莉氏、宮田岳氏、中野ミホ氏
北村匠海監督、萩原利久氏、藤堂日向氏、SYO氏(映画ライター)
山中瑶子監督、河合優実氏、五所純子氏(文筆家)
呉美保監督、忍足亜希子氏、中井圭氏(映画解説者)
石橋夕帆監督、岩田奏氏(俳優)、石山愛琉氏(俳優)
井口奈己監督、小川あん氏(俳優)
小関裕太氏、中川龍太郎監督
チャン・ゴンジェ監督、ソ・ジュニョン氏
チャン・ゴンジェ監督、菊地成孔氏(音楽家/文筆家)
有馬尚史監督、松田咲香氏(写真家)、小川紗良氏(文筆家・映像作家・俳優)
竹林亮監督、川和田恵真監督
山崎まどか氏(コラムニスト)、ゆっきゅん氏(DIVA)
大山顕氏、佐藤大氏、稲田豊史氏、速水健朗氏、妹尾朝子氏、山内マリコ氏
山内マリコ氏(作家)
村瀬大智監督、中山慎悟氏、百々武氏(写真家)
小路紘史監督、遠藤雄弥氏、森田想氏、後藤剛範氏、倉本朋幸氏