第35回映画祭TAMA CINEMA FORUM
憧れの先輩・吉岡が所属する日ノ丸大学アメフト部のマネージャーとなった秋子(吉田)。だが、チームは顧問・澤田の指示により、さまざまな危険プレイを重ね、試合出場停止。しかも、キャプテンの平山から「吉岡は試合中の事故で死んだ」と告げられ、秋子はショックを受ける。
しかし、そこから一念発起し、自らアメフト選手になることを志願した秋子は、平山や親友の百合子の助けを借り、過酷な練習に打ち込む。
一方、城西署の刑事・沙織は、元部員の佐々木が関わるチームの重大な秘密を知るのだった……。
一昨年に公開された『野球どアホウ未亡人』は衝撃的な作品でした。野球映画にも関わらず登場人物が8人しかいない。しかも60分というコンパクトな上映時間にも関わらず謎の4部構成。本作品に魅せられた観客たちが日本中に溢れ、作品は超ロングランとなったのでした。そんな小野峻志監督の新作がアメフト映画の『翔んだタックル大旋風』なのです!
スポ根×ホラー×ラブコメという映画ファンならみんな大好きな要素がいっぱい詰まっています。料理に例えればハンバーグ×オムライス×カレーのような作品です(きっと)。観たらきっとMajiでKonya眠れなくなりそうです! 今回はプレビューとして一足早くご覧いただけます! お楽しみに!(よ)
1996年生まれ、埼玉県出身。日本大学芸術学部映画学科在学中に、堀雄斗らとともに「カブ研究会」を立ち上げ、映画制作を始める。2019年、卒業記念の短編『拾って捨てろ!』が「第5回新人監督映画祭」に入選。23年8月に、池袋シネマ・ロサにて公開された長編2作目『野球どアホウ未亡人』がSNSを中心に大きな話題を呼んだ。
大阪府出身。2021年映画『共振』(監督:樋口慧一) で映画デビュー。短編映画『息子さんのつくもさん』(監督:鹿野洋平)ではパルマジャパン国際短編映画祭2025最優秀俳優賞を受賞。小野峻志監督の前作『野球どアホウ未亡人』では野球に取りつかれていく主人公・水原夏子役を好演した。現在映画『MY MOTHER NEVER CRY』(監督:Koji Uehara) 、オムニバス映画『Mothers』(監督:難波望)が公開中。本年冬には映画『ゴリラホール』(監督:Koji Uehara)の公開が控えている。
1971年生まれ、東京都出身。バラエティ番組制作や「映画秘宝」編集部員を経て、2000年より映画評論家として、雑誌、ウェブ、劇場パンフなどに評論・インタビューを寄稿。香港の地元紙「香港ポスト」では25年に亘り、カルチャー・コラムを担当したほか、ライターとして多岐に亘って活動。今年はオフィシャルライターを務めた『トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦』の来日舞台挨拶MCを担当したほか、新文芸坐「香港映画セレクション」のアドバイザーなども務める。また、初プロデュース映画『翔んだタックル大旋風』(監督:小野峻志)が今冬公開。