第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM

プログラム紹介

【B-2】この夏の星を見る

11/15[土] パルテノン多摩小ホール
  • 13:30-15:36
  • 15:50-16:30
    トーク
    ゲスト:中野有紗氏、辻村深月氏(作家)
    聞き手:中井圭氏(映画解説者)
チケット情報
  • 一般
     
    前売 1,900円
    当日 2,000円 
  • 子ども(4歳~小学生)
     
    前売 800円
    当日 900円 
  • 支援会員特別料金
    ― 
  • 障がい者特別料金
    ― 

インターネットで購入

チケット販売サービス teket [テケト]購入ページ

窓口で購入

永山公民館(多摩市公民館)

取扱時間:9:00〜17:00
[休館日と祝日を除く。休館日:第1木曜、第3木曜]
※「【A-1】第17回TAMA映画賞授賞式」のチケット購入については販売方法が異なりますので専用ページをご確認ください。

関戸公民館(多摩市公民館)

取扱時間:9:00〜17:00
[休館日と祝日を除く。休館日:第1月曜、第3月曜]
※「【A-1】第17回TAMA映画賞授賞式」のチケット販売はございません。

パルテノン多摩総合案内窓口

取扱時間:10:00〜19:00
[休館日を除く。休館日:11/10(月)・11/11(火)]
※パルテノン多摩が会場のチケットのみの販売となります。(【A-1】除く)
※パルテノン多摩の「オンラインチケット」および「電話予約サービス」はご利用いただけません。
会場アクセス

パルテノン多摩 小ホール

〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分。(パルテノン大通りを直進)

この夏の星を見る

  • 2025年/「この夏の星を見る」製作委員会製作/東映配給/126分
  • 監督=山元環
  • 原作=辻村深月
  • 総合プロデューサー=松井俊之
  • 脚本=森野マッシュ
  • 撮影=菅祐輔
  • 美術=小林蘭
  • 音楽=haruka nakamura
  • 主題歌=suis from ヨルシカ
  • 編集=瀧田隆一、熊谷夏帆
  • 出演=桜田ひより、水沢林太郎、黒川想矢、中野有紗、早瀬憩、和田庵、星乃あんな、岡部たかし、近藤芳正、朝倉あき

ストーリー

2020年コロナ禍で青春期を奪われた高校生たち。茨城の亜紗(桜田)は失われた夏を取り戻すため、<スターキャッチコンテスト>開催を決意する。東京では孤独な中学生・真宙(黒川)が同級生の天音に誘われ、大会に関わることに。一方、長崎五島ではコロナの風評に苦悩する円華(中野)が空を見上げる。手づくり望遠鏡で星を探す全国の学生たちがオンラインで繋がり、心を通わせていく。

コメント

忘れていた違和感が思い出された。2020年、まだ5年しか経っていないのか。

私たちは絵空事と思っていた本物のパンデミックを体験した。『この夏の星を見る』。

すてきなタイトルに込められたあの夏のくやしさがまざまざと蘇(よみがえ)ってくる。しかし、若者たちは知力を振り絞り、自分たちの夏を作りあげていく。いつの時代も闇を切り裂いていくのは若い力だ。考えて考えて仲間を信じて、一本の細い糸をたぐり寄せていく。辻村深月の原作を読んで、この感動を実写で観たいと直(す)ぐに思ったが、反面この若者群像を担える役者たちがいるのか、とも思った。そして封切り初日に観たスクリーンには紛れもなくあの亜紗や真宙、円華たちが望遠鏡を覗いていた。

希望は暗闇でこそひかり輝く。(昇)

ゲスト紹介

中野 有紗 氏

Nakano Arisa

2005年生まれ、東京都出身。モデル、女優。モデルとして、広告や雑誌などで活動中。女優として、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品『PERFECT DAYS』(23年、監督:ヴィム・ヴェンダース)に出演し、おおさかシネマフェスティバル新人女優賞を受賞。24年にオリジナル配信作品「まだゆめをみていたい」、25年にTVドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」に出演。26年春に日本・フィリピン合作『この場所』の公開が控えている。

辻村 深月 氏

Tsujimura Mizuki

山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004(平成16)年に「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞してデビュー。11年「ツナグ」で吉川英治文学新人賞、12年「鍵のない夢を見る」で直木賞、18年「かがみの孤城」で本屋大賞を受賞。ほかの作品に「ぼくのメジャースプーン」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」「盲目的な恋と友情」「ハケンアニメ!」「傲慢と善良」「琥珀の夏」「闇祓」「この夏の星を見る」などがある。

中井 圭 氏

Nakai Kei

兵庫県生まれ。映画解説者。「スティーヴン・スピルバーグ 映画の子」(KAWADEムック)「文藝別冊 クリストファー・ノーラン 増補新版」(河出書房新社)「森田芳光全映画」(リトルモア)などに映画評を寄稿。その他、WOWOW「映画工房」をはじめ、TV、ラジオ、雑誌、新聞、WEB、Podcastで映画解説を展開。さらに映画の枠を超えて、若年層の育成のため「偶然の学校」や「あしたメディア」でも活動中。