第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM
※前売券の購入枚数を1人あたり2枚までといたします。
※前売券はteket(Web)でのみ販売。永山公民館・関戸公民館・パルテノン多摩では販売いたしません。
駆け出しの小説家である「私」(草川)が、妻「彼女」(夏子)と出会ったのは大学最後の夏。私は彼女を唯一の親友「彼」(樋口)に引き合わせ、三人は心を通わせるようになる。しかし私は次第に彼の心の奥にある本当の彼を知ることとなり、三人の心情は徐々に変化していく。「こころ」の内を知ってしまった私たちの現在とは──。
毎年、日本映画放送と協働プログラムを実施しており、昨年は中川監督作「メロスの誕生」を上映、監督と主演・小関裕太によるトークで大いに盛り上がりました。今年はさらに放送直前イベントとして「こころ」をお届けします。監督に加え、主演の草川拓弥、樋口幸平をゲストに迎える豪華な時間となります。
ここで中川監督の言葉をご紹介します。
「学生時代から愛読していた夏目漱石の『こゝろ』にインスパイアされた物語を作れることは、文学を愛する者として恐怖でもありましたが、挑戦し甲斐もありました。自分の原点である『走れ、絶望に追いつかれない速さで』とも通底するモチーフで、特別な思い入れのある作品です。草川さんは青い炎、樋口さんは赤い炎。本当に二人と心の奥深くで繋がり、語り合い、涙を流しながら一緒に作品を生み出しました。彼らの情熱は凄まじく、これからも仕事を共にしたいと思いました。」
作品とトーク、どちらも楽しみで仕方ありません。(LS)
1994年11月24日生まれ、東京都出身。メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のメンバーとしても活躍中。2008年にドラマ「貧乏男子 ボンビーメン」で俳優デビュー。ドラマ「みなと商事コインランドリー」(22年)でドラマ初主演をつとめた。その他主な出演作にドラマ「海老だって鯛が釣りたい」(25年)などがある。現在、主演ドラマ「地獄は善意で出来ている」が放送中。12月はW主演ドラマ「こころ」、26年1月にはW主演ドラマ「俺たちバッドバーバーズ」の放送も控えている。
2000年11月30日生まれ、兵庫県出身。22年スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で主演桃井太郎/ドンモモタロウに抜擢される。その後ドラマ「体感予報」でアジア圏にも人気が広がり、「約束~16年目の真実~」、「離婚弁護士 スパイダー」、「MADDERその事件、ワタシが犯人です」、映画『ネムルバカ』などに出演。現在、主演ドラマ「恋フレ ~恋人未満がちょうどいい~」が放送中。12月はW主演ドラマ「こころ」が放送。
映画監督、脚本家。『四月の永い夢』(2017年)がモスクワ国際映画祭にて国際映画批評家連盟賞・ロシア映画批評家連盟特別表彰を受賞。『わたしは光をにぎっている』(19年)がモスクワ国際映画祭に特別招待。『静かな雨』(20年)が東京フィルメックスにて観客賞。『やがて海へと届く』(22年)がウディネ・ファーイースト映画祭に選出。近作に東京国際映画祭ガラ・セレクション部門正式招待作『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(23年)や『わかっていても the shapes of love』(24年)など。最新作『恒星の向こう側』(25年)が第38回東京国際映画祭コンペティション部門に選出。